これはお台場のヴィーナスフォート?いえいえ、マカオのホテルです。
先日マカオにカンファレンス出席のため出張しました。
結局いつもの通り、自由時間がなくホテルから一歩も出ないで終わりました(涙)。
香港のお隣、マカオは今はカジノで有名ですが、その昔、ポルトガルはマカオを植民地とし、アジアへの支配力を増すための一環として宗教の布教、貿易を行う拠点でした。
日本にキリスト教(カソリック)を伝えたフランシスコ・ザビエルの建てた教会など、今もポルトガル文化を残す街が観光客向けに保存されているそうです。今は中国政府の管轄下(特別行政区)となり、住民のほとんどが中国系だそう。です。
着く前は
ポルトガルの居留地跡を朝、仕事の前に散歩し、異国情緒に触れる。
仕事が終わったら地元のスーパーに行きホタテの貝柱の干したのやら乾麺やら買う。
というプランをたて(≒妄想し)、やる気満々でした(もちろん仕事だってがんばりますが・・・)。
しかしながら、カンファレンスの行われたホテル「ザ・ベネチアン・マカオ(Venetian Macao-Resort-Hotel、澳門威尼斯人度假村酒店)」
は、まさにお台場のように人工的に作られた一角(半島)にありました。本島から長い橋で結ばれています。
街は遠い遠い彼方。
あら…残念。
ヴェネチアンホテルは、カジノ、ブランドショッピング、カンファレンスルーム、の三本立ての巨大ホテルで、地図がないと道に迷ってしまいそうです(ホテルのフロントも2か所あります)。
写真は、着いた日のディナーに各国の参加者とポルトガル料理をいただいた時のもの。店の外にテーブルが並び、この空の移り変わり(左上は夕焼けがほんのり)を眺められる趣向です。
もしかしてヴィーナスフォート同様三井不動産のものかしら・・と思ったのですがそうではないようですね。
ホテル名が示すようにベニスの街並みを模したとのことで、
↓館内に水路が作られ、ゴンドラにも有料で乗れるようになっています。船頭さんがヴォラーレをうたっていて、あら、まさにベニスのゴンドラ・・と10数年前くらい前に行ったのを懐かしく思い出しました。この橋はリヤルト橋、でしょうか・・・・?
↓ホテルの部屋。ベッドルームの他に、こんなリビングルームのようなスペースが。広くてのびのび。
そういえば、ラスベガスのホテルも部屋のしつらえの割にリーズナブルでした。カジノで散財してもらうため、宿泊客がお大尽気分になれるようにしているのですかね。
最終日のディナーは再度ポルトガル料理でした。
鰯をニンニクのみじん切りとオリーブオイルで焼いてレモンで食べるお料理など、お醤油をちょっとたらして白ごはんで食べたいお味。海に囲まれた国とは、アジアと西洋という地理的な違いはあれど、食文化は共通するところがありますね。
↓奥のケーキにさしてある楊枝は、仮面舞踏会のマスクがモチーフになっています。イタリアっぽいですね。
ポルトガル名物のエッグタルト(写真手前)も、ここでようやく食べることができました。
パスポートにスタンプが押されても、その国のことは何も知らない出張が続いています。次こそは休みをもらって街をぶらぶらするぞー
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