日本バプテスト大阪教会へようこそ!

教会設立73年 都会と下町とが交差する大阪のどまん中にある天王寺のキリスト教会 ぜひお立ち寄りください!

巻頭言

2008-04-27 08:19:06 | 教会案内
開戦後5年目のイラク

先週、イラク平和テレビのスタッフの方がイラクの絵画・写真展&イラク、アメリカ発・最新映像上映会が天王寺区民センターで持たれるのでとの案内を受けた。早速昨日足を運んでみた。この会が夕陽丘の女子高校生たちの企画であったことに驚いた。会場の和室に入ると、イラクの子どもたちの描いた絵画やイラクの人々の写真が展示されていた。確かに空爆で建物が崩壊し戦争の悲惨な爪痕が生々しく残っていた。そういう中で子どもたちの笑顔が印象的でした。その後、イラクの現状を訴える二本の映像が上映された。一つはアメリカで制作された「シカゴ占領」というもので、IVAW(戦争に反対する米イラク帰還兵の会)の元兵士たちがシカゴの都会の中で軍服を着、イラク市民を捕獲して、頭にビニールをかぶせ、アメリカ兵が連れ去る姿を再現している。元兵士たちは、シカゴ市民たちに「こんな野蛮な行為がシカゴの町中で行われたら、許せますか」と問いかけ、「この戦争は嘘で塗り固められている。イラク占領は、イラクの人々から、そして私たちの仲間たちから人間性を奪っている。軍隊を直ちに撤退させよ」と訴えています。侵略戦争に駆り立てられた兵士たち自身が、それを終わらせようと立ち上がっている。もう一つは、イラク戦争で壊された近代的な建物に見えるビルの中に現在住みついているジャーリード地区のイラク戦争難民の人々を取材した映像です。まず目に飛び込んできたのは、ビルとその周辺に捨てられたゴミの山です。衛生上大変な問題だと思いました。住民たちが住む部屋は外壁さえなく「寒い時は死にそうになる」という状態です。インタビューで、住民たちは「水も電気も、仕事もない」「ケガや病気をしても医者にもいけない」と訴えています。イラク戦争の後もこうした多くの戦争難民の人々が日々の生活さえままならない中で放置されている現状を知り心が痛みました。今何ができるのだろうか、今何が必要なのかを考えさせられた。詳細はhttp//peacetv.jp/ ご覧ください。
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