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リングの赤い蝶、ベニー・ユキーデ

2022-07-14 09:38:48 | 格闘技
ベニー・ユキーデ Benny Urquidez 試合映像 By Japan


ベニー、ユキーデはアメリカのキックボクサーで、
1970年~1980年代にかけて圧倒的な強さで、一世を風靡しました。
リングでは赤いパンタロンを着用していた事で(赤い蝶)とか、
その戦い方から(ベニー・ザ・ジェット・ユキーデ)と呼ばれました。
身長168センチ。体重は63,64キロくらいです。





1952年、アメリカ、カリフォルニア生まれ。
父親はバスク系スペイン人で、ボクシングをやっていたそうです。
母親はアメリカインディアンの血を引き、プロレスもしていたそうです。
両親とも、格闘技をしていたという遺伝子を受け継いだのかもしれません。
上の動画で8分くらいの所に、観客席に居る母親の姿が写りますが、
誰が見ても紛れもないベニーの母親で顔付きがソックリですね。



ベニー少年は10人兄弟の大家族で、全員が何らかの格闘技をやっていました。
ベニーも、ボクシング・レスリング・柔道・空手・合気道・剣道などをやっていました。
1974年(22歳)空手の大会で優勝します。
1977年(25歳)キックボクサーとして初来日しました。
それ以後は連戦連勝の負け知らずで、日本での人気も凄いものでした。

強烈な印象の赤いパンタロンでリングを舞う彼はカッコ良かった。
日本人との対戦でも、ベニーを応援した日本人はかなり居たんでしょうね。






彼と同じ時代に大活躍していたのが、藤原敏男でした。
ベニーより4つ年上ですが、身長はベニーと同じ168センチ。
体重は61キロとベニーとあまり変わらずです。
藤原も当時、圧倒的な強さを誇り、
外国人として初めてタイ・ムエタイのチャンピオンになりました。

彼等の試合を臨む声は沢山ありました。
しかし、ユキーデ側は、ひじ打ち、ひざ蹴りの禁止要求が強く、
藤原側は何度となく接点を探しますが、この試合は遂に実現しませんでした。
ユキーデは過去にムエタイ選手と試合をした事があり、
その時に、これらの技で苦労した事がトラウマになったのかも知れません。
真実は分かりませんでしたが、藤原側はかなり不快感を持ったようです。
実際に試合をしたら・・これは本当に見たかった。





ベニー・ユキーデは俳優としても活躍し、
1984年「スパルタンX」で、ジャッキー、チェンとの決闘は、
アクションの名シーンとして有名です。
実際に彼等が本当に試合をしたら、どっちが強いんでしょうね~?
答えは簡単です。
ベニー・ユキーデが速攻で勝ちます。
ベニーはプロ。ジャッキーはアマ。その差は歴然です。

プロキックボクシング戦績。
61試合。58勝(KO49)。1敗。無効試合2。
やはり凄い戦績で、その勝ちっぷりも凄かった。

1993年、ベニーは41歳で引退しました。
現在はアメリカで道場を構えているそうです。

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