使徒言行録9章18節
先日、使徒言行録9章18節に「目から鱗」ということわざ同然に用いられている聖句を改めて目にした。「うろこ」のところが漢字ではなく「ひらがな」をつかっている。うろこは魚偏で鱗と普通書く。一体魚偏には何種類あるのか調べてみた。なんと189文字あることを知った。まさに、目から鱗であった。アナニアは主の厳命に従ってサウロに「兄弟サウロよ、」と呼びかけたとき、サウロの目から鱗のようなものが落ち、サウロは元どおり見えるようになった、と記している。使徒言行録は新約聖書中重要な書物であることを知るに及んで、今回も何枚かの「鱗」のようなものが目から落ちる思いがする。そこには教会の初期の歴史が記されていて、重要な出来事の瞬間をのぞき見る一連の窓を開けてくれている。
復活のキリストの命令は、エルサレム、ユダヤ、サマリヤ、さらに地の果てまで、キリストの証人となる(1:8)目標が設定されている。当時の教会に迫害の脅威がふりかかっていた中で、キリスト教が政治的に危険なものではなく、道徳的にも非難されるところがない、と証明しているところが随所に見られる。この働きに関わった使徒および120人の普通の人々が出て行って、世界を回心させるように命じられた(1:15)。この使徒言行録は、復活のキリストの権威と力との働きの歴史であり、その業が「聖霊」の導きによって21世紀の現代も継続していることを告げている。「主は彼らの手を通してしるしと不思議な業を行い、その恵みの言葉を証しされたのである。」(14:3) (M.Y.)
先日、使徒言行録9章18節に「目から鱗」ということわざ同然に用いられている聖句を改めて目にした。「うろこ」のところが漢字ではなく「ひらがな」をつかっている。うろこは魚偏で鱗と普通書く。一体魚偏には何種類あるのか調べてみた。なんと189文字あることを知った。まさに、目から鱗であった。アナニアは主の厳命に従ってサウロに「兄弟サウロよ、」と呼びかけたとき、サウロの目から鱗のようなものが落ち、サウロは元どおり見えるようになった、と記している。使徒言行録は新約聖書中重要な書物であることを知るに及んで、今回も何枚かの「鱗」のようなものが目から落ちる思いがする。そこには教会の初期の歴史が記されていて、重要な出来事の瞬間をのぞき見る一連の窓を開けてくれている。
復活のキリストの命令は、エルサレム、ユダヤ、サマリヤ、さらに地の果てまで、キリストの証人となる(1:8)目標が設定されている。当時の教会に迫害の脅威がふりかかっていた中で、キリスト教が政治的に危険なものではなく、道徳的にも非難されるところがない、と証明しているところが随所に見られる。この働きに関わった使徒および120人の普通の人々が出て行って、世界を回心させるように命じられた(1:15)。この使徒言行録は、復活のキリストの権威と力との働きの歴史であり、その業が「聖霊」の導きによって21世紀の現代も継続していることを告げている。「主は彼らの手を通してしるしと不思議な業を行い、その恵みの言葉を証しされたのである。」(14:3) (M.Y.)