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6月24日(火):太陽の外部大気のユニークな景色を捉える

2025年06月24日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

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今日のテーマ: NASAのCODEX、太陽の外部大気のユニークな景色を捉える

この記事のキーポイント:

  1.  NASAのCODEX調査では、太陽の外側の大気であるコロナのイメージが撮影され、その突風で不均一な流れの新たな側面が明らかになった。  
  2.  国際宇宙ステーションに設置されたCODEX機器は、コロナグラフ(物理ディスクで人工日食を作り出す科学ツール)で、特殊なフィルターを使用して太陽風の速度と温度を測定する。  
  3.  これらの世界初の測定は、科学者が宇宙天気のモデルを改善し、太陽が地球に与える影響をよりよく理解するのに役立つ。

NASAのCODEX(コロナ診断実験)調査(NASA’s CODEX ー Coronal Diagnostic Experiment ー investigation)のデータを分析している科学者達は、この装置の初めてのイメージの評価に成功し、太陽から流出する物質の速度と温度を明らかにした。火曜日にアラスカ州アンカレッジで開催されたアメリカ天文学会の記者会見で共有されたこれらのイメージは、太陽の外側の大気(またはコロナ)が、物質の均質で安定した流れではなく、高温のプラズマのスパッタリング突風のある領域であることを示している。これらのイメージは、科学者達が、太陽が地球や宇宙の技術にどのような影響を与えるかについての理解を深めるのに役立つ。

<右上のアニメーション動画の説明>: NASAのCODEX装置によって導入された新技術のおかげで、科学者達は、初めて、太陽の外部大気の温度変化を観察できるようになった。このアニメーション化された色分けされたヒートマップは数日間の温度の変化を示しており、赤は暑い地域、紫は寒い地域を示している。

<左のイメージの説明>: 太陽は太陽風の形で物質を絶えず放射している。太陽の磁場がこの物質を形作り、時にはコロナルストリーマーと呼ばれる流れる光線のような形成物を作り出す。NASAのCODEX機器からのこの視界では、大きな暗いスポットが太陽からの明るい光の多くを遮っている。この光の遮断で、その敏感な装置は、太陽の外側の大気のかすかな光を捉えることができる。

  

<右下のイメージの説明>: NASAのミッションでは、コロナグラフを使用してさまざまな方法で太陽を調査しているが、全てが同じものを見ているわけではない。「太陽天文台と太陽圏天文台(SOHO)」のコロナグラフは、太陽コロナからの可視光を広い視野と小さな視野の両方で見ている。CODEX機器の視野は中間のどこかにあるが、背景の太陽風の温度と速度の変化を理解するために青色光を見ている。

この重なり合う太陽観測の合成イメージでは、中央と左のパネルは、オーバーレイで異なるコロナグラフの視野範囲を示し、太陽半径の観測範囲でラベル付けされている。3 番目のパネルは、大きな CODEX イメージのズームインされ色分けされた部分を示している。これは、CODEX 405.0および393.5nmフィルターを使用して、太陽コロナのその部分の温度比を強調している。

これらの新しい測定によって、科学者達は、太陽風の源のエネルギーをより適切に特徴付けることができる。

CODEX装置は、4つの狭帯域フィルタ(温度用に2つ、速度用に2つ)を使って太陽風のデータを取得する。これらの各フィルターの画像の明るさを比較することで、コロナ太陽風の温度と速度を知ることができる。

太陽風の速度と温度を理解することは、科学者達が、太陽の振る舞いをモデル化および予測するために必要な、より正確な太陽のイメージを作るのに役立つ。

<ひとこと>: 少々難しいので一部省略しています。大判はイメージのリンクから。

<出典>: NASA Science Editorial Team

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