河童の歌声

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コロナウィルスと共に生きる

2024-08-21 06:41:33 | 日記
2020年1月16日。
中国・武漢から帰国した神奈川県の男性から初めてコロナウィルスが確認されました。



翌月、2月5日に、横浜港に大型クルーズ船ダイアモンド・プリンセス号が入港しました。
この乗客、船員から10名の感染者が確認されます。
日本のコロナ禍はここから始まりました。
そんな連中は船内に隔離して封じ込めてしまえばいい、そう本気で思いました。
しかし、ウィルスという目に見えない悪魔に、そんな可愛い人間の気持ちなど伝わる筈もなく、
日本中にウィルスがばら撒かれるのは、実にアッという間の出来事でした。

それからの日本は、正気を失った子供も同然でした。
連日連夜のテレビ報道に、私達は翻弄されるばかり。
〇〇大学の専門家、〇〇病院の権威。
私達に、ウィルスなどの知識は何もないのですから、
そういった人達の言う事を「ご無理御尤も」と従うしかありません。
でも私達現代人には、病気がウィルスから来るのだとは分かっています。
それが目に見えないごく小さな物である事は分かっています。
ですから、その物体をどうやって殺すか、
その物体から身を護るには、どうしたらいいのかを考ればいいのです。



それは西暦1300年代にヨーロッパ全土を恐怖に包み込んだ、
ペスト(黒死病)の恐ろしさに比べればまだ全然いい方です。
その当時は顕微鏡も無く、ウィルスなどという物質の存在も知らなかったのですから。
なので、対処法など分かる筈もなく、人々はペストに感染して、
真っ黒に変色した人達の死体を燃やすしか無かったのです。
その恐ろしさは、考えてもゾッとします。

コロナが日本中に蔓延し、全ての生活が、
それまでとは手の平を返したように一変した事は、耐え難い事でした。
外出時はマスクが手放せず、息苦しくなりました。
マスク不足で人々は早朝の薬局に長蛇の行列が当たり前



アホな首相による、馬鹿げたマスクにも国民は喜んだ(?)り。
まさにバカも極まれりの騒ぎでした。

私達夫婦が愛してやまない歌声喫茶も、大きな変化をせざるを得なくなりました。



コロナ前にはテーブルを仲良し仲間達で囲んで、
酒やビールを飲みながらワイワイと楽しくやっていたのが・・・
学校の教室みたいに全員が前だけ向いて顔も見合わせない。
飲み物は無く、マスクをしたままで、
前に出て唄うという歌声喫茶、本来の楽しさすら無くなってしまった。
以前は楽しい雰囲気の会場を動画でよく撮っていたのですが、
楽しさから見放された会場など、もう撮る気にもなりません。

以前は最高で1ヵ月に13回くらい(妻は15回以上)行っていた歌声喫茶も、
コロナ後は、最近は1ヵ月に3回くらいしか行かないのです。
行っても以前とは明らかに違ってしまった歌声喫茶のムード。
行っても楽しくない事は多々あるのです。
テンションは下がったままで、回復とは程遠い。

でも、そんな中でも何とか楽しさを見出し唄っていくしかない。
それが、これからの私達の生きる姿だと感じるのです。
多分、これからは、私達は年齢的にこのままで最期まで行くのだと、
あきらめざるを得ないのだと、思いたくないけど思うしかない。
何だって人生の末期にこんな悲しい思いをしなきゃならんのだと思うのですが、
中世ヨーロッパのペストの恐怖よりかは、まだましか・・悲しい、寂しい。





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