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怪物ボクサー、井上尚弥

2023-07-27 06:55:27 | 格闘技


ボクシングの井上尚弥が、日本人として2人目という4階級制覇を成し遂げました。

井上尚弥は1993年生まれの30歳。3児の父親でもあります。
その戦績は25戦全勝(KO22)つまりノックアウトでの勝利は88%と圧勝なのです。
先日、アメリカのスティーブ・フルトンに勝ち、
日本人として2人目の4階級制覇という大記録を達成しました。



一人目は、井岡一翔(かずと)・・既に引退しています。
身長は井上と同じ165センチでした。



今回の対戦相手、フルトンは、井上より1歳年下の29歳。
21戦全勝(KO8)と、やはり全勝を誇っていました。
ただ井上に比べてKO率は低いですね。

全勝同士の対決は、8回TKO(テクニカルノックアウト)で井上に軍配が上がりました。
負けたフルトンは、素直に井上の凄さを認め、何かスッキリした感がありました。

井上が達成した階級は、わかり易い様に書くと、
49キロー52キロー53キロー55キロの4階級です。
彼の身長が165センチですから、ここらが限界かもしれません。

こういった特別視される選手というのは、才能もそうですが、
とにかく練習量が半端ではないみたいです。



去年行われた、元ボクシング世界チャンピオンと、
総合格闘家、朝倉未来(みくる)との試合は、
専門家も私も「朝倉は負ける」の予想通り、メイウェザーのKO勝でした。
全身のどこでも使っていい総合格闘技と、手だけのボクシングは全然違います。
手だけの戦いだったら、それだけで勝ち抜いてきたメイウェザーに朝倉が勝てる筈がありません。

そしてメイウェザーは、こう言ってました。
相手が練習してる時も、俺は練習していた。
相手が休んでいる時も、俺は練習していた。
相手が寝てる時も、俺は練習していた。





以前、大島宏成という、入れ墨ボクサーと言われた選手がいました。
以前やっていたテレビ「ガチンコファイトクラブ」
竹原慎二が出ていた番組ですが、
そこにある日、大島宏成が乗り込んで来て放ったひと言。
「おまえらのやってる事は遊びなんだよ。俺は試合の時は相手を殺す気でやってるんだよ」



そこまで豪語した大島は、
後に世界チャンピオンになった、畑山隆則と同じジムにいたのですが、
大島が「おい、帰るぞ」と言っても、
畑山は「今日はチョッと体重が重いので絞ってから帰ります」と言いました。
日が変わって「おい帰るぞ」と言っても畑山は「もう少しやっていきます」と、
遂に一緒に帰る事はなかったそうで、
「試合の時は相手を殺す気だ」と言った大島は、「こいつには敵わない」と思ったそうです。
そして大島は世界チャンピオンにはなれず、畑山は世界チャンピオンになりました。

ボクシングもそうですが、格闘技というのはとに角練習なんですね。
勿論、才能がその前にあるのですが、
同じ才能だったら、とにかく練習、明けても暮れても練習。
他人が休んでいる時、遊んでいる時、寝ている時、
貴方はひたすら地道に練習する事が出来ますか?
それが出来ない人は、絶対に世界チャンピオンなどにはなれません。

井上尚弥、嬉しいですね、凄い人が現れたもんですね。



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