奇想庵@goo

Sports, Games, News and Entertainments

NFL2013 Week5 (放送)スケジュール

2013年10月03日 21時36分46秒 | アメリカンフットボール
10/3(木)
20:25 Buffalo @ Cleveland GAORA[生]9:15/[10/8]5:30
10/6(日)
13:00 New England @ Cincinnati G+[10/10]18:00/[10/11]5:00
13:00 Detroit @ Green Bay G+[10/11]14:00/[10/13]5:00
13:00 Seattle @ Indianapolis G+[10/9]18:00/[10/10]5:00
13:00 Baltimore @ Miami
13:00 New Orleans @ Chicago
13:00 Philadelphia @ New York Giants GAORA[10/9]7:00/[10/9]24:30
13:00 Kansas City @ Tennessee
13:00 Jacksonville @ St.Louis
16:05 Carolina @ Arizona NHKBS1[10/10]25:00
16:25 Denver @ Dallas GAORA[生]5:20/[10/10]6:30
20:30 Houston @ San Francisco G+[生]9:15 NHKBS1[10/7]25:00/[10/11]19:00
23:35 San Diego @ Oakland
10/7(月)
20:40 New York Jets @ Atlanta NHKBS1[10/8]25:00

Open Date: Minnesota, Pittsburgh, Tampa Bay, Washington

試合開始時間はET、放送時間は日本時間。


NFL2013 Week4 (放送)スケジュール

2013年09月26日 23時43分41秒 | アメリカンフットボール
9/26(木)
20:25 San Francisco @ St.Louis GAORA[生]9:15/[9/27]22:30/[9/30]15:00
9/29(日)
13:00 Baltimore @ Buffalo G+[10/4]14:00/[10/5]5:00
13:00 Arizona @ Tampa Bay
13:00 Pittsburgh @ Minnesota ※ロンドン Wembley Stadiumで開催
13:00 New York Giants @ Kansas City NHKBS1[10/3]25:00
13:00 Indianapolis @ Jacksonville
13:00 Seattle @ Houston G+[生]25:45/[10/1]18:00
13:00 Cincinnati @ Cleveland
13:00 Chicago @ Detroit
16:05 New York Jets @ Tennessee
16:25 Washington @ Oakland G+[10/4]18:00/[10/6]5:00
16:25 Philadelphia @ Denver GAORA[生]5:20/[9/30]18:30
16:25 Dallas @ San Diego GAORA[9/30]22:00/[10/4]6:00
20:30 New England @ Atlanta G+[生]9:15/[10/2]13:30 NHKBS1[9/30]25:00
9/30(月)
20:40 Miami @ New Orleans NHKBS1[10/1]25:00

Open Date: Green Bay, Carolina

試合開始時間はET、放送時間は日本時間。


NFL2013 Week3 (放送)スケジュール

2013年09月20日 01時10分37秒 | アメリカンフットボール
9/19(木)
20:25 Kansas City @ Philadelphia GAORA[生]9:15/[9/22]6:00
9/22(日)
13:00 Houston @ Baltimore G+[9/26]5:00/[9/27]5:00 NHKBS1[9/24]25:00
13:00 New York Giants @ Carolina
13:00 Detroit @ Washington GAORA[生]25:55/[9/23]23:00 NHKBS1[9/26]25:00
13:00 San Diego @ Tennessee
13:00 Arizona @ New Orleans
13:00 Tampa Bay @ New England
13:00 Green Bay @ Cincinnati G+[9/26]18:00/[9/28]5:00
13:00 St.Louis @ Dallas
13:00 Cleveland @ Minnesota
16:05 Atlanta @ Miami G+[9/27]22:00/[9/28]25:30
16:25 Buffalo @ New York Jets
16:25 Indianapolis @ San Francisco GAORA[生]5:20/[9/23]26:30
16:25 Jacksonville @ Seattle
20:30 Chicago @ Pittsburgh G+[生]9:15/[9/24]5:00
9/23(月)
20:40 Oakland @ Denver NHKBS1[9/25]25:00

試合開始時間はET、放送時間は日本時間。


NFL2013 Week2 (放送)スケジュール

2013年09月11日 23時20分09秒 | アメリカンフットボール
9/12(木)
20:25 New York Jets @ New England GAORA[生]9:15/[9/14]18:00/[9/17]6:00
9/15(日)
13:00 St.Louis @ Atlanta G+[9/19]18:00/[9/20]13:30
13:00 San Diego @ Philadelphia GAORA[生]25:55/[9/16]21:00/[9/18]11:30
13:00 Dallas @ Kansas City GAORA[9/16]18:00/[9/19]12:00/[9/20]6:00
13:00 Miami @ Indianapolis
13:00 Tennessee @ Houston G+[9/20]18:00
13:00 Washington @ Green Bay G+[生]25:45/[9/17]5:00
13:00 Cleveland @ Baltimore
13:00 Carolina @ Buffalo
13:00 Minnesota @ Chicago
16:05 New Orleans @ Tampa Bay
16:05 Detroit @ Arizona
16:25 Jacksonville @ Oakland
16:25 Denver @ New York Giants G+[9/18]18:00/[9/19]25:30 NHKBS1[9/17]25:00
20:30 San Francisco @ Seattle G+[生]9:15/[9/18]13:30 NHKBS1[9/20]25:00
9/16(月)
20:40 Pittsburgh @ Cincinnati NHKBS1[9/19]25:00

