国際宇宙ステーションのクルーは、重要な装備と調査機器等を積込んだ後、米国東部時間月曜日にドラゴン商用貨物船のハッチを閉じた。ドラゴンは、火曜日の午後(日本時間水曜日早朝)ハーモニーモジュールから切離され、続いてロボットアーム Canadarm2 の捕捉から解放されるだろう。ドラゴンは、日没の二時間前にバハ・カリフォルニアの太平洋岸沖に着水し、「スペースX」の技術者達によって回収されるだろう。一方、他の補給船の宇宙ステーションからの切離しが迫っている。ヨーロッパの自動運搬船5(ATV-5)は、土曜日にズベズダサービスモジュールから切離される予定である。イタリアの宇宙飛行士サマンサ・クリストフォレッティは、再突入の間、その崩壊を記録する内蔵カメラを ATV-5 に取り付けた。技術者達は、軌道を離脱する宇宙船のメカニズムを理解するためにこのデータを使うだろう。
<写真>: Canadarm2 に掴まれたスペースXドラゴン(CRS-5)貨物船。
<中継放送>: ウェブでの中継を見るには右欄の「NASAテレビ中継と予定」から。
<参考>: スペースX社のドラゴン(CRS)貨物船は、スペースシャトル退役後、民間に開発・運用を委託された貨物船。ほとんどの貨物船は使い捨てであるが、クルーの送迎に使われるロシアのソユーズと、この貨物用のドラゴンだけが、回収される機能を持っている。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます