外苑茶房

神宮外苑エリアの空気を共有し、早稲田スポーツを勝手に応援するブログです。

さらば重商主義

2012-03-24 00:56:54 | 大学野球
雨の金曜日となりました。

今日は野球部のオープン戦は予定されていませんでしたから、集中してPCに向かいっ放しの1日でした。

もっとも、朝食・昼食・夕食が、全てローソンで買ってきたお握り。
仕事しながらデスクで頬ばるだけという状況ですから、さすがに悲しいものがあります。

一方、三十枚集めると可愛いお皿がもらえるローソンのシールが、目覚ましいスピードで貯まっていきます。
すでに、お皿三枚分を達成し、四枚目も中間点を突破。
これは、もう番町・皿屋敷のノリです。
((;^_^A

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ところで、「輸入超過興国論」という石橋湛山の本を知りました。

1924年、第一次大戦の終戦と関東大震災が重なった時期に、彼は言い切りました。

「日本経済の発展と震災復興には、外国資本と物資の輸入不可欠」
「輸入超過による貿易赤字は、亡国どころか興国である」
いわゆる重商主義に対する強烈なアンチテーゼでした。

内需主導型経済を1986年に提唱した前川レポートも、同じように重商主義からの脱却を訴えるものでした。

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対米輸出で稼いだ米ドルを、日本に持ち帰って日本円に転換すると円高になる。
円高につながる円転を避けたい輸出関連業界は、米国の公社債などを買う形で米ドルを持ち続ける。

こうなってくると、貿易収支が黒字であっても、日本の輸出産業の稼いだ外貨が日本に還流せずに米国内に滞留します。
そうすると、日本企業の稼いだ米ドルが、結果的に米国内の経済活動を支えることになります。

一方、日本国内の経済活動に資金が回っていきませんから、国内の企業活動は徐々に停滞していきます。

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法学部麻雀学科を卒業した私ですから、経済学は全くの素人です。

それでも、日本円が変動相場制である以上、上記のような経済活動になることを、合理的に説明することができます。

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もちろん、産業構造の変革には、様々な軋轢が生じます。
しかし、弱者を装って変革を拒もうとする勢力の正体を見抜いて排除し、新しい秩序に向かって日本は突き進んでいかなくてはなりません。
Comments (2)
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