試合開始時間はET、放送時間は日本時間。


NFL2013 Week1 (放送)スケジュール

2013年09月03日 18時50分05秒 | アメリカンフットボール
9/5(木)
20:30 Baltimore @ Denver G+[生]9:15/[9/8]14:30/[9/10]5:30 NHKBS1[生]9:30/[9/9]25:00

9/8(日)
13:00 New England @ Buffalo
13:00 Tennessee @ Pittsburgh
13:00 Atlanta @ New Orleans GAORA[生]25:45/[9/9]15:00
13:00 Tampa Bay @ New York Jets G+[9/13]18:00/[9/14]5:00
13:00 Kansas City @ Jacksonville
13:00 Seattle @ Carolina G+[生]25:45/[9/11]5:00
13:00 Cincinnati @ Chicago
13:00 Miami @ Cleveland
13:00 Minnesota @ Detroit GAORA[9/9]22:00/[9/11]27:00
13:00 Oakland @ Indianapolis
16:25 Green Bay @ San Francisco GAORA[生]5:20/[9/9]18:30 NHKBS1[9/10]25:00
16:25 Arizona @ St.Louis
20:30 New York Giants @ Dallas G+[生]9:15/[9/12]5:00

9/9(月)
19:10 Philadelphia @ Washington NHKBS1[9/12]25:00
22:20 Houston @ San Diego

試合開始時間はET、放送時間は日本時間。


NFLは本当にパリティ(戦力均衡)か? #nfljapan

2013年01月06日 22時12分02秒 | アメリカンフットボール
NFLはパリティと言われる。入替制のないクローズドなリーグでは戦力均衡が重要であり、それがファンの獲得にも繋がる。NFLは、サラリーキャップ、完全ウェーバー制ドラフト、成績を元にしたスケジュールにより、戦力均衡に最も力を入れているプロスポーツリーグである。1試合あたりの観客動員では全てのプロスポーツでトップとなっている。

しかし、そうしたリーグの姿勢にも関わらず、戦力が均衡しているかというと結果の不均衡は明確に現れている。もちろん、それはチームの努力や戦略の差によるものだが、特に2012-13シーズンに顕著だった。

今期プレイオフ出場チーム12のうち、2年連続出場が8チームと実に2/3となった。AFCに至っては、6チーム中5チームが連続出場であり、4地区すべて昨シーズンと同じチームが優勝した。

現在の各カンファレンス4地区制32チーム体制となったのが2002シーズンから。それ以降の連続地区優勝と連続プレイオフ出場は以下の通りとなっている。












シーズン連続優勝連続出場
200324
200447
200535
200645
200746
200825
200936
201027
201116
201268


この11シーズンの各チーム成績は以下の通り。


































チーム勝率優勝出場
New England135410.76799
Indianapolis122540.693710
Pittsburgh113621.64657
Green Bay110660.62568
Baltimore104720.59147
Philadelphia103721.58957
San Diego103730.58555
Atlanta100751.57136
Denver99770.56335
N.Y. Giants97790.55136
New Orleans97790.55134
Dallas94820.53424
Tennessee92840.52324
Chicago92840.52333
Seattle92840.52357
Minnesota87890.49424
N.Y. Jets86900.48915
Carolina86900.48933
Cincinnati81941.46324
Tampa Bay81950.46023
San Francisco80951.45733
Jacksonville78980.44302
Miami77990.43811
Houston77990.43822
Washington751010.42613
Kansas City731030.41523
Buffalo711050.40300
Arizona701060.39822
St.Louis631121.36012
Cleveland611150.34701
Oakland601160.34111
Detroit511250.29001


New Englandの地区優勝9回や、Indianapolisのプレイオフ出場10回といった記録の一方、Buffaloは一度もプレイオフ出場を果たせずにいる。地区優勝未経験も、Buffaloのほかに、Cleveland、Jacksonville、Detroitと4チーム(Washingtonは今シーズン地区優勝を飾って抜け出した)。

NFC Southは、Atlanta、Carolina、New Orleansが地区優勝3回ずつ、Tampa Bayが2回と均等に優勝を分け合っていて、過去に2年連続優勝すらない地区だ。
AFC Northは、New Englandが11回中9回の優勝。AFC Southも、Indianapolisが7回と偏りが激しい。

