天文・宇宙探査ニュース:画像を中心とした「新しい宇宙探査情報」のページです。

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5月10日: サウジアラビアの紅海海岸の都市の光/お知らせ

2020年05月10日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

サウジアラビアの紅海海岸の都市 JAZAN とその周辺の夜の光が国際宇宙ステーションから見られる。沖合には一つの島がある。

<出典>: 「宇宙ステーション(Space Station)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。

<ひとこと>: サウジアラビアのマップは こちら から。

<お断り>: コロナウィルスの世界的流行により、NASAを含む、世界的な活動が停止しています。この際これまでに掲載できなかった記事や、ウィルスと無縁な宇宙ステーションからの記事、アポロなど史実の記事を中心に提供しています。

<お知らせ>: ハワイ当局の対コロナウィルスの施策として観測が停止されていた「すばる望遠鏡」が再開に向けて準備に入りました。 詳細は 「すばる望遠鏡」 のサイト から。

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5月9日: 大気の輝きの薄い層が地平線を覆う

2020年05月09日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

南大西洋上を周ったとき、国際宇宙ステーションからのこの夜間写真の中で、大気の輝きの薄い層が地球の地平線を覆っている。手前には、対のステーションの主ソーラーアレイ(左)と、日本宇宙航空研究開発機構(JAXA)からの「きぼう」研究室モジュールの露出施設(中央上)が見える。

<出典>: 「宇宙ステーション(Space Station)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。

<ひとこと>: 右上の円筒形が日本の「きぼう」モジュール。その先端(左)の露出施設には、ほぼ真空の宇宙にさらされた、様々な実験機器が搭載できる。


<お断り>: コロナウィルスの世界的流行により、NASAを含む、世界的な活動が停止しています。この際これまでに掲載できなかった記事や、ウィルスと無縁な宇宙ステーションからの記事、アポロなど史実の記事を中心に提供しています。

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5月8日: 土星のエンケラドゥスの新しいタイガー・ストライプ

2020年05月08日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

人類初めての地球外の生命はどのようにして知るだろう? 一つの可能性は土星の月エンケラドゥスの氷の表面の下に発見することである。そこに生命が存在するかもしれないと考える理由は、この月の氷の内部から宇宙に噴出している、氷として知られるタイガー・ストライプと呼ばれる長い地形にある。これらの表面の亀裂は、この月の南極に微細な氷の粒の雲を、また土星のミステリアスなEリングをつくっている。この証拠は、2004年から2017年まで土星を周ったロボット・カッシーニ宇宙船からもたらされた。ここに描かれたエンケラドゥスの高解像度イメージは接近したフライバイから示された。その風変わりな表面のタイガー・ストライプが疑似カラーの青で示されている。ほぼ同じ大きさの近隣の月ミマスが全く死んでいるように見えるのに対して、何故エンケラドゥスが活動的なのかはミステリーとして残っている。放出された氷の粒の最近の分析は、エンケラドゥスの中に複雑な有機分子が存在するという証拠を与えた。これらの大きな炭素に富んだ分子は、証明されてはいないが、エンケラドゥスの表面の下の海に生命を含んでいるかもしれないという推測を与えた。地下に生命を含むかもしれない他の太陽系の月には木星の月 エウロパ(ホームページ:ガリレオ記念記事) がある。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。

<お詫びと訂正>: 昨日の記事の中で、現在火星で活動中の宇宙船を5機と記載しましたが実際は6機です。軌道船(オービター)4機、探査車(ローバー)1機のほか、火星内部の振動(地震等)を測定して火星内部構造を調べる、NASAの地上固定型探査機(インサイト)が1機活動中です。


<お断り>: コロナウィルスの世界的流行により、NASAを含む、世界的な活動が停止しています。この際これまでに掲載できなかった記事や、ウィルスと無縁な宇宙ステーションからの記事、アポロなど史実の記事を中心に提供しています。

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5月7日: 火星の「ドラゴン」の地形

2020年05月07日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

火星のメラス・カズマの峡谷フロアの一部と南西部の壁岩が竜に似たパターンで曲がりくねっている。火星偵察軌道船(MRO)に積まれた HiRISE カメラは、2007年7月4日にこのイメージを捕えた。この領域のフロアは、暗い基盤に多くの明るいトーンのブロックから成る変わった堆積である。このイメージの高解像度が、この明るいブロックにおける厚さ数メートルの層を明らかにしている。ほとんどは直径約100~500メートルであり、丸く見え、他は角ばった端に引き伸ばされている。このブロックの形は、堆積した後の流れまたは地殻構造の混乱のような、柔らかな変形を示唆している。ブロックの間の暗い基盤に吹きさらしの風の波紋が散在している。南の壁岩に沿って小さな谷を見ることができ、これらは異なる反射率を持つ二つの地質ユニットの混合である。明るいトーンのユニットが、薄く、限定された場所に露出して見える。堆積または浸食による露出を示唆して、いくつかの明るいトーンの堆積が谷にのみ見られる。

<出典>: 「火星偵察軌道船(Mars Reconnaissance Orbiter:MRO)」

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<ひとこと>: 火星では現在五つの宇宙船が活動しています。NASAが3機、ヨーロッパ宇宙機関(ESA)が2機です。火星を周回する軌道から探査を続けているのは上記MROを含むNASAの2機とヨーロッパ宇宙機関の2機、地上を移動しながら調査しているのはNASAの1機です。今年7月以降、地上で調査するNASAの1機が火星に向かいます。5月1日の記事を参考に・・・。


<お断り>: コロナウィルスの世界的流行により、NASAを含む、世界的な活動が停止しています。この際これまでに掲載できなかった記事や、ウィルスと無縁な宇宙ステーションからの記事、アポロなど史実の記事を中心に提供しています。

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5月6日: ある日の地球のエアロゾル

2020年05月06日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

それは、まさに、地球のあるエアロゾルの日であった。2018年8月23日のこの地球の大気のエアロゾルの確認と分布が、この劇的な、惑星全体にわたるデジタル視覚化に示されている。リアルタイムにつくり出された、この GEOS FP (Goddard Earth Observing System Forward Processing)モデルは、それらが全惑星を周る小さな固体の粒と液体の滴のエアロゾルのタイプの存在を計算するための、地球観測衛星と地上ベースのデータの併用に依存している。この8月23日のモデルは、北アメリカとアフリカに大きく広がる、米国とカナダの火災からの煙のような燃焼プロセスからの黒い炭素粒子を赤で示している。韓国と日本近くの台風の前兆を示す渦巻と、ハワイ近くに迫るハリケーンの海の塩のエアロゾルを青で示している。紫で示されたダストがアフリカとアジアの砂漠で吹いている。夜の地球の衛星画像データに基づく光の集中から、都市と町の位置を見ることができる。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

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<お断り>: コロナウィルスの世界的流行により、NASAを含む、世界的な活動が停止しています。この際これまでに掲載できなかった記事や、ウィルスと無縁な宇宙ステーションからの記事、アポロなど史実の記事を中心に提供しています。

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5月5日: インド全域の二酸化窒素の濃度

2020年05月05日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

これらのイメージは、ヨーロッパ宇宙機関のコペルニクス・センチネル5P衛星からのデータを使った、2020年1月1日から3月24日まで(左側)と、2020年3月25日(ロックダウンの初日)から4月20日まで(右側)の、二酸化窒素の平均濃度を示している。それらは昨年と同じフレームで比較されている(注:上段が2019年、下段が2020年)。インドの主要都市全体に濃度の顕著な減少が見られる。ムンバイとデリーは、昨年と比較して、およそ40~50%の低下を見た。海の交通からの二酸化窒素の放射の尾が、インド洋の微かな線として、イメージの下部に見ることができる。我々の大気の二酸化窒素の濃度は毎日広く変化し、気象条件による変化は、より正確に評価するために、ある期間のデータの平均化を必要とする。

<出典>: 「センチネル5P(Sentinel-5P)」

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<ひとこと>: 大気汚染の一つの要素二酸化窒素は人間の活動によって発生します。これらはコロナウィルスに起因する人間の活動の強い抑制を示すイメージです。上段は2019年、下段は2020年です。左上と右下を比較してみてください。中国を中心としたアジアについては こちら(.mp4) から。ヨーロッパ全域は こちら(.gif) から。

