衣浦湾にかかる衣浦大橋を渡り対岸に着くと、そこは半田市亀崎町になります。
道沿いに良く目立つ神社があり、車で通るときにはいつも通り過ぎていましたが、自転車で移動する今はそっけないことはしないで、立ち寄って見るだけの心情も湧いてきます。
亀崎の神前(かみさき)神社 ↓
(由緒をwikiより引用):社伝によれば、往古、神武天皇が大和入国の途中、この地に上陸して「天神洲(てんじんす)」と名付け、小祠を建て産土神として崇敬したのが始まりである。また、地名を神嵜(かんざき)と名付けた。これが同地の名の亀崎の由来とされる。
慶長17年(1612年)、当社は神武天皇が使用したという井戸がある現在の地に遷宮した。この井戸は「神の井」と呼ばれ、拝殿の裏に残っている。井戸を覗いて虫封じをする神事「虫封祭」が6月に行われる。
初め、神前天神と称したが、のち亀崎神社と名を改めた。明治4年、郷社に定められ、同18年、神前神社と改称し、県社に列せられた。(引用終了)
とあります。由緒書きはあとから知ったことで、生身の身体はこの石段を登り、明るい境内に入って行きます。
拝殿 ↓
開放的な造りの拝殿でお参りしてから、あたりを窺います。一段高まった裏手にも建物があり、そこに小さな本殿と、天満宮があるようです。
天満宮 ↓
天満宮にもお参りします。その左手の、やや古くて小さな建物が神前神社の本殿のようですが、近すぎて写真を撮り難かったので、撮らずにその場から離れます。
うそまことの石柱 ↓
心づくしの神さんが うそをまことに替(え)さんす ほんにうそかえおおうれし
と彫られています。
これは大阪の【初天神】鷽(うそ)替え神事ですが、
替えまひょ、替えまひょ、嘘を真に替えましょう
1月25日は、初天神。大阪天満宮では「初天神梅花祭」が斎行されます。
前日24日は「初天神梅花祭宵宮祭」で、午後1時より境内において
「鷽替え(うそかえ)神事」が行われます。
鷽替え神事は、境内に集まった善男善女が『替えまひょ』『替えまひょ』と
声を掛け合いながら「鷽鳥御守」を次から次へと交換していきます。
御守を次々替え合うと、“嘘(うそ)”が“真(まこと)”に替わるという、その神事が遠く離れたこの地でも行われるようですね。
月の名所 ↓
古くから景勝地として有名であった亀崎ですが、大正4年(1915年)11月に行われた大正天皇の大嘗祭において、京都御所悠紀殿の屏風絵に亀崎の月が描かれ、これにちなんだ和歌が詠まれたことから、「月の名所 亀崎」の名は一躍全国に知れ渡るようになり、愛知県知事から”勝景 亀崎の月”の選定を受けました。
神前神社のあるこの場所は小高くなっていて、眼前に衣浦湾の海面が見え、その向こうの東・南・西側は開けていて、月を観賞するには確かに優れていると思えます。
神前神社を離れて、再びサドルにまたがり、ペダルを漕ぎ出します。
半田市の町を抜けて、武豊町に来ました。
JRの武豊線は武豊駅が終着点ですが、名古屋鉄道は河和線が知多武豊駅よりも先にさらに南下していきます。
自転車で走る道は、名古屋鉄道の知多半田駅あたりから並行して走るようになっています。
富貴駅を過ぎたあたりで、線路と海岸に挟まれて走るようになってきました。
海岸が近づいているので、砂浜に下りてひと休みを入れます。
眼前に火力発電所が二つ見えています。こちら岸に武豊(たけとよ)火力発電所、対岸は碧南火力発電所です。
武豊(たけとよ)火力発電所 ↓
(wikiより引用)
1966年に1号機が運転を開始、4号機までが建設された。
設備の老朽化に伴い1号機が廃止された他、石油火力発電であるため「石炭利用拡大に関するIEA宣言」に基づき、2号機を長期計画停止させるなど、低稼働率状態が続いていたが、2011年5月23日、中部電力は浜岡原子力発電所の稼働停止要請を受け、長期計画停止火力機の再稼働を決定]、2号機を7月31日に再稼働させた。
2015年2月6日には、石油火力である旧発電設備を廃止し、新たに高効率の石炭火力を新設するリプレース計画が発表され、2016年3月31日に2~4号機が廃止された。ただ、LNGコンバインドサイクル発電と比べて二酸化炭素の排出量が大幅に多いため、地球温暖化をはじめとする環境への悪影響が懸念された。そこで石炭に木質バイオマス燃料(木質ペレット)を混焼して二酸化炭素の排出量を抑えることとした。バイオマス発電電力量は約12億kWh/年、CO2排出削減量は約90万トン/年削減(石炭専焼時と比較)の計画である。(引用終了)
碧南火力発電所 ↓
(wikiより引用)
1991年10月に1号機が運転を開始、5号機までが建設された。
3号機は主蒸気温度538℃、再熱蒸気温度593℃、主蒸気圧力24.1MPaとし、日本で初めて超々臨界圧のボイラーおよび蒸気タービンを採用した。4、5号機の出力は国内最大規模の100万kWであり、2011年現在、石炭火力としては国内最大、世界でも最大級の火力発電所である。(引用終了)