地区ごとの成績は以下。










地区勝利敗北勝率WC
AFC East3693350.5244
AFC North3593432.5118
AFC South3693350.5247
AFC West3353690.4763
NFC East3693341.5259
NFC North3403640.4835
NFC South3643391.5185
NFC West3053972.4343


面白いことに3地区が369勝で並んでいるが、WC(ワイルドカードでの出場回数)には開きがある。
データの傾向からは、NFCはパリティと呼べる状況なのに対して、AFCは戦力が固定化されているように見える。New EnglandとIndianapolisの二強の存在が大きいのはもちろんだが、NorthやWestも偏りはNFCよりも大きいと言えるだろう。

32チームというバランス良いチーム数となり、新規エクスパンションは考えにくくなった。ホームタウンの移転の噂はあるが、現実にはなかなか起きにくい。リーグによる新たな戦力均衡策としては地区再編という荒業が考えられる。現行の体制となって11年。今シーズンのようなことが続くようなら当然考慮される選択肢となるだろう。

パリティではないNFLなんて、刺激に欠けることこのうえない。


[NFL感想] 2012 Week06 接戦の行方 #nfljapan

2012年10月21日 21時56分32秒 | アメリカンフットボール
















Week 6
Pittsburgh (2-3)23-26Tennessee (2-4)
Kansas City (1-5)10-38Tampa Bay (2-3)
Indianapolis (2-3)9-35N.Y. Jets (3-3)
Cincinnati (3-3)24-34Cleveland (1-5)
Detroit (2-3)26-23Philadelphia (3-3)
Oakland (1-4)20-23Atlanta (6-0)
St. Louis (3-3)14-17Miami (3-3)
Dallas (2-3)29-31Baltimore (5-1)
Buffalo (3-3)19-16Arizona (4-2)
New England (3-3)23-24Seattle (4-2)
N.Y. Giants (4-2)26-3San Francisco (4-2)
Minnesota (4-2)26-38Washington (3-3)
Green Bay (3-3)42-24Houston (5-1)
Denver (3-3)35-24San Diego (3-3)


アメリカンフットボールはモメンタム(勢い)のスポーツと言われる。マンデーナイトのような、前半0-24から後半35-24という試合を見ればその言葉を使いたくなってしまう。
しかし、モメンタムをどう味方につけるか、相手にモメンタムがあるときにどう戦うかなども戦術の一部と捉えることもできる。

アメリカンフットボールでも運不運の絡む余地はもちろん存在している。だが、他のスポーツに比べて実力と戦術の占める割合は高く、単純な運不運によって勝敗が左右されることは多くない。
実力が伯仲しているNFLでは、週に数試合はそうした運の良し悪しが試合を決めることがあるが、それでも事前の準備がもう少し出来ていれば違った結果を招いたかもしれないと思えるところがこのスポーツの特徴と言えるだろう。

アメリカンフットボールは準備のスポーツとも言われるが、試合が始まってしまえば一転決断のスポーツとなる。攻撃においては、その決断を担う役割はQBが占める割合が大きい。それだけにQBの出来が試合を左右するわけだが、一方でどれだけQBに負担を掛けないかというサイドラインの働きも重要だ。
先に挙げたマンデーナイトの失態は、QBのミスが連発したこと以前にQBへの負担が大きすぎたことが生み出している。もちろん、優秀なQBの中にはそうした負担を背負いつつチームを勝利に導く存在もいる。
だが、ヘッドコーチを失ったニューオーリンズがブリーズという超一流のQBを擁していても苦しんでいるように、サイドラインの重要性は非常に高い。

リードしている試合をどう逃げ切るかや、接戦をものにできるかどうかはコーチの仕事だ。どんな一流の選手でもミスは起こす。それを含めて試合をコントロールするのがコーチの役目であり、力量と言えるだろう。

以下の表はWeek6までの6点差以内の勝敗である。(後ろの数字はWeek6までの成績)


































Arizona3-14-2
Atlanta3-06-0
Baltimore3-15-1
Buffalo1-03-3
Carolina0-31-4
Chicago0-04-1
Cincinnati0-13-3
Cleveland0-11-5
Dallas1-12-3
Denver0-23-3
Detroit2-12-3
Green Bay1-23-3
Houston2-05-1
Indianapolis2-12-3
Jacksonville1-11-4
Kansas City1-11-5
Miami2-23-3
Minnesota1-14-2
N.Y. Giants0-14-2
N.Y. Jets1-13-3
New England0-33-3
New Orleans0-21-4
Oakland1-11-4
Philadelphia3-23-3
Pittsburgh1-22-3
San Diego0-03-3
San Francisco0-04-2
Seattle3-24-2
St. Louis2-23-3
Tampa Bay1-22-3
Tennessee2-02-4
Washington1-13-3


