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2月13日:太陽の極端に長いフィラメント

2015年02月13日 09時00分00秒 | 天文・宇宙

2月10日、太陽はこれまでに記録された最も長いフィラメントを見せた。イメージの中央下に暗い線として見える巨大なフィラメントが、 700,000 キロメートル以上にも亘って、太陽の面を横断して太陽の半径より長く伸びた。実際には、フィラメントは、太陽の磁場によって高く保たれる熱いガスであり、そのために側面から見ると高いプロミネンスとして現れる。NASAのソーラーダイナミクス天文台(SDO)を含む太陽を追う望遠鏡は、2月10日に記録された螺旋を描くこの異常な磁場を追っている。フィラメントは、一般的には、数時間から数日で終わるので、この熱いプラズマは、いつか太陽へ戻るか、太陽系に向かって放出されるだろう。

<出典>:イメージは「ソーラダイナミクス天文台(SDO)」から。解説文は「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」から。

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2月12日:ドラゴン着水し、「スペースX」ミッションを終える

2015年02月12日 09時00分00秒 | 天文・宇宙

「スペースX」社のドラゴン貨物船は、東部標準時午後7時44分(日本時間2月11日午前9時44分)に、カリフォルニアのロングビーチ沖南西約410キロメートルの太平洋に着水し、国際宇宙ステーションへの5回目の貨物補給ミッションの終わりを記録した。この宇宙船は、国際宇宙ステーションから、科学機器やサンプルの、NASAの貨物約 1,700 キログラムを持帰った。「スペースX」の船はドラゴン宇宙船をロングビーチに持帰り、ある貨物はそこで取り出されてNASAに送り返されるだろう。ドラゴンは、処理のために、テキサスの「スペースX」のテスト施設へ送る準備が行われるだろう。
このミッションは、2016年までのNASAの商用補給サービス契約で行われるであろう、「スペースX」社が宇宙ステーションに補給物資を運ぶ12回の貨物補給の旅の5回目であった。
なお、国際宇宙ステーションからのドラゴンの切離しは日本時間午前4時10分、ドラゴンの軌道離脱は午前8時49分に実行された。

<写真>: サマンサ・クリストフォレッティがドラゴンを解き放つ。

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2月11日:国際宇宙ステーションクルー、ハッチ閉鎖の後ドラゴン貨物船解放の準備

2015年02月11日 09時00分00秒 | 天文・宇宙

国際宇宙ステーションのクルーは、重要な装備と調査機器等を積込んだ後、米国東部時間月曜日にドラゴン商用貨物船のハッチを閉じた。ドラゴンは、火曜日の午後(日本時間水曜日早朝)ハーモニーモジュールから切離され、続いてロボットアーム Canadarm2 の捕捉から解放されるだろう。ドラゴンは、日没の二時間前にバハ・カリフォルニアの太平洋岸沖に着水し、「スペースX」の技術者達によって回収されるだろう。一方、他の補給船の宇宙ステーションからの切離しが迫っている。ヨーロッパの自動運搬船5(ATV-5)は、土曜日にズベズダサービスモジュールから切離される予定である。イタリアの宇宙飛行士サマンサ・クリストフォレッティは、再突入の間、その崩壊を記録する内蔵カメラを ATV-5 に取り付けた。技術者達は、軌道を離脱する宇宙船のメカニズムを理解するためにこのデータを使うだろう。

<写真>:  Canadarm2 に掴まれたスペースXドラゴン(CRS-5)貨物船。 

<中継放送>: ウェブでの中継を見るには右欄の「NASAテレビ中継と予定」から。

<参考>: スペースX社のドラゴン(CRS)貨物船は、スペースシャトル退役後、民間に開発・運用を委託された貨物船。ほとんどの貨物船は使い捨てであるが、クルーの送迎に使われるロシアのソユーズと、この貨物用のドラゴンだけが、回収される機能を持っている。

