外苑茶房

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高校野球100年に関連して

2015-07-27 21:30:33 | 大学野球
昨日、早実 和泉監督の勝利監督インタビューを聞いていて、高校野球100年という節目の年に賭ける思いの強さに、改めて驚きました。

とりわけ、早実が100年前の第一回大会に出場したルーツ校であること、
そして、この夏の甲子園でOBの王貞治さんが始球式をお務めになること。
それらが和泉監督には、かなりのプレッシャーとなっていたのかも知れません。
史上初!元プロ始球式 夏の甲子園に王さん「名誉」 : 日刊スポーツ


王貞治さんといえば、日本球界の生んだ最高のホームラン打者なのですが、その偉大な記録の1つ、満塁ホームラン数に肩を並べる現役打者が現れました。
西武の「おかわりくん」こと、中村剛也選手です。
日刊ゲンダイ|15本目満塁弾に歓喜 西武中村を変えたルーキー年の“1週間”

テレビ番組のインタビューで、本塁打数に加えて、今季は打率でも過去最高の水準を叩き出している理由について、中村選手は「二軍時代から格別にお世話になった田辺さんが監督に就任されたから。」と答えていました。

田辺徳雄さんは、1985年にドラフト2位で西武ライオンズに入団。
内野手として、西武ライオンズの黄金時代に大活躍した選手でした。
ただ、石毛、辻らの形成する華やかな内野陣において、地味で渋い存在でした。

田辺さんは山梨県立吉田高校の出身です。
吉田高校は、国公立大学に毎年100名を超える合格者を輩出する、地域の名門校。
高校からプロ入りできなければ、大学野球でプレーする選択肢もあったはずだと。

そんな田辺さんですが、西武のコーチ時代に、実は早稲田の人間科学部eスクールで学んでいます。
早稲田ウィークリー


プロ野球という厳しい競争社会に身を置きながら、大学で学ぼうという姿勢。
私は、立派だと思います。
張本勲さんは認めないかも知れませんが
(^_^;)

職業能力の鍛練に懸命に取り組む一方、セカンドキャリアへの準備も怠らない。
そんな田辺さんの姿勢は、「一寸先は闇」という状況を生きる多くの若手選手たちにとって、良いお手本となっているに違いありません。





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