ビスカイノ一行は6月17日の朝8時に浦川を出発して、その日の午後5時には江戸の河口に着いています。前述の向井正綱やその他幕府の役人等大勢で出迎え、これはそんなことがあったのかと思われるのですが、
「其の風習に従ひ飲食物を持参せり」
と書かれています。此の飲食物がどんなものか分かりませんが、船に持ってきたようです。
それに対してイスパニア側でも、船に国旗や国王の紋省等の旗を掲げ、船に整列して、祝砲など鳴らして敬意を称します。すると
「日本人は兵士王旗国旗を見、又祝砲を聞きて歓喜せり」
したのだそうです。
「この時海岸には男女非常の群集出で、水上には多数の舟集まり、川も陸地も覆はれ、通行する路なく、城郭並びに宮殿及び市内の家に於ても亦同様なりき」
と、その歓迎ぶりです。それから、上陸したビスカイノ達の一行は、先ず、向井邸に向います。そこで一泊します。ここでも大いなる歓迎ぶりがあり、彼らその夜は「甚だ良く過ごしたり」と書かれています。
「其の風習に従ひ飲食物を持参せり」
と書かれています。此の飲食物がどんなものか分かりませんが、船に持ってきたようです。
それに対してイスパニア側でも、船に国旗や国王の紋省等の旗を掲げ、船に整列して、祝砲など鳴らして敬意を称します。すると
「日本人は兵士王旗国旗を見、又祝砲を聞きて歓喜せり」
したのだそうです。
「この時海岸には男女非常の群集出で、水上には多数の舟集まり、川も陸地も覆はれ、通行する路なく、城郭並びに宮殿及び市内の家に於ても亦同様なりき」
と、その歓迎ぶりです。それから、上陸したビスカイノ達の一行は、先ず、向井邸に向います。そこで一泊します。ここでも大いなる歓迎ぶりがあり、彼らその夜は「甚だ良く過ごしたり」と書かれています。