早稲田摂陵で監督を務める神谷雄毅くん(刈谷高校ー早大院修)がスポーツ紙で取り上げられました。
記事へのリンク
現役時代は、ひじの手術など苦労の連続だった神谷くん。
卒業後は大学院に進学し、教育学を専攻しました。
大学院2年目の夏、東伏見の高校生練習会に神谷くんは顔を出しました。
あれこれと雑談しているうちに、話題は卒業後の彼の進路に。
「高校の教職に就いて、野球の指導者になりたい。」と神谷くんはきっぱり言いました。
その頃、早稲田摂陵では早大ラグビー部出身の若手教師がラグビー部監督となり、着々と成果を出しつつありました。
それをうけて「摂陵野球部でも、早大野球部出身者を指導者にすべき」という機運が盛り上がっていたのです。
ただ、大学の新卒者ではなく、できれば社会人経験を積んだ人材が望ましいというのが学校当局の意向でした。
神谷くんは院卒ですから、学校当局の条件も何とか満たすのではないかと私は考え、早稲田摂陵に接点を持つOBに神谷くんを紹介しました。
あれから6年あまり。
今や神谷くんは立派な指導者として早稲田摂陵を引っ張っています。
よかった、よかった
=======
安保法制案討議の場が参議院に移りました。
法律上の手続きの観点からは、極めて危うい状態にあると言わざるを得ません。
そもそも自民党自身ですら憲法改正が必要と考えていた施策を、急きょ解釈変更により実現を図ったのですから、やはり無理があります。
政治的な手続きの面でも、疑義が残ります。
現在の与党の圧倒的な議席数は、2014年12月の衆議院選挙の結果です。
あの総選挙は、消費税引上げを先送りして景気浮揚を最優先するという政治決断の是非を国民に問うという、いわばアベノミクス信任選挙。
「アベノミクス解散」と与党もメディアも喧伝していたのです。
そこで多数の議席数を得た与党ですが、肝心の経済面では これといった成果を出せないまま、その議席数を安全保障法制の成立に使うというのです。
あれは「猫だまし選挙」だったとの謗りを受けても仕方がありません。
消費税先送り問題で総選挙が必要と考えるのであれば、安保法制こそ総選挙で国民の意思を問うべき最重要課題だと私は考えます。
最後に、日米の同盟強化が抑止力向上につながるのかという論点。
これは判断が分かれます。
例えば、下記リンクにあるような見方があります。
すなわち、 同盟推進派は、日米同盟の強化が隣国との摩擦の抑止力になり、日本の平和が担保されると主張します。
これに対し反対派は、日本が海外での軍事行動に加担することで、他国間の紛争に巻き込まれると反論します。
しかし、いずれの主張も実証的な知見に基づく科学的な根拠があるとは言い難いという指摘もあるのです。
「ホルムズ海峡での掃海活動」「朝鮮半島有事での邦人救助」など様々なシナリオが国会では話題となりました。
しかし、今回の安保法制制定を急ぐ背景は、東シナ海、南シナ海における米軍との協同作戦行動の早期実施の要請だろうと想像します。
【動画】自衛隊、南シナ海で米軍に協力も 統幕長インタビュー
ここの判断は本当に難しいです。
私も揺れています。
記事へのリンク
現役時代は、ひじの手術など苦労の連続だった神谷くん。
卒業後は大学院に進学し、教育学を専攻しました。
大学院2年目の夏、東伏見の高校生練習会に神谷くんは顔を出しました。
あれこれと雑談しているうちに、話題は卒業後の彼の進路に。
「高校の教職に就いて、野球の指導者になりたい。」と神谷くんはきっぱり言いました。
その頃、早稲田摂陵では早大ラグビー部出身の若手教師がラグビー部監督となり、着々と成果を出しつつありました。
それをうけて「摂陵野球部でも、早大野球部出身者を指導者にすべき」という機運が盛り上がっていたのです。
ただ、大学の新卒者ではなく、できれば社会人経験を積んだ人材が望ましいというのが学校当局の意向でした。
神谷くんは院卒ですから、学校当局の条件も何とか満たすのではないかと私は考え、早稲田摂陵に接点を持つOBに神谷くんを紹介しました。
あれから6年あまり。
今や神谷くんは立派な指導者として早稲田摂陵を引っ張っています。
よかった、よかった
=======
安保法制案討議の場が参議院に移りました。
法律上の手続きの観点からは、極めて危うい状態にあると言わざるを得ません。
そもそも自民党自身ですら憲法改正が必要と考えていた施策を、急きょ解釈変更により実現を図ったのですから、やはり無理があります。
政治的な手続きの面でも、疑義が残ります。
現在の与党の圧倒的な議席数は、2014年12月の衆議院選挙の結果です。
あの総選挙は、消費税引上げを先送りして景気浮揚を最優先するという政治決断の是非を国民に問うという、いわばアベノミクス信任選挙。
「アベノミクス解散」と与党もメディアも喧伝していたのです。
そこで多数の議席数を得た与党ですが、肝心の経済面では これといった成果を出せないまま、その議席数を安全保障法制の成立に使うというのです。
あれは「猫だまし選挙」だったとの謗りを受けても仕方がありません。
消費税先送り問題で総選挙が必要と考えるのであれば、安保法制こそ総選挙で国民の意思を問うべき最重要課題だと私は考えます。
最後に、日米の同盟強化が抑止力向上につながるのかという論点。
これは判断が分かれます。
例えば、下記リンクにあるような見方があります。
すなわち、 同盟推進派は、日米同盟の強化が隣国との摩擦の抑止力になり、日本の平和が担保されると主張します。
これに対し反対派は、日本が海外での軍事行動に加担することで、他国間の紛争に巻き込まれると反論します。
しかし、いずれの主張も実証的な知見に基づく科学的な根拠があるとは言い難いという指摘もあるのです。
ゲーム理論で解く安全保障 集団的自衛権は抑止力になるか?
「ホルムズ海峡での掃海活動」「朝鮮半島有事での邦人救助」など様々なシナリオが国会では話題となりました。
しかし、今回の安保法制制定を急ぐ背景は、東シナ海、南シナ海における米軍との協同作戦行動の早期実施の要請だろうと想像します。
【動画】自衛隊、南シナ海で米軍に協力も 統幕長インタビュー
ここの判断は本当に難しいです。
私も揺れています。