天文・宇宙探査ニュース:画像を中心とした「新しい宇宙探査情報」のページです。

NASA、ESAを始め主に外国の宇宙探査情報を
ハッブルから宇宙ステーションまで、幅広く、毎日
提供しています。

2月13日:太陽の極端に長いフィラメント

2015年02月13日 09時00分00秒 | 天文・宇宙

2月10日、太陽はこれまでに記録された最も長いフィラメントを見せた。イメージの中央下に暗い線として見える巨大なフィラメントが、 700,000 キロメートル以上にも亘って、太陽の面を横断して太陽の半径より長く伸びた。実際には、フィラメントは、太陽の磁場によって高く保たれる熱いガスであり、そのために側面から見ると高いプロミネンスとして現れる。NASAのソーラーダイナミクス天文台(SDO)を含む太陽を追う望遠鏡は、2月10日に記録された螺旋を描くこの異常な磁場を追っている。フィラメントは、一般的には、数時間から数日で終わるので、この熱いプラズマは、いつか太陽へ戻るか、太陽系に向かって放出されるだろう。

<出典>:イメージは「ソーラダイナミクス天文台(SDO)」から。解説文は「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」から。

コメント