ハッブルその他の最近の観測が、小惑星(6478)ゴールト(Gault)の段階的な崩壊を捕えた。ハッブルからのイメージは、ダストの破片の流れの、二つの細い矮小な小惑星からの“彗星のような尾”を示している。これらは日光の長い間の微妙な影響を受けてゆっくり回転し、その素材を放出して尾を引いている。瓦礫から成る全体で数キロメートルのゴールトにとって、僅かな日光が、ゴールト自身の非対称の形と相まって、1億年以上の間小惑星の回転速度を上げてきた。推定される回転レートは1万年ごとに1秒である。火星と木星の間には約80万の小惑星帯が知られており、1年におよそ一つの割合で切離されるのかもしれない。
<出典>: 「ハッブル宇宙望遠鏡(Hubble Space Telescope)」
<大判>: イメージをクリック。
<ひとこと>: 文章は編集し直したもの。詳細は「ホームページ」の 「ハッブル宇宙望遠鏡(4月1日)」 参照。 通常 “彗星”は太陽に接近するにつれて水分などが融け右上の図に似たような尾を引くが、「いとかわ」や「りゅうぐう」など “小惑星”は尾を引くことはないと考えられてきた。右下の図は高度約40KM から見た「りゅうぐう(JAXA)」。
<お知らせ>: 今日4月2日午後2時から3時半まで、小惑星探査機「はやぶさ2」の衝突装置分離運用開始直前の状況、衝突装置運用のスケジュールについて説明会があります。「はやぶさ2」は現在リュウグウの中心から約20km 上空のホームポジションにいて、衝突装置運用の準備を行っています。記者会見を視聴するには JAXA のページ から、または左のイメージをクリックして Youtube から。