私の町 吉備津

藤井高尚って知っている??今、彼の著書[歌のしるべ]を紹介しております。

泊りは坂下とかや

2010-04-18 21:02:43 | Weblog
 「十九日に四日市を出て泉川を越えて往時を思えば・・・」と道中記に書かれています。泉川という小さな川を越えて入ったのだと思えますが、その後の「往時を思えば」と書いているのですが、それが何を意味するのかはよく分かりません。
 その日は坂下で泊ります。

 此の坂下があの鈴鹿馬子歌に出てくる

 「坂は照る照る、峠は雲る、あいの土山雨が降る」
 
 です。

 昨日書いた「庄野」ですが、池田綱政とは何ら関係はないのですが、よく調べて見ると、この地には、あの蝦夷征伐の途中で亡くなられた日本武尊の「白鳥塚」と呼ばれるご陵がある所だそうです。この日本武尊の御母は播磨稲目大郎媛で、日本武尊の副将を務めた吉備武彦の伯母に当る人です。だから、この庄野は、吉備の国とは深い縁で結ばれている土地でもあるのです。

 綱政侯が「往時を思えば」と書いているのは、もしかして此の事かもしれないと思ったりもしますが??????