逆転負けは時間がないので調べていないが、バッファローやサンディエゴ以外でも、今週のニューイングランドなど印象的な試合があり、時間があればいつかチェックしたい。


[NFL感想] 2012 Week05 改めてシーズン展望 #nfljapan

2012年10月14日 22時23分23秒 | アメリカンフットボール
















Week 5
Arizona (4-1)3-17St. Louis (4-1)
Philadelphia (3-2)14-16Pittsburgh (2-2)
Green Bay (2-3)27-30Indianapolis (2-2)
Cleveland (0-5)27-41N.Y. Giants (3-2)
Atlanta (5-0)24-17Washington (2-3)
Miami (2-3)17-13Cincinnati (3-2)
Baltimore (4-1)9-6Kansas City (1-4)
Seattle (3-2)16-12Carolina (1-4)
Chicago (4-1)41-3Jacksonville (1-4)
Denver (2-3)21-31New England (3-2)
Buffalo (2-3)3-45San Francisco (4-1)
Tennessee (1-4)7-30Minnesota (4-1)
San Diego (3-2)24-31New Orleans (1-4)
Houston (5-0)23-17N.Y. Jets (2-3)


ようやく32チームを最低1試合は見ることができた(はず)。対戦相手との兼ね合いなどもあるので、それだけで戦力を評価することはできないが、現時点までの戦い振りを元に改めて各地区の今後を占ってみたい。

最も弱い地区のひとつと予想されていたNFC西。それが4チームとも勝ち越して5週を終えたことに驚きを隠せない。
最有力のサンフランシスコは強敵相手は非常に安定した勝ち方を見せたが、ミネソタ戦を落とす波乱があった。それでもこの地区の優勝候補には間違いない。

サンフランシスコと同じ4勝1敗のアリゾナは守備の強さが光る。ニューイングランド戦は幸運もあったが、それをもたらしたのは守備の力だ。ただQBが不安要素であり続けるだろう。攻撃が機能しなくなると守備にまで負担が増す。

セントルイスはホームで3勝を上げている。HCジェフ・フィッシャーの手腕が光る。QBブラッドフォードが一皮むければ台風の目になる可能性も感じる。

シアトルも判定に助けられた面もあるがグリーンベイを倒す快挙を演じ、勢いを増している。ルーキーQBウィルソンはかなり不安を残すが、しぶとい守備は今後の対戦相手の脅威となりそうだ。QBをどうするのかが今後の鍵となるかもしれない。
4チームすべてホームで無敗という状況だが、まだ地区内の試合は2試合のみ。今後地区内での対戦次第で生き残っていけるかどうか決まっていくだろう。サンフランシスコの対抗にはセントルイスを挙げておこう。




5勝のアトランタと1勝止まりの3チームという明暗がはっきり分かれたNFC南。元々安定感のあるアトランタだけに、大崩れは考えにくい。主力選手の故障がない限り地区優勝は当確と言ってもいいだろう。

開幕戦勝利後、3連敗のタンパベイだが、決して大敗という展開ではない。ただ勝ち切れない勝負弱さが目立ち、すぐに建て直しができそうな気配もない。今年も厳しいシーズンになってしまいそうだ。

まさかの開幕4連敗となったニューオーリンズ。プレイオフ進出へのリカバリーはまだ可能だと思うが、ヘッドコーチ不在の影響は想像以上に大きい。守備の脆さも改善されておらず、本来の強さを取り戻すまでの道のりは遠そうだ。

守備の弱さに加え、昨シーズン見せたハイパーな攻撃力も影を潜めているカロライナ。QBニュートンにとってまさに二年目のジンクスといった感じだ。可能性を感じさせるQBだけに、彼をどう生かしたチームを作るのかが見えてこないのが残念。




最も驚きの地区かもしれないのがNFC北。誰がミネソタの開幕ダッシュを予想しただろう。既に昨シーズンの3勝を越える勝ち星を上げている。対戦相手に恵まれているのは確かだが、サンフランシスコを破る金星もあった。原動力は、このチームの最も強力なタレントであるRBピーターソンではなく、2年目のQBポンダーだと言えるだろう。この調子がどこまで続くか、特に地区内での対戦が重要になってくるだろう。

同じ4勝を上げているのがシカゴ。やや対戦相手に恵まれている印象も受けるが、勝った試合はすべて完勝だった。QBカトラーが特別良いとも思わないのだが、RBフォーテイに加えWRマーシャルという軸ができたことは大きなプラスになった。後半戦がタフなスケジュールとなりそうなだけに、そこまで星を落とさずに行けるかどうかが注目だ。

