河童の歌声

歌声喫茶&キャンプ&ハイキング&写真&艦船

原爆の街・広島へ・・

2016-05-26 04:28:45 | 旅行
4月に、アメリカのケリー国務長官が、
戦後初めて、原爆投下国アメリカの政府高官として広島を訪れたというニュースを見て、
私も一日本国民として、広島を見る義務があると思い、
急きょ、広島への旅行を思い立ちました。
オバマ大統領の広島訪問が決まったのは、私達が広島旅行を決めた後の事でした。

私は過去に多分2回は、原爆ドームを横目に見た事がありますが、
原爆資料館の中に入った事はありませんでした。



広島と言えば(牡蠣)
到着してすぐに食べた昼食は、駅ビルのレストラン街で・・
牡蠣尽くしでまずは広島を味わいました。



妻のエリカさんが履いてきた白いスニーカーが壊れかかっている事に気づき、
駅前のデパートで靴を買いました。





訪れた原爆資料館には、
昭和20年8月6日からの日数と、
この地球上で最後に核兵器が投下された日からの日数をカウントする、
時計が設置されていて、核兵器の根絶を訴えていました。





アメリカの爆撃機B-29(エノラゲイ)から投下された原子爆弾は、
その、とてつもない破壊力とは思えない程小さい爆弾(リトルボーイ)でしたが、
この一発が多くの人々を殺し、苦しめる悪魔だったのですね。



私達が乗ったタクシーの運転手さんの話では、
ここ2~3年に欧米人の観光客が飛躍的に多くなっているそうで、
何処にでも多すぎる程いる中国人の姿は殆ど見かけませんでした。
これは、世界遺産登録という事と、それに対する文化民度の差からなんでしょうか?
ここに居るグループも、スイスからの団体だという事でした。





原爆投下直後の広島では、こういった悲惨な光景が繰り広げられていました。
数千度という高熱にさらされた人体がどういった結果になるかは、
まさに目も当てられない状態になる事を証明していました。



やっと来れた原爆資料館。
4日後には、オバマ大統領が訪問するという事で、
警備の警官の数はハンパではありませんでしたが、
私達は、その数日前の訪問で良かったと胸をなで下ろしました。



原爆で吹き飛ばされた、国宝・広島城は再建され、その姿を残していました。



これが、現在の広島城主ですね。(笑)
だいたいな~、顔が怖いんだよッ!



最後はやっぱり広島名物・お好み焼きで〆ですね。


ケリー国務長官は、謝罪はしませんでしたが、会釈をしたとか、
オバマ大統領は謝罪はしないとか・・・
もし、私がアメリカの大統領だったら、やっぱり謝罪とかの話になったら、
「そんなんだったら俺はヤだよ行かないよ」になるんでしょうね。きっと。
でも、人間である限り、心は同じだと私は思うのです。
戦後71年。やっとアメリカの現職大統領が来てくれる事になった、
それだけで、いいのではないでしょうか・・・

それは確実な進歩だと思います。



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ジーナ・ロロブリジーダ | トップ | 折り鶴になった少女 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

旅行」カテゴリの最新記事