外苑茶房

神宮外苑エリアの空気を共有し、早稲田スポーツを勝手に応援するブログです。

全早慶戦

2012-08-26 21:35:14 | 大学野球
8月25日(土)、埼玉県の川越初雁球場で全早慶戦が行われました。

出場選手は、軽井沢キャンプ帯同メンバーに、OB3人を加えたものでした。

4中村
8前田将希(早実-早大-ENEOS)
2地引
3杉山
DH田中幸長(宇和島東-早大-トヨタ)
9小野田
5茂木
7吉澤
6東條
P内田、阿久根、中島、丸山、佐竹(土庄-早大-トヨタ)、

試合は、早稲田が初回に2点を先取し、その後、慶応に逆転を許すも、最後に追いつき、最終的に3対3の同点で9回引分けで終わりました。


川越初雁球場は、西武・本川越駅から約2キロ離れた場所にあります。
収容人員が少ない年代物の施設で、観客席に屋根はありません。
しかし、内野席の多くは木陰となるので、夏の強い日射しが容赦なく照りつけるコンディションながらも、意外に快適に観戦することができました。

しかし、大会の企画はお粗末なものでした。
まず、第一試合に東洋大学と東京国際大学との対戦、第二試合に全早慶戦というのは、私には理解しがたい企画です。
特に、伝統校の東洋大学が「前座」を務める試合構成は、東洋大学に対して全く失礼な話だと思うのです。

また、観客席に、早稲田や慶応の地域の同窓会組織の姿が全くなかったことも、違和感がありました。
地域の卒業生と一体となって学生野球を楽しむという全早慶戦の大原則が、全く守られていないのです。
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過去に某所で全早慶戦を企画された方々は、入念に準備されていました。
他の地域で開催された全早慶戦に一年前から視察団を送って、試合の運営方法、時間割等々を、ストップウォッチを片手に綿密に調査。
開催地ゆかりの早慶の野球部OBを始球式に招いたり、地域の早慶のOB組織の席割りを事前に決めたり…
早慶戦は、早慶を招いて単に野球の試合をするだけというような安直なイベントではありません。

また、全早慶戦は前座なしで1日1試合だけというのが標準形です。
もし、前座の試合も行うならば、例えば、慶応志木と早大本庄がやる、あるいは、川越市内の高校同士で対戦するというカードが全早慶戦にはふさわしいものだと思います。

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川越では、試合の合間に出場選手にグラウンド整備を強制したり、
あるいは、校歌斉唱中に、球場職員が平然と「アー、アー、只今マイクのテスト中」とやらかしたり、
アナウンス嬢の雑談が試合中に場内放送で流れたり…

大学野球を全く理解していない方々による非常識な大会運営に、4校の野球部が振り回されるという、とても残念な1日になってしまいました。

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もっとも、時おり戸惑いを見せながらも、選手たちは頑張ってくれました。



写真は、前田将希くん(ENEOS)、佐竹くん(トヨタ)、田中幸長くん(トヨタ)

前日から東伏見入りして準備した彼らは、久し振りにWASEDAのユニフォームに袖を通して、とてもハイテンションになって試合に臨んだそうです。

彼らのユニフォーム姿を見ることができて、とても嬉しかったです。

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翌日の8月26日(日)は、土曜日が雨天中止となった場合の予備日となっていました。
したがって、同じ立場でスケジュールを空けていた東京国際大学と練習試合が行われ、0対1で早稲田が敗れました。
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