久留百合子の生活者視点

仕事、旅行、日常のちょっとしたことから得た情報、生活者として感じたことなどを綴ってみます。

商店街活性化と行財政改革会議①

2013-02-01 17:23:25 | Weblog
 今回の題の商店街と行政改革とは、直接関係はないのですが、たまたま今週、2つの行政の仕事があったのでいっしょに書くことにしました。

 まず、私がとても力を入れている福岡市の「商店街活力アップ支援事業報告会」のことから。もう委員になって5,6年になるでしょうか。毎年、5月に審査会があって、次の年の1月、3月にその報告会があります。
 今回は、その1月の報告会です。今年は18商店街が活性化事業に申請し、この日は9商店街の報告がありました。

 この事業は3年間続けて申請することができるのですが、事業内容を変えてずっと申請されてくる商店街もあれば、初めて申請された商店街もありで、私たち審査員も良く知っている商店主もいれば、初めてで、ドキドキしながら説明をされる商店主もありで、大変楽しいです

 今回、従来の商店街のイメージ、年配の役員さんたちが取り仕切っていらっしゃる、というのとは随分変わって、若い商店主が役員として企画したり、事業に取り組んでいるのが新鮮でした。そうすると、HPの動きが早かったり、マップにQRコードが入っていたり、珍しいイベントがあったりというような良さが出てきているのです。

 今回一番びっくりしたのは、従来の商店街とはちょっと違う所ではありますが、天神ビブレ商店会と天神コアの合同企画。初めての申請だったのですが、報告会で報告したのは、全員、ファッション関係のショップの店長さん、若い女性たちです。そのプレゼンの上手だったこと。一生懸命の思いとやってみて成功した自信、来年はこう改善してこうやっていこう、という前向きさ。グングン伝わってきました
 内容は、各店の店長さんたちが、自分の店の服を着てファッションショーをしたり(自らモデルとなって)、すべて自分たちで企画してやってみて、大変お客さんから喜ばれた、ショップのファンが増えたというものでした。

 特殊な商店街ではありますが、いいですねー、若い人もやらせればできるんですね。
 またある商店街では、5つの商店街がバラバラに活動していたのを、若い商店主が中心になって、少しずつイベントや活動をいっしょにしていくことによって、このたびその内の3つの商店街が1つの商店連合会になったという報告もありました。

 その他にも初めていろいろなイベントを計画してはりきって準備していたのに、台風で中止になってしまい、代替日を決めておけばよかったとの反省がでたり、各商店街、本当にがんばっています。

 報告会が終わって、引き続き5時過ぎから、毎回ですが、次年度の事業計画の会議があって、ここでも委員それぞれ意見を出します。
 それにしても市の職員さんたちもよくやっています。一番関心するのは、毎年事業をしながら、必ず検証をして、次年度はもっといいものにしていこうというやり方をしていることです。当たり前のことなのですが、行政ではできていないところもありますものね。

 ということで、毎年、数日午後ずっとこの仕事に時間は取られますが、とても楽しい、やりがいのある仕事です