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2月10日:彗星からのジェット

2015年02月10日 09時00分00秒 | 天文・宇宙

彗星の尾はどこから来るのだろう? 彗星の尾とコマが彗星の核から始まることは一般的な知識であるが、それがどのように起きるかは現実的な調査の対象である。彗星67P/チュリュモフ・ゲラシメンコ(Comet CG)の軌道で、この11月にロボットロゼッタ宇宙船によって撮られ公表された、これまでで最高の新しいジェットのイメージの一つがここに示されている。この露出過度の写真は、太陽に近づき熱せられる Comet CG の核の多くの場所から逃れるガスの噴煙を示している。Comet CG は、今、火星より太陽から遠いが、この来たるべき8月に、そのジェット活動が約100倍に増加すると予想される地球とほぼ同じ軌道をとるだろう。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: イメージをクリック。

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2月9日:ハッブル、珍しい3つの月との合を捕える

2015年02月09日 09時00分00秒 | 天文・宇宙

ハッブル宇宙望遠鏡は、ガスの巨人惑星の縞の面を横断してパレードする木星最大の月三つ、エウロパ、カリスト、イオの珍しい視界を捕えた。望遠鏡を発明した17世紀の科学者ガリレオガリレイの名をとって名づけられたこれらの所謂ガリレオ衛星は、2日から17日かけて木星の軌道を完成する。通常は、それらが木星の表面を通過し、雲のトップに影を投げているのを見ることができるが、三つの月が同時に木星の表面を通過しているのを見ることは珍しく、10年間に1~2回起きる程度である。

<出典>: 「ハッブル宇宙望遠鏡」

<日本語解説>: 記事全文はこちらから。

<大判>: イメージをクリック。

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2月8日:グレンデールとフェニックスのスーパービュー

2015年02月08日 09時00分00秒 | 天文・宇宙

国際宇宙ステーションの遠征35クルーが、2013年3月16日に、アリゾナエリアのフェニックスのこの夜のイメージを記録するために、400ミリレンズのスチールカメラを使った。中央と西アメリカの多くの大きな市街と同様、フェニックス市街区は碁盤目に配置されている。その都市の格子の形は都市の成長を促し、その境界に沿って外へ広がっている。このイメージのエリアには、フェニックス(右)、グレンデール(中)、ピオリア(左)を含む、いくつかの地域を含んでいる。西メトロポリタン・エリアを通して大きな工場と商業施設の照明が通りに沿って見える。このイメージで強調されている都会化の反面、いくつかの顕著に暗いエリアがある。右上のフェニックス山は主に公的な公園と保養の地である。イメージ左下(西)には農業フィールドが鋭いコントラストを提供している。サルトリバーが右下のグリッドの中の黒いリボンとして現れている。

<出典>: 「今日のイメージ(Image of the day)」

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2月7日:ベーリング海の雲の通り道

2015年02月07日 09時00分00秒 | 天文・宇宙

2015年1月遅く、ベーリング海で、氷、風、冷たい温度と海の水が劇的な雲の構成をつくるために組み合わさった。NASAのアクア衛星の中間解像度画像分光放射計(MODIS)は、1月23日にこの領域を通過して、この真の色のイメージを捕えた。ロシアの凍結したツンドラがイメージの北西に横たわり、雪に覆われたアラスカが北東に横たわっている。海の氷が陸地からベーリング海の中に延びている。暗い水の上に明るく白い雲が密に並行して並んでいる。このような構成は「雲の道(cloud streets)」として知られている。

<出典>: 「今日のイメージ(Image of the day)」

<大判>: イメージをクリック。息をのむような写真です。表示の方向が異なることに注意。

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2月6日:アポロ11号月着陸船の宇宙飛行士バズ・オルドリン

2015年02月06日 09時00分00秒 | 天文・宇宙

この1969年7月20日のアポロ11号の内部の写真は、月面着陸ミッションの間の宇宙飛行士エドウィン E. “バズ”オルドリン Jr. を示している。この写真は、着陸の前に指揮官宇宙飛行士ニール A. アームストロングによってとられた。オルドリンは1969年7月20日に月に着陸した三名のアポロ11号クルーのメンバーとして選ばれ、その10年間の終わり前にアメリカ人を月に到達させるジョン F ケネディ大統領の委任を達成させた。オルドリンは、月面に足を踏み入れた二番目のアメリカ人であった。

