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教会設立73年 都会と下町とが交差する大阪のどまん中にある天王寺のキリスト教会 ぜひお立ち寄りください!

世界と万物とを造られた神

2009-12-06 07:38:36 | メッセージ
本日の宣教より  使徒言行録17章16節~34節

使徒パウロのアテネ・アレオパゴスでの福音宣教はよく準備されたものであり、かつ大胆なものでありました。パウロは「アテネの皆さん、あらゆる点においてあなたがたが信仰のあつい方であることを、わたしは認めます」と語り始めますが。それはアテネの人びとに対して敵対的な立場をとるのでなく、優越的に教えるような態度でもなく、まずアテネの人たちのことを理解するところから、それは彼らの信仰心や世界観に一定の理解を示すところから始まります。何事もそうだと思いますが、このように福音を告げ知らせるためには、相手を知り、理解することに努めなければ対話はできません。最初から「あなたは間違っている」というところから一方通行にねじふせようとするなら、相手の心は閉ざされてしまうでしょう。そこに何が生まれるでしょうか。
このパウロの演説を読みますと、確かに16節でパウロは多くの偶像を見て憤慨したとありますが、それは、アテネの人々に直接向けられたものではないことが分かります。アテネの人々は実に信仰あつい。神を畏れ敬う心を持っている。しかし、その方向性が的外れであり、偶像という神ならざるものに支配されている。その現状に激しい憤りをパウロはおぼえていたのであります。
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