ユーチューブで朝倉未来(ミクル)という格闘家を知りました。
彼の強さは半端じゃないよと、すぐにファンになり、試合の動画は全て観ました。
現在29歳の彼は30歳になったら格闘家を辞めると公言しています。
先日行われ世間の話題になった企画。
「朝倉未来に勝ったら1000万円」は、やはり彼の完全勝利でした。
しかし、世間はその事で賛否両論と言うか、否定する人が多くなっています。
いわく「朝倉は素人ばかりを相手にした」
3人の対戦相手のうち2人は完全な素人。
1人はアマとプロとの中間みたいな人でした。
結局は弱い物イジメじゃないか。という意見が多いのです。
これには流石の朝倉選手も、全部とは言いませんが、
一部認めざるを得なくなってしまいました。
私も、試合前はのぼせていましたが、試合後の後味の悪さはどう仕様もなかった。
11月23日の私のブログにも、
「シバターを見直した」で書いたのですが、
格闘家であるシバターも、その点を指摘し「あれは良くない企画だった」と述べています。
自分が過去にボコボコに叩きのめした、自分より弱い格闘家シバターに、
逆に言葉で叩きのめされたのが気に入らなかったのか、
朝倉未来はシバターに絶縁状を叩きつけ絶交宣言をしました。
そういった現在の彼の大人げない言動は興醒めです。
確かに強い、でも本当に強い男のする事ではない、そう感じています。
ホイス・グレーシーというブラジルの格闘家がいます。
現在55歳になった彼は、もう現役を退いているのかもしれませんが、
1993年(27歳)の時に行われた、
UFC(アメリカの総合格闘技)第一回大会で優勝し、
第二回、第四回と3度の優勝を果たした強豪です。
彼が優勝した事は、全ての格闘技界に一大センセーションを巻き起こしました。
その戦い方が、今までの全ての格闘技の常識をくつがえす戦い方だったからです。
彼の戦い方(ブラジリアン柔術)は、相手にタックルして横倒しにしてしまい、
相手の上に馬乗りになってしまうのです。
そうなると、相手がいくら空手の達人であろうが何だろうが、
もう手も足も出せずに叩かれるがままで、ギブアップするか締め落とされるかです。
何しろ彼の体格は、185センチ。80キロなんです。
そんな格闘家とも思えない細い身体の男に、全員が手も足も出ずに陥落。
格闘技界に衝撃が走った訳です。
ホイスグレーシーが負かした相手の体格を見てみましょう。
183-90・・・185-95・・・196-98・・・193-120
188-102・・・191-112・・・188-113。
これこそ真の格闘家という体格ばかりです。
それに比べ、朝倉未来の体格は、177ー66。
ホイスグレーシーに比べてかなり小さいです。
しかし、ホイスが戦った相手は全てがプロの選手でした。
ホイスに比べれば小さい朝倉でも、相手がアマチュアというのはダメだよ。
ホイスが自分より大きなプロを相手に戦って堂々と優勝したのだから、
朝倉も、もうアマチュア如きに勝って、いい気になってるのは、もうウンザリ。
ホイスグレーシーは、自分の兄、ヒクソン・グレーシーは、
自分の10倍強いと言っています。
ヒクソン・グレーシー・・178センチ。84キロ。
彼は弟以上に小さな体格ですが、400戦無敗を誇っていました。
日本人のプロレスラー高田延彦には2回戦って負けなし。
同じくプロレスラーの舟木誠勝戦では舟木を失神KOで負かせています。
ヒクソン兄弟が、小さな体格で堂々とプロを相手にしているのですから、
朝倉未来も、プロを相手にしなければなりません。
と言っても、彼は30歳になったら引退するそうなんですけどね。
よく、芸能界ケンカ最強といった事が話題になりますが、
芸能界というのはアマなんでプロではありません。
アマチュアがプロに勝てる訳がないのです。
アマとプロとはまるで桁が違うのです。
そんなアマチュアの素人集団に勝ったからといって、
そんな事はプロのする事ではありません、プロだったらプロを相手にしなければダメ。
興醒めの朝倉未来よ、おさらばです。
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