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6月3日(火):太陽系における季節

2025年06月03日 06時00分00秒 | 天文・宇宙
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今日のテーマ: 6月の夜空のノート:太陽系における季節

地球では、3ヶ月ごとに季節の移り変わりがある。太陽系の他の惑星ではどうだろう? 火星の晴れた日はどんな感じだろう? 海王星の冬はどれくらいだろう? 他の惑星を巡って、そこではどんな季節が見えるのか問うてみよう。
<付記>: 恒星を回る惑星には、その軸の傾きによって季節を生じる。太陽系で地球に似た軸を持つ惑星は、火星、土星、海王星である。

 

火星の秋
火星と地球の軸の傾きはほぼ同じであるが、太陽からの平均距離が1億4200万マイルであるために、火星の1年は地球の687日(地球の約2年)続き、赤い惑星の晩秋になる。ゲイルクレータからの最近の天気予報では、2025年5月20日の週の最高気温は華氏-18度(参考:摂氏マイナス27度)を示していた。

 

7年間の夏
土星の傾きは27度で、火星の25度の傾きや地球の23度の傾きと非常によく似ている。しかし、類似点はそれだけである。軌道が29年の場合、このリングの惑星における1シーズンは7年間続く。土星の季節を体験することはできないが、代わりに地球でリングの平面が交差するのを観ることはできる。直近では2025年3月にプレーンの横断が行われ、土星の環が視界から「消える」のを見ることができた。
<付記>: イメージは参考までに訳者が挿入したものです。土星のリングは、実際には非常に薄く、季節の変わり目には、一時、遠い地球の視界からは消えて、見えなくなる。

 

 

海王星の季節
太陽からさらに遠く離れると、海王星の各季節は40年以上続く。変化は地球よりも遅く、劇的ではないが、科学者達は、海王星の大気の季節的な活動を観察している。これらのイメージは、1996年から2002年にかけてハッブル宇宙望遠鏡が撮影したものであり、南半球の明るさが季節の変化を示している。

<イメージの説明>: NASAのハッブル宇宙望遠鏡による2002年8月の観測では、1996年以降の海王星の明るさが大幅に増加していることが示されている。この増加は、惑星の南半球で観測される雲の量が増加したためである。これらの増加は、太陽熱の変動によって引き起こされる季節変化が原因である可能性がある。海王星の自転軸は軌道面に対して29度傾いているために、太陽の164.8年の公転軌道の間、季節的な太陽熱にさらされる。この季節変動は、海王星が太陽からはるかに遠いため、地球が経験するよりも900倍小さくなる。また、海王星が太陽の周りを回るのに165年かかるために、季節的な変化の速度もはるかに遅くなる。したがって、南半球の春は数十年続く。図は海王星が太陽からの弱い放射に反応している証拠である。これらの画像は、ハッブル宇宙望遠鏡のカメラによって可視光と近赤外光で撮影された。

<ひとこと>: 記事は一部追加・変更しています。大判はイメージのリンクから。

<出典>: Kat Troche(著者名です)

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