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5月4日: ベピ・コロンボ、青い馬頭星雲を通過

2020年05月04日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

このイメージは、2020年4月10日の地球フライバイの間にブラジルから見た、ヨーロッパ宇宙機関(ESA)/日本宇宙航空研究開発機構(JAXA)のベピ・コロンボ宇宙船を示している。この動く宇宙船は、美しい深宇宙のオブジェクト、青い馬頭星雲として知られている反射星雲 IC 4592 を示す星達のフィールドに対して、左上から右下へフレームを横切る一連の4本の斜めの線として見えている。このフライバイは、4月10日 04:39:58 UTC (日本時間4月10日午後1時39分58秒)に、ブラジルのサンパウロから、 Sergio Silva によって捕えられた。このフライバイの観測は、星雲を撮る3時間の長時間露出の一部として、4回の15秒露出から成っている。

<出典>: 「ベピ・コロンボ(BepiColombo)」

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<ひとこと>: これはヨーロッパ宇宙機関のフォトコンテストの入選作品です。 ベピ・コロンボの地球フライバイについては、4月9日、4月13日、4月14日の記事参照。

 

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5月3日: 宇宙の色

2020年05月03日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

宇宙に色づけすることは楽しみではないだろうか? この有名な天文のイラストレーションを受け入れよう。誰でもこれに色付けすることができる。このイラストレーションは過去百年間に多くの場所に現れたが実際のアーティストは分かっていない。さらにまたこの作品は認められた名前を持っていない。1888年に カミーユ・フラマリオン(Camille Flammarion:フランスの天文学者、作家) の本に現れたこのイラストレーションは、人類の現在のコンセプトが 大きな事実によってとって代られ易い ことを示すためにしばしば使われる。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。


<お断り>: コロナウィルスの世界的流行により、NASAを含む、世界的な活動が停止しています。この際これまでに掲載できなかった記事や、ウィルスと無縁な宇宙ステーションからの記事、アポロなど史実の記事を中心に提供しています。

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5月2日: 街の光と星の空のオーロラ

2020年05月02日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

国際宇宙ステーションが北アメリカの沖合の太平洋上263マイル(421キロメートル)を周ったとき、街の光と星の空の中のオーロラが軌道の日の出の中に消えて行く。

<出典>: 「宇宙ステーション(Space Station)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。


<お断り>: コロナウィルスの世界的流行により、NASAを含む、世界的な活動が停止しています。この際これまでに掲載できなかった記事や、ウィルスと無縁な宇宙ステーションからの記事、アポロなど史実の記事を中心に提供しています。

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5月1日: マーズヘリコプター、NASAの次期火星ローバーミッションで飛行へ

2020年05月01日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

このアーティストの描写で示された小型かつ自律制御の回転翼航空機は、(火星の薄い大気での)航空機の生存能力と可能性を実証するために、現在2020年7月に打上げる予定の、NASAのマーズ・パーサーバランス・ローバーとともに旅するだろう。他の惑星でフライトを試みる初めての航空機になる運命のNASAのマーズヘリコプターは、公式に新しい名前「創意(Ingenuity)」を受けた。アラバマ、ノースポートのハイスクールの Vaneeza Rupani が、NASAの「ローバーを名付ける」エッセイコンテストで、その名前と動機づけに達した。

<出典>: 「(Mars Perseverance Rover)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。

<ご注意>: 火星の地表は人間の目で見たときこのイメージよりかなり暗く見えます。

<ひとこと>: パーサーバランスは忍耐の意(発音注意:パーサーバ/ランス)、ローバーは探査車です。ローバーの大きさは派遣するごとに大きくなっており、今回のローバーは小型バスほどの大きさがあります。火星の大気は地球での平均値の約 0.75 パーセント、地表での重力は地球の8分の3ほどしかありませんので、このような環境下で地球表面と同様にドローンが飛ぶことができるか、どの程度細かな飛行ができるかが今回の最も基礎的な課題です。 

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