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トネリコバノカエデ

 南大沢5丁目の遊歩道に植栽されている「トネリコバノカエデ(とねりこ葉の楓)」。ムクロジ科(←カエデ科)カエデ属の落葉高木で、学名の “Acer negundo” から「ネグンドカエデ」とも呼ばれている。雌雄異株で樹高は20メートルを超えるものもあるようだが、これはせいぜい3メートルほど。葉の様子からはカエデの仲間とは思えないが、果実を見るとその仲間だというのがわかる。しかし残念ながらカエデのように紅葉はしない。北アメリカ原産で日本には明治時代以降に入ってきたが、葉がトネリコに似ていることから名付けられた。英名は “Ash-leaved maple” で “Ash” はトネリコのこと。
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ヨモギ

 道端で良く見掛ける「ヨモギ(蓬)」だが、写真はヨモギシロケフシタマバエによって作られた球状の虫こぶで “ヨモギハシロケタマフシ(蓬葉白毛玉五倍子)” と呼ばれるもの。直径6~7ミリで葉や茎に形成され周りは白い毛で覆われている。ヨモギにはそのほかにも、ヨモギクキコブフシヨモギクキワタフシなどの虫こぶがある。ヨモギはキク科ヨモギ属の多年草。
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ヒヨドリジョウゴ・3~果実

 久し振りに見ることができた「ヒヨドリジョウゴ(鵯上戸)」の果実。花は良く見掛けているが、果実が出来る前に刈られることが多く、今年見ていた南大沢4丁目でもすっかり刈られてしまった。ここは長沼公園 “西の沢” で、草刈りが行われるような場所ではない。ここなら来年も花や果実が見られるだろう。果実は液果で直径は7~8ミリ。ヒヨドリが群がって酒飲みのように騒ぐという意味で名付けられているが、特にヒヨドリが好んで食べると言うことでもない。果実は有毒で誤食すると頭痛や嘔吐を引き起こす。ヒヨドリジョウゴはナス科ナス属のつる性多年草。
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オジギソウ・3~葉

 先日、「オジギゾウ(お辞儀草・含羞草)」の可愛い花剛毛の果実を観察したが、やはり名前の由来になっている “葉” を撮っておかなければならないだろう。写真はオジギソウの葉に触れて葉がだんだん閉じている様子だが、これから基部の小葉の数枚が閉じて全体が垂れ下がる。そして20分もすればまた元の状態に戻っていく。この仕組みは、葉に接触の刺激があると電気信号のように運動器官である主葉枕(しゅようちん:葉柄の基部で空気枕のようなもの)に伝わり、その細胞の中の水分が移動することによって小葉が閉じて垂れ下がるということらしい。またネムノキと同じように夜は葉を閉じて眠る。植物はとても不思議で面白い。オジギソウはマメ科オジギソウ属の多年草(寒冷地では一年草扱い)。
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カツラ・7~街路樹

 南大沢中郷公園南の街路樹は「カツラ(桂)」が植えられている。カツラはカツラ科カツラ属の落葉高木で、ハート型の葉が可愛らしく黄葉の時期には甘い香りを漂わせるのが嬉しい。ここの街路樹は柚木街道大田平橋から清水入緑地北の南大沢交差点付近まで約2キロ続いているが、黄葉は既に終盤で葉はかなり散ってしまった。
 さて以前にも触れたが、東京の銀座通りのヤナギ並木がカツラ並木に変わりつつある。銀座の街路樹は、明治時代初期はサクラやマツだったが土地に合わず全て枯れ、すぐにヤナギに変えられた。しかし大正10年(1921年)の車道拡幅の際に全て引き抜かれ、再びヤナギが植えられたのは昭和7年(1932年)だった。その後、ヤナギ並木は長く続いたが、樹の老化や電線地中化工事などに伴い、上空をスッキリさせるという意図で低木のシャリンバイなどに植え替えられてきた。
 このたび2020年の東京オリンピック・パラリンピックを前にした景観整備の一環として、銀座通連合会と国交省東京国道事務所が 『銀座通りにふさわしい大きな “景” をつくる』『冬のイルミネーションに似合う』 などの条件に合う樹を探し、円錐形の美しい樹形に育つカツラを選んだ。ヤナギ復活を願う声も多かったようだが、今の銀座には川が無く水を好むヤナギの育成は困難と判断したようだ。植樹されるのは中央通りの銀座1~8丁目の約1キロで、道路の両側に約140本植えられる。東側の半分は昨冬に植え替え済みで、東側の残りの半分と西側全部を来年3月までに終える予定とのこと。銀座のカツラの新緑や黄葉をその香りとともに楽しみたい。
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ヤブマメ・2~果実

