30日の大祓式の時に、斎主が祭壇に向かって「おヽおヽ」と、細く長く声を上げていました。
これってなんだか知っています。
このことについて、我「松の落葉」で、高尚先生は次のように説明しています。
お宮を新しく造ったり、ご神体を他へ移したり、御饌(みけ)を奉ったりするとき、「於々」と声を高くたてながら言うことがある。昔からの慣わしである。これは高貴な人の前で言う特別な高級な返答のための言葉であったのです。
それが時代が進むにつれ、大御殿で、高貴なお人があちこちに渡らせ参る時に、そこらあたりにいる人に、「今ご主人様がお通りです。音を立てないように静粛に、そこにかしこみ、おなおりなさい」と言う事を知らせるための言葉になって言ったようです。そのためにはこの場合は、声高に言う必要があるのです。
枕草子の中にも、書かれています。(但し、おしおしと書かれています)
また、神の御前に、御饌奉るときの「於々」は、そこら辺りにいる人に、物音を立てないように静かにしなさいと言う合図を送り、かしこまっておるようにと注意を促すためのものです。
一般に神事に事する時は、ここは神様の御前であるよ。心謹んで敬うように注意を払うために言う言葉です。細く、しかも且つ高く言う必要があるのだそうです。
30日の吉備津神社の「於々」は、決して高くは声を発してなかったように思えました。声を高く発しないのはなぜですかと、一度尋ねてみたいものです。
これってなんだか知っています。
このことについて、我「松の落葉」で、高尚先生は次のように説明しています。
お宮を新しく造ったり、ご神体を他へ移したり、御饌(みけ)を奉ったりするとき、「於々」と声を高くたてながら言うことがある。昔からの慣わしである。これは高貴な人の前で言う特別な高級な返答のための言葉であったのです。
それが時代が進むにつれ、大御殿で、高貴なお人があちこちに渡らせ参る時に、そこらあたりにいる人に、「今ご主人様がお通りです。音を立てないように静粛に、そこにかしこみ、おなおりなさい」と言う事を知らせるための言葉になって言ったようです。そのためにはこの場合は、声高に言う必要があるのです。
枕草子の中にも、書かれています。(但し、おしおしと書かれています)
また、神の御前に、御饌奉るときの「於々」は、そこら辺りにいる人に、物音を立てないように静かにしなさいと言う合図を送り、かしこまっておるようにと注意を促すためのものです。
一般に神事に事する時は、ここは神様の御前であるよ。心謹んで敬うように注意を払うために言う言葉です。細く、しかも且つ高く言う必要があるのだそうです。
30日の吉備津神社の「於々」は、決して高くは声を発してなかったように思えました。声を高く発しないのはなぜですかと、一度尋ねてみたいものです。