この地区の大本命グリーンベイはまさかの2勝3敗と負けが先行している。昨シーズンもハイパーな攻撃力の陰に隠れていた守備の脆さがここに来て勝負弱さに繋がっている印象だ。攻撃陣も圧倒的な強さを見せられずにいる。ただスーパーボウルを制したシーズンも後半調子を上げていった。歯車が噛み合い始めれば十分に追いつけそうなだけに、それがいつかがポイントになりそうだ。

昨シーズン10勝を上げて、久しぶりのプレイオフに進出したデトロイト。若いチームだけに更なる飛躍が期待されたが、ふたを開けてみれば若さが悪い方に出た感じだ。サンフランシスコに力負けしたのは仕方ないとしても、テネシー、ミネソタと勝ち切れなかったのは痛かった。オープンデート明けに重要な試合が続くだけに、そこで復調できるかどうかでシーズンが決まってしまう可能性もある。
最終的にはグリーンベイが地区優勝する可能性が高い。ミネソタとシカゴがワイルドカードを争うと予想するが、ミネソタが勢いを失わずに戦えれば大波乱の期待も。




今期も混戦のNFC東。4チームが3勝と2勝でまだまだ横一線とも言える。
スーパーボウル王者のジャイアンツだが前評判は高くなかった。現在3勝を上げているが、勝ったのはタンパベイ、カロライナ、クリーブランドと順当勝ちのみ。今後は気の抜けない相手ばかりと対戦するだけに、今の戦い振りでは厳しいシーズンになってしまう可能性もある。地区内2敗というのも不安材料。

フィラデルフィアはここまで3点差以内の接戦を3勝1敗と制してきたが、攻撃があまり機能していない点が深刻だ。QBヴィックだとどうしても荒れる展開が多く、安定した戦いができない。タレントは豊富だし、同地区内のライバルが戦力的に厳しい面もあるので地区を制するチャンスだが、一方で自滅してしまう可能性もあって予断を許さないチームになっている。

開幕戦の勝利で勢いに乗るかと思われたダラスだが、ここまで2勝2敗。2敗は共に大敗で、期待外れの印象だ。OLを始め戦力不足を思わせるところが目立つだけに、もっと規律ある戦いをしていかないとずるずると黒星が増えていく危険もある。

ルーキーQBグリフィンは素晴らしいパフォーマンスを披露しているが、守備の弱さが致命的なワシントン。グリフィンの機動力を生かす戦術はケガのリスクを増やしている。アトランタ戦で脳震とうを起こしており、そのリスクが顕在化してしまった。グリフィンを守ることを第一とした戦いがワシントンの未来を左右するだろう。
予想の難しい地区だが、フィラデルフィアがやや有利か。ただ全体に勝ち星が伸びるとは思えないので8勝前後で団子になりそうな気配だ。




最も勝ち星の少ない地区なのがAFC西。タレントだけで言えば、ずば抜けているはずのサンディエゴは今期も混戦へと地区を導いている。弱い相手には圧勝するが、格上相手には歯が立たない。接戦にも弱い。HCが替わらなければこの傾向は続くだろう。

2勝のデンバーはここまで厳しいスケジュールだっただけに、悪いスタートだとは言えない。QBペイトン・マニングはさすがのプレイ振りで、1年のブランクをほとんど感じさせない。レシーバー陣がもう少し向上できれば得点力は上がっていきそうだ。

前評判の高かったオークランドは1勝3敗と出遅れた。オープンデートで建て直しができたかどうかが注目だが、攻守ともに課題は多い。QBパーマーは往年の輝きを失って久しい。昨シーズン後半は少しその輝きを取り戻した場面もあったが、今シーズンは苦戦中だ。

苦しい戦いの続くカンサスシティは第5週ボルチモア相手にロースコアのゲームを落とした。得点力に期待の持てないチームだけにこうした試合を落としていては浮上のきっかけをつかむのは難しい。QBキャッセルに対するファンの風当たりも強く、変化をもたらさなければ改善は見えてこないのではないか。
現状ではデンバーが本命。対抗はサンディエゴ。9勝前後の争いだとどちらが制するかは微妙な感じだが。オークランドも化ける可能性のあるチームだが・・・。




NFC南と同様、AFC南も1チームだけが抜け出した感じ。ヒューストンは前評判通り好調を持続している。攻守ともに安定しているが、LBクッシングがシーズンアウトのケガで不安材料となった。昨シーズン同様主力のケガだけが心配だ。

ルーキーQBラックの下で2勝2敗と健闘しているインディアナポリス。ヘッドコーチが白血病で入院する事態に奮起してグリーンベイを倒すというアップセットを演じたが、これが長続きできるとは思えない。再建期の中でひとつでも多くの勝ち星を拾っていけるかどうかという戦いとなるだろう。

