外苑茶房

神宮外苑エリアの空気を共有し、早稲田スポーツを勝手に応援するブログです。

今日の浦添(3/11)

2012-03-11 22:38:13 | 大学野球
今日、浦添市民球場に到着すると、バックスクリーンのメインポールに掲揚されている早稲田大学の校旗が、半旗となっていました。

そうです。
一年前の今日、東日本大震災が発生。
そして、今もなお多くの方々が避難生活を余儀なくされています。

復興需要によって消費や建設などに関する「フロー」の指標が良くなることは、当初から織り込み済み。
しかし、その一方で、震災・津波・原発事故により喪失した住宅、港湾、農業などのインフラ、いわゆる「ストック」を再建するためには、気の遠くなるような資金と時間が必要です。

今朝、那覇市内のホテルで観たテレビ番組で報道された、東邦銀行(本店:福島県の地方銀行)の役職員の方々の奮闘ぶりには、同じ銀行マンとして胸を打たれました。

東邦銀行の皆様、
お客様と共に生きる金融機関の誇りと心意気を、改めて教えていただきました。
ありがとうございました。
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さて、今日の浦添は、雨が時折降ってくる肌寒い1日。
まったく南国らしからぬ天気でしたが、何とか終日グラウンドで練習することができました。

しかしながら、とにかく、寒い。
私は、シャツを重ね着した上に雨ガッパをウィンドブレーカー代わりに着込んで、練習を見学いたしました。
(><)
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午前中は、内外野のシートノックと連携プレー。

そして、昼食時間を使って、中軸3人の特打。


続いて、野手全員の打撃練習が始まり、夕方まで続けられました。


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さて、ここまでのキャンプの様子を振り返ってみたいと思います。

投手陣は、すこぶる順調に調整が進んできているように思います。
岡村監督の頭の中には、リーグ戦を戦い抜く陣容が着々と固まりつつあるのではないでしょうか。

このままオープン戦に突入して良い結果がついてくれば、チーム全体に勢いが出てくるでしょう。

安田さん、小宮山さんという百戦錬磨のコーチ陣から、あらゆることを貪欲に吸収して欲しいものです。
そして、誰が「背番号11」を着けることになるのか、今から楽しみですね。

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続いて、捕手。
捕手陣については、いよいよ最上級生となる地引くんと、下級生捕手たちと比べてみると、当たり前のことですが、様々な面で大きな力量差があります。

捕手というのは、どうしてもケガをしがちなポジションですから、副将・地引くんが万全のコンディションでリーグ戦に臨むことができるかどうかに、チームの浮沈が懸かっているように思えます。
地引くん、頼みますよ!

そして、下級生捕手陣は、横一線です。
誰がベンチに入っても、誰が外れても、おかしくありません。

みんな、がんばれ!

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内野陣に目を転じると、故障の癒えた選手、そしてイキの良い新人が加わり、実に激しいポジション争いが続いています。

リーグ戦の経験豊富な副将の杉山くんと高橋直樹くんといえども、決してウカウカしていられない状況と見ました。

個々の選手の地力は着実に向上しています。
その一方で、まだまだ細かな連携にミスが目立ちます。
この3月に卒業する渡辺侑・佐野・松本の内野手3人の守備面での穴が、埋めきれていないということでしょう。

二塁と遊撃は、内外野を臨機応変に動かす守備の要です。
新しく二塁遊撃を任される選手たちが、実戦の中での判断力とプレーの精度を如何に高めていくかが、これからの課題でしょう。

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外野の定位置争いも激烈です。
故障などのために戦列を離れていた有力選手が復帰し、加えて、外野にもイキの良い新人が登場しました。

外野には、主将の佐々木くんがいます。
佐々木くんには、主将として、中堅手として、そして一番打者として、チームを牽引するという重要な役割があります。

抜群の身体能力を有する佐々木くんですが、決して器用なタイプではなく、人並み外れた努力の地道な積み重ねで現在の立場となったナイスガイです。

佐々木くんに期待されるのは、とにもかくにも、早稲田打線の核弾頭として、何が何でも出塁し、俊足をかって塁上を駆け回ることです。

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こうやって考えてくると、佐々木、地引、杉山、高橋直樹の4人に、主将と副将が割り当てられた意味が良く理解できるように私には思えてきます。

大学スポーツは、四年生の頑張りがあってこそ。

彼らの頑張りが、きっと早稲田を理想の王座に押し上げてくれますよ。

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これをもって、私のキャンプ・レポートを終了いたします。

明日からは、野球部員に負けないように、私は仕事で頑張ります。
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