<出典>: 「今日のイメージ(Image of the day)」 

<大判>: イメージをクリック。

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2月5日:火星の活動的な砂丘フィールド

2015年02月05日 09時00分00秒 | 天文・宇宙

ニリ(Nili)パテラは火星で最も活動的な砂丘フィールドの一つである。それは、NASAの火星偵察軌道船の科学装置の高解像度画像科学実験(HiRISE)カメラによって、概ね6週間ごとに撮られる新しいイメージで連続的に監視されてきた。砂丘の変化を監視することによって、我々は、季節的にまた毎年、どれほど風が変化するかを判断することができる。この観測は、2014年3月1日に得られたニリ・イメージの一つである。約1年半前のイメージと比較して変化は明らかであった。砂丘のリップルはその境界の幾つかで動いてきた。中央の砂丘の風下の表面に新しい地滑りが見える。そのような16ヵ月の変化、あるいはまた僅か二週間で見られたより微かなスケールの変化は火星の光景を変える風の影響を実証している。 HiRISE はNASAの火星偵察軌道船の六つの機器の一つである。

<出典>: 「今日のイメージ(Image of the day)」 

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2月4日: ATV-5 の LIRIS

2015年02月04日 09時00分00秒 | 天文・宇宙

2014年8月にドッキングするために近付く欧州宇宙機関の自動運搬船ジョージルメートルが国際宇宙ステーションから見られる。欧州宇宙機関のロゴの右側の、前面の円錐の周りの3台のカメラは、新しいランデブーとドッキング技術を実証したレーザー赤外線画像センサー(LIRIS)実験装置の一部を構成している。ライダー光ヘッドとエレクトロニクスのボックスは、欧州宇宙機関のロゴの上にあり、追跡システムの二番目の要素を形成している。

<注>:ライダー(lidar):マイクロ波の代わりにパルスレーザー光を出すレーダーに似た装置。

<出典>:  Space in Images (欧州宇宙機関)

<大判>: イメージをクリック。

<参考>: ATVは欧州宇宙機関の自動運搬船。日本のHTV(こうのとり)に相当する。HTVが国際宇宙ステーションと並走してロボットアームで捕えられるのに対してATVは自動でドッキングするロシア方式。写真は最も新しい、ATVとしては最終の貨物船で、今月24日に最終的に切離され太平洋上で大気に入り燃え尽きる。切離しはNASAテレビの中継放送が午後10時15分から計画されている。中継放送の時刻確認とウェブNASA-TVを見るには右欄の「NASAテレビ中継と予定」から。

 

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2月3日:ハッブル、ループの銀河を見つける

2015年02月03日 09時00分00秒 | 天文・宇宙

このNASAのハッブル宇宙望遠鏡の NGC 7714 の写真は、銀河の煙の輪のような構造の特に印象的な視界を示している。この銀河はうお座の地球から約1億光年にある。金色のループは、銀河の中心からは遠い、宇宙の深くに引き込まれた太陽のような星達によってつくられている。この宇宙は重力で引き伸ばされまた引きつけられた銀河達で満たされ、迂回する銀河達との重力の綱引きで殊の外歪められた。

<出典>: ハッブル宇宙望遠鏡

<解説の全文>: こちら から。

<デスクトップ壁紙>: イメージをクリック。

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2月2日: SMAP 天文台打ち上げられる

2015年02月02日 09時00分00秒 | 天文・宇宙

これまでに宇宙から得られた土壌水分の最高解像度かつ最も正確なマップを創出するNASAの SMAP 天文台が、カリフォルニアのバンデンバーグ空軍基地から、米国東部標準時土曜日午前9時22分(日本時間土曜日午後11時22分)に成功裏に離昇した。 SMAP 衛星は、植物の成長を管理し、気象のインパクト、緊急管理など、地球の土壌水分を調査しマップする、3年間のミッションである。

<ビデオ>: 打上のビデオは こちら から。

<デスクトップイメージ>: 右のイメージをクリック(異なるイメージです)。

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2月1日:感謝祭の食事を見渡す

2015年02月01日 09時00分00秒 | 天文・宇宙

米国の宇宙飛行士バリー・ウィルモアが、国際宇宙ステーションで、彼の感謝祭の食事に目を通す。宇宙食物研究室内で、七面鳥、砂糖づけのヤムイモ、サクランボ/ブルーベリー、野菜、その他が容器に特別にパックされている。

昨年11月下の記事ですが、“特別な日”のメニューを参考までに・・・。

<出典>: ISS Image garally

<デスクトップイメージ>: デスクトップ用壁紙(1600 × 900)はイメージをクリック。

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