第6週の木曜日の試合で2勝目を上げたテネシーは、もう少し勝っていてもおかしくない評価をされていたチームだった。しかし、RBクリス・ジョンソンの不調や守備の崩壊で低迷。QBロッカーのケガにより、ハッセルベックで戦っているが、将来を見据えるとロッカーに経験を積ませたいシーズンだが。

NFL最低の得点力となっているジャクソンヴィル。RBジョーンズ・ドリューを擁するものの、2年目のQBギャバードでは心もとない。攻撃が機能しなければ守備への負担も増し、負け続ければ選手のパフォーマンスも低下してしまう。再建への道筋を提示できるかどうかが大切だろう。




AFC北は安定した戦いを見せるボルチモアがこのまま突き進みそう。QBフラッコはスーパーボウルを目指すチームには力不足に感じるが、攻守のバランスにおいてこの地区では頭一つ抜けている存在だ。むしろ余力を持ってプレイオフに進出できるかが注目点となりそうだ。

ボルチモアの対抗馬に挙げるとすればシンシナティとなるだろう。攻守に際立った強みはないが、2年目のQBダルトンのクォーターバッキングはチームに安定をもたらしている。楽な日程ではないが、勝てない相手との対戦もないので、うまく星を拾っていければ今期も面白い存在になる。

勢いに乗れないのがピッツバーグ。RBメンデンホールが健康な状態を保てれば巻き返しも可能だが、負傷が多く、ランニングゲームが確立できなければQBロスリスバーガーへの負担も増す。OLの状態やレシーバーの陣容などから見て、戦い抜くのはかなり厳しい。経験豊富なQBだけにある程度は勝てるだろうが、地区優勝争いに加わるのはよほどの幸運が必要だろう。

現在唯一の全敗チームであるクリーヴランド。ルーキーQBウィーデンの下そこそこの攻撃力は見せているが、あまり多くを求めることも難しい。守備も酷いというほどではないが、勝ち切れない試合が続いている。「再建」の言葉は元になるものがあって初めて使えるわけで、どのようなチーム作りをするのかさえ見えない現状を変えることが急務だろう。




3勝のニューイングランドと2勝の3チームという構図となったAFC東。開幕ダッシュにはつまずいたニューイングランドだが、ここ2試合はランニングゲームの好調さによって攻撃が機能した。絶対的な強さは感じないが、それでも大崩れすることは考えにくく、QBブレイディが健在である限りは地区優勝の可能性が最も高いのは間違いないだろう。

対抗馬の最有力はマイアミだろう。3敗のうち2敗はオーバータイムによるもので、良い戦いを続けている。ルーキーQBタネヒルを始め傑出したタレントはほとんどいないが、しぶとい戦い振りを今後も続けられれば面白い存在になってきそうだ。

ジェッツは開幕戦こそ大勝し、QBサンチェスも飛躍のシーズンを迎えたかと思われたがその後は低迷。サンフランシスコ戦は完封されてしまった。ランが機能しておらず、逆にラン守備が崩壊という有様。スケジュールはかなり楽な方だが、攻守に不安が大きいだけに、足元をすくわれる危険性を孕んでいる。

ニューイングランドに大逆転負けを喫したバッファローは続くサンフランシスコにも大敗した。ただ強豪相手だけに仕方ないと割り切ってこの後を戦いたいところだ。プレイオフ争いに加わるのは難しいと思うが、次のシーズンへの布石となるような戦いを見せて欲しい。


[NFL感想] 2012 Week04 FGの明暗 #nfljapan

2012年10月07日 18時47分40秒 | アメリカンフットボール

















Week 4
Cleveland (0-4)16-23Baltimore (3-1)
New England (2-2)52-28Buffalo (2-2)
San Francisco (3-1)34-0N.Y. Jets (2-2)
Seattle (2-2)13-19St. Louis (3-1)
Carolina (1-3)28-30Atlanta (4-0)
Minnesota (3-1)20-13Detroit (1-3)
San Diego (3-1)37-20Kansas City (1-3)
Tennessee (1-3)14-38Houston (4-0)
Oakland (1-3)6-37Denver (2-2)
Miami (1-3)21-24Arizona (4-0)
Cincinnati (3-1)27-10Jacksonville (1-3)
Washington (2-2)24-22Tampa Bay (1-3)
New Orleans (0-4)27-28Green Bay (2-2)
N.Y. Giants (2-2)17-19Philadelphia (3-1)
Chicago (3-1)34-18Dallas (2-2)


観戦した試合の中で、FGの成功不成功で勝敗が決した試合が4試合あった。逆転のFGを決めたのはアトランタとワシントン。逆にFGを外したのはニューオーリンズとNYジャイアンツ。結果的にキッカーが勝敗の明暗を左右することになったが、そこに至るまでに負ける要因があったとも言える試合だった。

