日本バプテスト大阪教会へようこそ!

教会設立73年 都会と下町とが交差する大阪のどまん中にある天王寺のキリスト教会 ぜひお立ち寄りください!

紺碧の世界にひろがる「和解の福音」

2009-12-13 06:44:48 | メッセージ
宣教 使徒18:24-19:10より

パウロの宣教旅行の足跡を辿ってみると、パウロに働く「神の力」を実感することができます。クラディウス帝の追放(49年)によってローマを追われたプリスキラとアクラは、コリントで同じ天幕職人でもあったパウロ(第二回宣教・51年頃)と出会っています。アレキサンドリア生まれのアポロ(バプテスマのヨハネによる洗礼を受けた)とのエフェソでの3者の出会い(第三回宣教・55年頃)が今日の聖書個所です。プリスキラとアポロは夫々にヘブライ書の著者ではないかと言われる程の人物で、パウロの同労者として当時の世界・地中海世界に向かって力強く和解の福音を宣教しました。この早い時期にパウロの世界宣教の前に、彼らが既にキリスト者であったことは真に大きな驚きであります。
アドヴェントの第三週に入り、「御子イエス・キリスト」のご降誕を祝うクリスマスが近づいてまいりました。ニューヨークのロックフェラーセンター前の広場にはクリスマスツリーが飾られ、その周囲に世界各国の国旗がはためいています。午後5時に一斉に点灯されると、南の方ハドソン川とイーストリバーの合流点に自由の女神を望見することができます。多様な人種が行き交う、苦悩するアメリカを象徴するニューヨークの街。キリスト教会の多いニューヨークで「和解」(Ⅰコリント5:17-20)による平和を呼びかけているように思われます。
神様の恵みとしての和解は、主にあって一つに変化(共有も同じ意)する力です。その和解の福音を宣べ伝える者とされていくためにも、自らの霊性を高め、教会を通しての交わりの中で仕えて行く、新しい年でありますよう、心より祈るものであります。(T・S)
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