施設建設後に世界的規模で沸き起こった、地球温暖化問題は寝耳に水だったことでしょうね。
今後の推移に注目せざるを得ません。
砂浜から遠くの山並みを眺めて、山座同定作業に入ります。
五井山など ↓
渥美半島の山並み ↓
これから向かう方角にも ↓
知多半島の先端近くに高い建物があります。あの建物は地上34階建てのリゾートマンションで、チッタナポリタワーというものです。
これが普通のホテルだったら一度は泊まってみたいものですね。
浜辺を後にして師崎を目指して気を張って漕いで行きます。
師崎の羽豆岬に到着 ↓
知多半島の先端近くの波打ち際まで来ました。近くの護岸内に自転車を止めます。
神社の鳥居 ↓
羽豆岬には小高い岩山があり、羽豆神社もその山の上にあります。そこまでの参道がなかなか趣のある道なんです。
鳥居をくぐって歩いて行けば、良いことに遭遇出来ると考えて来てます。
天然記念物の境界表示 ↓
「羽豆神社の社叢は、国の天然記念物」に指定されています。
ウバメガシを主とした暖地性常緑樹林が内陸部の植物景観と差異があるということです。
神島 ↓
岩山の参詣道に取付く前にちょいと覗き込んだら、伊良湖水道の神島が見えています。およそ17km先になります。
道沿いに良く目立つ神社があり、車で通るときにはいつも通り過ぎていましたが、自転車で移動する今はそっけないことはしないで、立ち寄って見るだけの心情も湧いてきます。
亀崎の神前(かみさき)神社 ↓
(由緒をwikiより引用):社伝によれば、往古、神武天皇が大和入国の途中、この地に上陸して「天神洲(てんじんす)」と名付け、小祠を建て産土神として崇敬したのが始まりである。また、地名を神嵜(かんざき)と名付けた。これが同地の名の亀崎の由来とされる。
慶長17年(1612年)、当社は神武天皇が使用したという井戸がある現在の地に遷宮した。この井戸は「神の井」と呼ばれ、拝殿の裏に残っている。井戸を覗いて虫封じをする神事「虫封祭」が6月に行われる。
初め、神前天神と称したが、のち亀崎神社と名を改めた。明治4年、郷社に定められ、同18年、神前神社と改称し、県社に列せられた。(引用終了)
とあります。由緒書きはあとから知ったことで、生身の身体はこの石段を登り、明るい境内に入って行きます。
拝殿 ↓
開放的な造りの拝殿でお参りしてから、あたりを窺います。一段高まった裏手にも建物があり、そこに小さな本殿と、天満宮があるようです。
天満宮 ↓
天満宮にもお参りします。その左手の、やや古くて小さな建物が神前神社の本殿のようですが、近すぎて写真を撮り難かったので、撮らずにその場から離れます。
うそまことの石柱 ↓
心づくしの神さんが うそをまことに替(え)さんす ほんにうそかえおおうれし
と彫られています。
これは大阪の【初天神】鷽(うそ)替え神事ですが、
替えまひょ、替えまひょ、嘘を真に替えましょう
1月25日は、初天神。大阪天満宮では「初天神梅花祭」が斎行されます。
前日24日は「初天神梅花祭宵宮祭」で、午後1時より境内において
「鷽替え(うそかえ)神事」が行われます。
鷽替え神事は、境内に集まった善男善女が『替えまひょ』『替えまひょ』と
声を掛け合いながら「鷽鳥御守」を次から次へと交換していきます。
御守を次々替え合うと、“嘘(うそ)”が“真(まこと)”に替わるという、その神事が遠く離れたこの地でも行われるようですね。
月の名所 ↓
古くから景勝地として有名であった亀崎ですが、大正4年(1915年)11月に行われた大正天皇の大嘗祭において、京都御所悠紀殿の屏風絵に亀崎の月が描かれ、これにちなんだ和歌が詠まれたことから、「月の名所 亀崎」の名は一躍全国に知れ渡るようになり、愛知県知事から”勝景 亀崎の月”の選定を受けました。
神前神社のあるこの場所は小高くなっていて、眼前に衣浦湾の海面が見え、その向こうの東・南・西側は開けていて、月を観賞するには確かに優れていると思えます。
神前神社を離れて、再びサドルにまたがり、ペダルを漕ぎ出します。
半田市の町を抜けて、武豊町に来ました。
JRの武豊線は武豊駅が終着点ですが、名古屋鉄道は河和線が知多武豊駅よりも先にさらに南下していきます。
自転車で走る道は、名古屋鉄道の知多半田駅あたりから並行して走るようになっています。
富貴駅を過ぎたあたりで、線路と海岸に挟まれて走るようになってきました。
海岸が近づいているので、砂浜に下りてひと休みを入れます。
眼前に火力発電所が二つ見えています。こちら岸に武豊(たけとよ)火力発電所、対岸は碧南火力発電所です。
武豊(たけとよ)火力発電所 ↓
(wikiより引用)
1966年に1号機が運転を開始、4号機までが建設された。
