久留百合子の生活者視点

仕事、旅行、日常のちょっとしたことから得た情報、生活者として感じたことなどを綴ってみます。

初めての小児科学会でした

2010-08-30 17:33:15 | Weblog
 28日土曜、今年の1月ぐらいから依頼されていた福岡で開催された日本外来小児科学会での講演がやっと終わりました
 実は、今年の夏休みは東欧に行って20日に帰ってきたので、23日からの週は倒れそうに忙しかったのです。早く東欧のことも書きたいと思っているのですが。時間がなくて、特にこの学会の準備があったので、残暑にくたびれながらも何とか1週間乗り越えました。

 福岡の国際会議場に全国から約2,000名の医師、看護師、医療スタッフなどが集まり、27日の午後から29日の夕方まで、セッションやワークショップ、展示、出展など国際会議場貸切で開催されました。

 学会には入っていないので、以前原子力学会で話すように言われて、佐世保で講演をしたことはありましたが、今回で2度目。医学会は華やかとは聞いてはいましたが、今回看護師や、スタッフも多数見えていたようで、どこに行っても人、人、人。
 私が出演した土曜の午前だけでも30か所近くでいろいろな発表やセミナーがあっているのですから、果たしてどれくだいの方が聞きに来られるのだろうかと思っていましたが、何と200名ぐらいは来られていたようです

 私が出たセッションの題は「小児医療現場での接遇」で3名の女性が話ました。私はそのトップバッターで、「患者さんの視点から見るよりよい受付の接遇とは」という題で45分講演、10分質疑応答。
 見回すと、聞きに来られているのは、大半女性。多分、受付スタッフや看護師さんたちでしょう。
 話の内容は、私が今までどのような立場で仕事をしてきたか、いかに、企業ー消費者、病院ー患者の関係が対等ではないか。特に患者は医師や病院に対して言いにくい、尋ねにくいという所を強調。
 以前ビスネットでした小児歯科や産婦人科の患者調査結果を例に出しながら、いかに患者の声を聞くことが大事か、アンケートなどを取った後の医師、看護師、スタッフなどとの研修が大事かなどなどを話しました。
 最後に、受付は顔であり、医院内の連携の要であり、医院の印象、雰囲気が出る所なので、その対応がいかに大切であるかを強調して締めました。

 45分という短い時間なので、随分話の組み立てを考えましたが、皆さん熱心に聞いてくださっていたようです。2人から質問も出、何とか無事終わりました。
 今回、私の仕事は、講演だけではなく、当社の紹介で、2社(フリーマムさんと龍宮さん)が出展されているので、それも気になっていまして、自分の講演が終わって、出展会場に駆けつけ、多少説明の手伝いをしたり、お客の反応を見たりしていました。
 出展には製薬会社や企業の研究部門など54社が出ており、会場に来られているのが一般消費者ではなく、医療関係者ということで対象が絞られているので、出展者は一生懸命説明していました。

 その日は、たまたま昼は、県の女性翼の会(一昨年スイス・ベルギーに研修に行った仲間の会)に呼ばれていたので、外は倒れそうなほど暑い中3時間ほど出て、また国際会議場に帰ってきて記念式典、懇親会まで出席。

 今回の感想。2,000名の福岡でのコンベンション、経済効果は大きいでしょうね。タクシーの運転手さんが言っていましたが、ホテルオークラや日航から大分客を送ったようです。2日間で出されるお弁当も相当な数でしょう。国際会議場も貸切状態。
 
 懇親会の演出がびっくりでした。3階のホールで記念式典が行われ、少し予定より早く終わったのですが、アナウンスでそのままホールで待つように指示されるのです。懇親会場は2階、準備が出来るまで動かず待てということかと待っていましたら、音楽が鳴り、ライトが演出されて、突然、舞台後ろが開いて、パーティ会場が現れたのです。皆一同に「うわー」と歓声。ホールの客席を降りて直接パーティ会場へ。
 国際会議場でシンポや会議に参加したことは何度もありますが、こんな演出が出来るなんて、知りませんでした。びっくり

 パーティではアトラクションを見たり、講演をされた他の方々と談笑したり、私の子供たちが25年前ぐらいにお世話になった小児科の先生にお会いしたり。朝8時から盛りだくさんの、またいい経験をした長い1日でした