みなみのうお座のフォーマルハウトは、秋の夜空に輝くたったひとつの一等星として知られています。ハッブル宇宙望遠鏡はこの恒星の光を散乱する塵(ちり)の環を写し出していましたが、アルマ望遠鏡は塵が放つ電波をとらえることで、その環の姿をよりくっきりと描き出しました。画像はハッブル宇宙望遠鏡の画像を青色、アルマ望遠鏡の画像をオレンジ色で合成したものです。可視光線を観測するハッブル宇宙望遠鏡では「コロナグラフ」を使って星の光を遮る必要がありますが、アルマ望遠鏡はその必要がないため、光のノイズに邪魔されないクリアな画像が得られました。環の半径は約200億キロメートル、太陽系で言えば冥王星軌道の約3倍の大きさです。(以下略。詳細は下のリンクから)
<出典>: 「国立天文台:今週の一枚」
<大判>: イメージをクリック
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