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花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

FLORAの全員攻撃

2025年06月23日 | 研究
これは研究発表用のポスター。3年生お得意の泡農薬です。
昨年、農水省主催の大会で表彰されましたが、
よく見るとそれよりもバージョンアップされていて、かなり内容が違います。
実は7月中旬に行われるある学会で発表するため、最新データに更新したのです。
学会主催の高校生のポスター発表会は、たくさんのチームが参加しますが
この大会は事前審査で入賞したものだけが発表できるというもの。
したがって発表チームに選出された彼らは、既に入賞が決まっているのです。
この学会へのFLORAの歴史は古く、初出場は2015年の初代環境研究班でした。
今年は20回大会ですが、かつてFLORAは2度の日本一、7度の2位に当たる優秀賞、
そして4度の奨励賞を受賞しています。さて今年は3テーマで挑戦したのですが
なんとすべて予選突破。大騒ぎとなりました。
そこで3年生は、経験をさせるため2年生も助手として参加させることにし、
先日相棒も決まりました。6名全員攻撃です。7月は万博会場に登場する3年生。
もしかしたら8月に別大会で同じ万博会場に立つかもしれない2年生。
その前に行われるポスター発表会は、日本一を決める本番ですが、
これらの大きな大会でも緊張しないように経験を積む目的でもあります。
農業クラブの県大会が無事終わったので、頭を切り替えたいと思います。
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今年は割れていません

2025年06月22日 | 生物生産科
南部町はご存知のとおり、サクランボの大産地。
青森県の生産量は全国でも上位ですが、
そのほとんどがこの町周辺で栽培されているのです。
現在、南部町では観光サクランボ園がオープンし、
県内外からお客様が訪れています。魅力はリーズナブルな価格設定。
観光農園の料金は本場山形県のほぼ半額です。
さて先週、1番美味しい佐藤錦の収穫が始まりました。
今年は雨が降らないので割れていません。最高の出来です!
味も濃くとても美味しいものばかり。しかし心から喜べないようです。
なぜなら実がつかない樹木が多くあるというのです。
今年は遅霜はありませんでしたが、5月の開花時期に南部町は低温。
さらに日照も不足しました。そのため昆虫の活動が鈍り
受粉が不十分だったのではないかという人もいます。
実は山形県でも同じ現象が起き、頭を抱えているようです。
それでも雨にやられた昨年に比べると収量は少し増えたようですが
価格はコスト高もあり高騰。まさに赤いダイヤになっています。
ただいま南部町は観光農園でのサクランボ狩りの真っ最中。
名農生物生産科でも収穫に追われています。
今年は甘く味は最高。雨が降る前にぜひ来町してください。
さて7月22日に大阪万博会場でプレゼン大会に臨むFLORA。
大会のホームページに紹介されましたのでご覧ください!
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鮮やかなComeback Story

2025年06月22日 | 環境システム科
8年ぶりに農業クラブの県大会に出場したFLORA。
すっかり大会ルールも変わっています。新ルールを頭に入れて臨みましたが、
体は古いスタイルが染み込んでおり、そう簡単には修正できません。
したがって1番FLORAが恐れていたのは、ルール違反での失格。
また農業クラブは発表時間の制限が厳しいのでタイムオーバーは厳禁。
この2つが敗因なら悔いが残ります。そのため発表練習は6月に入ったら開始。
放課後集まって行ってきたので、タイムオーバーの不安はほぼありません。
事実、練習と同じタイムで本番の発表を堂々と終えることができました。
大会の成績はすべての競技が終わった閉会式で発表されます。
FLORAの運命はいかに?結果は中央で顔を押さえている彼女を見れば
お分かりでしょう。最優秀賞をいただきました。農業クラブの大会に出場したいと
以前から話していた彼女はチームのリーダー、そして泡散布の主任研究員です。
お見事です。そして右端でそんな彼女を見ている弁論大会に出場した
FLORAの男子もこの後、最優秀受賞者として名前が呼ばれます。
エントリーした2種目で最優秀。
あまりにも鮮やかな復帰劇。女神FLORAに感謝です!
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Flora Returns

2025年06月21日 | 環境システム科
速報!昨日、FLORAがとうとう農業クラブの舞台に戻ってきました。
長い間、大会に出なかった理由は、隔年募集になったことと
国際大会に出場するようになったから。なぜなら彼らの活動は2年間です。
1年目は4月に研究が始まったばかりで、6月の県大会へのチャレンジに必要な
データも成果もないのでこれは無理です。つまり下積み生活です。
そして頑張って成果を出した2年目はチャレンジできるのですが
嬉しいことに隔年で国際大会に出場。これはとても嬉しいことですが。
両大会の繁忙期が重なるため、農業クラブの大会にはチャレンジできないのです。
これをFLORAは2018年からなんと4回も繰り返してきました。
2×4=8。だから8年ぶりなのです。ではなぜ今年はチャレンジできたのでしょう?
それは昨年から隔年募集をやめたから。昨年はミスト研究で
3年生が国際大会に出場しましたが、2年生はその中でしっかり下積み。
3年生の卒業と同時に、成果を上げた彼らが今度は舞台に立ったのです。
まさにFLORAのたたみかける波状攻撃です。
FLORAが最後の県大会に出場したのは2017年の五所川原農林高校での大会。
出場した部門は環境系の研究発表部門、同じ環境系の弁論部門の2つでした。
なんと昨日、8年ぶりに戻ったFLORAに用意されたのは
前回と会場、2部門チャレンジという同じシチュエーション。
まるでプレイ中に押された一時停止ボタンが解除されたかのようです。
「帰ってきたFLORA」に用意された意味深でドラマティックな状況。
これはどんな意味があるのでしょう。
女神FLORAだけがその秘密を知っています。
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FFN

2025年06月21日 | 学校
校門から校舎に続く坂道の途中にあるトピアリー。
斜体のアルファベットで「FFN」です。
これは名久井農業高校農業クラブの意味。
 Future Farmers of Japanならぬ
 Future Farmers of Nano(Nakui)です。
これを作ったのは確か2009年だったでしょうか。
当時の園芸科学科草花班と農業クラブ、
そして職員が連携して作りました。
当時は苗木でしたが、今はこんなに立派なトピアリーになりました。
このFFN、もうひとつ意味があります。
それは名久井岳。穏やかな名久井岳の稜線を象っています。
だから斜体文字なのです。
今、ショッキングピンクの花が咲き始めました。
明るい黄緑の葉にショッキングピンク。
坂道を登ってくる名農生に補色関係の元気になる配色で
もうひと頑張りと応援しています。
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