設備の老朽化に伴い1号機が廃止された他、石油火力発電であるため「石炭利用拡大に関するIEA宣言」に基づき、2号機を長期計画停止させるなど、低稼働率状態が続いていたが、2011年5月23日、中部電力は浜岡原子力発電所の稼働停止要請を受け、長期計画停止火力機の再稼働を決定]、2号機を7月31日に再稼働させた。
2015年2月6日には、石油火力である旧発電設備を廃止し、新たに高効率の石炭火力を新設するリプレース計画が発表され、2016年3月31日に2~4号機が廃止された。ただ、LNGコンバインドサイクル発電と比べて二酸化炭素の排出量が大幅に多いため、地球温暖化をはじめとする環境への悪影響が懸念された。そこで石炭に木質バイオマス燃料(木質ペレット)を混焼して二酸化炭素の排出量を抑えることとした。バイオマス発電電力量は約12億kWh/年、CO2排出削減量は約90万トン/年削減(石炭専焼時と比較)の計画である。(引用終了)
碧南火力発電所 ↓
(wikiより引用)
1991年10月に1号機が運転を開始、5号機までが建設された。
3号機は主蒸気温度538℃、再熱蒸気温度593℃、主蒸気圧力24.1MPaとし、日本で初めて超々臨界圧のボイラーおよび蒸気タービンを採用した。4、5号機の出力は国内最大規模の100万kWであり、2011年現在、石炭火力としては国内最大、世界でも最大級の火力発電所である。(引用終了)
施設建設後に世界的規模で沸き起こった、地球温暖化問題は寝耳に水だったことでしょうね。
今後の推移に注目せざるを得ません。
砂浜から遠くの山並みを眺めて、山座同定作業に入ります。
五井山など ↓
渥美半島の山並み ↓
これから向かう方角にも ↓
知多半島の先端近くに高い建物があります。あの建物は地上34階建てのリゾートマンションで、チッタナポリタワーというものです。
これが普通のホテルだったら一度は泊まってみたいものですね。
浜辺を後にして師崎を目指して気を張って漕いで行きます。
師崎の羽豆岬に到着 ↓
知多半島の先端近くの波打ち際まで来ました。近くの護岸内に自転車を止めます。
神社の鳥居 ↓
羽豆岬には小高い岩山があり、羽豆神社もその山の上にあります。そこまでの参道がなかなか趣のある道なんです。
鳥居をくぐって歩いて行けば、良いことに遭遇出来ると考えて来てます。
天然記念物の境界表示 ↓
「羽豆神社の社叢は、国の天然記念物」に指定されています。
ウバメガシを主とした暖地性常緑樹林が内陸部の植物景観と差異があるということです。
神島 ↓
岩山の参詣道に取付く前にちょいと覗き込んだら、伊良湖水道の神島が見えています。およそ17km先になります。
自転車なれば、
車道を自動車と並行して走るでありましょう。
安全運転。
亀崎の神前(かみさき)神社
立派な神社で拝殿はまだ新しきようですね・・・・・。
武豊火力発電所、
「長期計画停止火力機の再稼働を決定]オット石炭を燃やす、
小泉環境大臣の泣き面に蜂。
武豊!?
・ 武豊は騎乗と火力馬力出し (縄)
、
事物をしっかり見るためには止まるのが一番ですね。
移動速度が速まるとそれだけ見逃すものも多くなりますから、こういうことはなんだか人生の暗示めいてきますね。
海の色は空の色を反映すると聞きますが、上掲はほとんどが逆光線で、上手く表現できませんでしたが、テトラポッドを写し込んだ画だけは、順光線であり、この時見た海の色に近いと思います。
俳句や和歌を嗜まれる縄文人様は自由自在ですね。
武豊(たけとよ)をジョッキーの武豊(たけゆたか)さんに置き換えられるなんて真からの自由人だと思いました。
愛知県人は武豊は「たけとよ」読みをしますので、思いつかないことでした。
念のために記事本文中にふりがなを付けておきました。
自転車走行で常に頭から離れないことは、自動車との事故を起こさないことでした。それはこちらが注意していても相手さんの不注意によっても事故の巻き添えにもなりますね。
そういうことで、いで立ちは派手目にして、相手から目につくようにすることも心掛けています。
夜間走行時には光るものを多く身に着けて、車体にも後ろ側に点滅式の灯火を括りつけ、目立つようにしています。
道路が広いところでは自転車用のレーンを示す白線が引かれていますが、そうではない狭い道もあります。
こういう時はやむを得ないことですので、最左端を真っ直ぐに走るように心がけています。
神前神社は以前からお参りしたいところでした。
拝殿は新しくて、明るい中にも清々しさがありました。
武豊と碧南の火力発電所ですが、これからの運営が心配です。
ついこの前までは何の心配もなかったのに、地球温暖化の原因とされる物質を大量に排出しているわけですから、肩身の狭いことでしょうね。
こういう問題を前にして、小泉大臣の立場も微妙ですね。