 このブログでは花だけでなく果実や冬芽など、四季を通じて植物の色々な姿を載せるようにしている。しかし中には撮り忘れているものもあり、この「ヤブマメ(藪豆)」の果実は初めての掲載となった。莢の長さは2.5~3センチで中には直径4ミリほどの種子がある。ヤブマメには地上部の開放花のほかに地上部と地中に閉鎖花があり、地上部のものは以前撮ることができたが、地中のものはまだ観察できていない。また地上部の閉鎖花から出来た果実は丸く種子はひとつしか入っていないようだがこれもまた宿題。ヤブマメはマメ科ヤブマメ属のつる性一年草。
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タコノアシ・3~小山田緑地

 小山田緑地 “小山田の谷” の溜池で見られる「タコノアシ(蛸の足)」。ユキノシタ科(←タコノアシ科)タコノアシ属の多年草で、熟した赤い果実が吸盤のあるタコの足に見えることから名付けられている。当地では堀之内沖ノ谷戸公園で生育を確認していたが、ここにあるのは初めて知った。果実は熟し始め “茹で蛸” はちょうど見頃。
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マヤラン・4~長沼公園

 先日、果実を撮った時に蕾があったので、確認に来てみるとちゃんと開花していた。「マヤラン(摩耶蘭)」は7月頃と9月頃の二季咲きだが、今年の猛暑のせいか、サイクルを狂わされたのかも知れない。ここは長沼公園 “霧降の道” の頂上付近で3株ほど見られる。マヤランはラン科シュンラン属の菌従属栄養植物(腐生植物)。
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散歩道・26~首都大学東京牧野標本館

 首都大学東京キャンパスに “牧野標本館” がある。故牧野富太郎博士(1862~1957・名誉都民)が収集された植物標本(牧野標本)約40万点が、博士の没後に東京都立大学(現首都大学東京)に寄贈され、都立大では理学部に “牧野標本館” を設置し整理と保管に当たってきた。現在の所蔵標本は、重複分を除いた牧野標本約16万点を核として、世界各国の標本館等との交換で取得した標本と、本大学の研究者による収集標本を合わせて約50万点とのこと。
 今月7日から18日までの予定で、標本館別館にて 『多摩市なな山緑地の植物標本展 明日へ繋ぐ里山の記録』 が開催されている。これは多摩市和田にある “なな山緑地” の自然を守る地元のボランティア団体が、里山の自生植物の標本を展示しているもの。 “なな山緑地” の存在は初めて知ったが、地図で確認すると我が家から約6キロほどのところにある。機会があれば一度訪れてみよう。写真はササバギンラン(笹葉銀蘭)の標本。
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キッコウハグマ・8~小山田緑地

 小山田緑地 “小山田の谷” で今年も見ることができた「キッコウハグマ(亀甲白熊)」の開放花。キク科モミジバハグマ属の多年草で、この開放花を見るために10月下旬から何度も訪れていた。この界隈ではここ小山田緑地と長沼公園にあることを去年知り、小山田緑地の “小山田の谷” と “梅木窪分園” では開放花を確認していた。長沼公園では今年も閉鎖花しか確認できておらず、小山田緑地の “梅木窪分園” では、今年はその株も見られなくなっていた。この “小山田の谷” が最後の砦となっていたが、ようやく開放花を2つ見つけて一安心。キッコウハグマの頭花は直径8~9ミリで、ひとつの花のように見えるが、3個の小花からなっている。ひとつの小花の幅は4~5ミリで花冠は5裂している。
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