実力と戦略・戦術がはっきりと試合結果に反映されるアメリカンフットボールという競技だが、それらが伯仲の場合は運が影響を与えることになる。NFLのレベルでは接戦において最後にボールを保持している側が圧倒的に有利だ。FGは運任せの部分があるとはいえ、それまでの過程の中でいかにして運の要素を排除できるかどうかが重要になってくる。

ニューオーリンズはFGの場面で痛恨のホールディングの反則を犯し、その罰退が失敗をもたらした。ジャイアンツもその前のプレイでオフェンスのパスインターフェアを犯し、罰退したことが失敗に繋がった。これらの反則による罰退はモメンタムを失わせ、キッカーにより大きなプレッシャーを与えてしまう。特に今期まだ勝利のないニューオーリンズにとっては致命的だった。

タンパベイは一度は逆転したものの、プレイコールやQBフリーマンにタイムコントロールの意識が低く、十分に時間を残して攻撃権を渡してしまったことが敗因となった。フリーマンはルーキーQBのグリフィンIIIにクォーターバッキングの面で著しく見劣りしたのが残念。

カロライナはアトランタ相手に金星を挙げる寸前まで追い詰めた。ツーミニッツに入って敵陣でのフォースダウン1ヤード。アトランタのタイムアウトは既に無く、ファーストダウンを獲れば勝利が確定する場面。カロライナの選択はハードカウントでオフサイドを誘発するというものだったが、結局パントを蹴り敵陣1ヤードまで押し込んだ。だが、残り59秒から次々にパスを通して、残り10秒でカロライナ陣22ヤードまで進んだ。
確かにこの試合カロライナの守備は健闘していた。開幕から3連勝のアトランタを相手に7つのサックを奪うなどよく戦ってはいた。しかし、それでもカロライナは守備のチームではない。またアトランタのQBライアンはツーミニッツオフェンスが得意な印象があった。パントで押し込んだ時は勝利のチャンスがあるかとも思ったが、すぐにレッドゾーンを抜け出し、立て続けにパスを通した姿は流石と思わせるものだった。
フォースダウンで攻撃し、成功する確率と、パントをして守備で防ぐ確率。これまでNFLを見てきた限りでは、すでに述べたようにボールを持っている側が有利だと言える。もちろん残り時間やそれまでの展開、ホームかロードか、QBの能力など様々な要素が絡むので一律に判断はできない。ただ波乱を起こしたいのであれば、相手主導となる展開ではなく、自分たちが主導でプレイしないと難しいとは言えるだろう。
カロライナはこの試合で198ヤードのランをゲインした。優秀なRBがいるし、何よりQBニュートンの身体能力は傑出している。失敗すればヘッドコーチの判断は批判されるだろうが、無難な選択が勝利を呼び込むことは少ないのも事実だ。

格下と見られるチームがリードを守り切るのは難しい。たいていの場合積極性がリードをもたらすが、リードを守ろうとするとその積極性が消え、相手に勢いを与えてしまう。実力上位のチームがモメンタムを掴むとわずかのリードなどあっという間に消し飛んでしまう。

第3クォーター途中で21-7とリードしていたバッファローは、後半だけで45点奪ったニューイングランドに大敗した。バッファローがニューイングランドのランに対応できなかったせいではあるが、驚きの展開だった。もう少し手は打てなかったのか。地力の差と言えばそれまでだが、ここまで大差がつくとは前半を見た者は誰も予想できなかっただろう。

攻撃側優位のルールへと変更されていき、実力差以上のワンサイドゲームになりやすくなった面もある。この週の試合でも、一度流れが傾けば、大差が生まれている。アップセットを生むには、接戦を維持し、最後までモメンタムを相手に与えないことが必須となる。(第2週のアリゾナのように相手のミスに助けられて勝つことはあるが、運頼みは長続きはしないだろう)
どれほどの不運が振り掛かろうとそれを跳ね除けて勝つチームこそが、アメリカンフットボールの勝者と言えるだろう。


[NFL感想] 2012 Week03 #nfljapan

2012年09月30日 22時23分52秒 | アメリカンフットボール


















Week 3
N.Y. Giants (2-1)36-7Carolina (1-2)
Tampa Bay (1-2)10-16Dallas (2-1)
Jacksonville (1-2)22-17Indianapolis (1-2)
Buffalo (2-1)24-14Cleveland (0-3)
N.Y. Jets (2-1)23-20Miami (1-2)
Kansas City (1-2)27-24New Orleans (0-3)
Cincinnati (2-1)38-31Washington (1-2)
St. Louis (2-1)6-23Chicago (2-1)
San Francisco (2-1)13-24Minnesota (2-1)
Detroit (1-2)41-44Tennessee (1-2)
Atlanta (3-0)27-3San Diego (2-1)
Philadelphia (2-1)6-27Arizona (3-0)
Pittsburgh (1-2)31-34Oakland (1-2)
Houston (3-0)31-25Denver (1-2)
New England (1-2)30-31Baltimore (2-1)
Green Bay (1-2)12-14Seattle (2-1)


アップセットの目立ったWeek3。起こるべくして起きたものもあれば、いくつもの幸運が重なって起きたものもある。代替審判の影響も少なからずあるが、これまで見た試合では片方のチームだけにプラスやマイナスが偏るのではなく、両チーム均等に災いをまき散らしている印象だが。

グリーンベイ、デトロイトとNFC北地区の強豪を撃破したサンフランシスコは、北地区で蚊帳の外に置かれていると目されたミネソタに完敗。この試合目立ったのは非常に冷静に攻撃をコントロールしたミネソタQBポンダー。ルーキーイヤーだった昨季は能力不足を感じたが、見違えるようなクォーターバッキング。これが本物かどうかは地区内の厳しい対戦を通して証明されるだろう。サンフランシスコは少し相手を舐めていたところがあったかも。優勝候補に挙げられるサンフランシスコだが、長い低迷をようやく抜け出し、注目されて迎える初めてのシーズンでもある。メンタルをいかにコントロールしていくかは、HCジム・ハーボーの手腕の見せ所と言えるだろう。

サンフランシスコと同じ立場なのがデトロイト。昨季久々に結果を残し、今シーズンに期待がかかるが、苦戦が続いている。大乱戦の中、14点差を追いついてオーバータイムに持ち込んだものの、同点を狙わずに行ったフォースダウンコンバージョンに失敗した。QBスタッフォードが負傷するアクシデントを乗り越えた同点劇だっただけに残念な敗戦。一方、初勝利となったテネシーはこの試合もRBジョンソンは不調。それでもキックオフリターンTDやファンブルリカバーリターンTDなど総合力での勝利と言えるだろう。また、QBロッカーは378ヤードと見事な成績を残した。

ヘッドコーチの手腕という点で濃厚に影響が表れたのがニューオーリンズ。第3クォーター途中で24-6と18点リードしながら追いつかれ、オーバータイムで星を落とした。カンサスシティのRBチャールズに233ヤード走られたとはいえ、試合のマネージメントさえしっかりできていれば逃げ切れた試合だった。ショーン・ペイトン不在の影響は予想以上に大きく、今後にも不安を残す試合となった。

ここまで開幕3連勝はわずか3チーム。ヒューストン、アトランタは妥当だが、サプライズなのがアリゾナだ。同じ開幕連勝のフィラデルフィアをホームに迎えた試合は、しかし、その強さを証明するものとなった。攻撃はWRフィッツジェラルド頼みで決して際立ったものはない。しかし、フィラデルフィアQBヴィックに対して5つのサックを挙げ、常にプレッシャーを与え続けた。前週のニューイングランド戦の勝利は相手のFGのミスに助けられたものだが、そこまで追い詰めた守備力はフロックではなかった。

判定などに助けられたところもあったが、ホームでのシアトルの強さも驚くべきものだった。攻撃はRBリンチ頼みで、ルーキーQBウィルソンはお世辞にも良いとは言えなかったが、守備の踏ん張りは素晴らしかった。強力なグリーンベイの攻撃を1TDに抑えたのは見事。凄まじいクラウドノイズは相手チームの脅威だ。

見ていない試合では、ピッツバーグの敗戦が驚き。QBロスリスバーガーは384ヤード、4TDと傑出した数字を残したが、ランは機能していない。第4クォーターに10点差をひっくり返されての敗戦で、守備にも不安が残る結果だろう。前評判の高かったオークランドはこれが初勝利。RBマクファッデンが113ヤード走ってはいるが、まだ攻撃は期待通りとは言えないようだ。

ルーキーQBで最も期待しているワシントンのグリフィスIIIはパス221ヤード、ラン85ヤードと孤軍奮闘しているが、守備が崩壊していて勝利が遠い。走り過ぎなのも不安材料。
インディアナポリスのQBラックは313ヤード投げ、相手ジャクソンヴィルのQBギャバートの倍の距離を稼いだが、RBジョーンズドリューが177ヤード走ったこともあり勝利はギャバートの下へ。

「パリティ(均衡)」と呼ばれるNFLだが、近年はプレーオフ出場チームの顔ぶれが大きく変わらなかったり、シンデレラチームは現れるもののその数も2、3といった感じで戦力の均衡を感じることが少なかった。
今季は開幕3連勝が3チーム、3連敗が2チームで、27チームが2勝1敗か1勝2敗となっている。本当にパリティなのかどうかはこの先を見てみないとなんとも言えないが、審判問題がようやく解消し、ここからが本当の開幕のようにも感じる。まだ十分に挽回可能な時期だけに、出遅れたチームもこれからの奮闘に期待したい。