ファルコン大型ロケットの打上のこのクローズアップで、27台のマーリン・ロケットエンジンが点火している。それぞれ九つのマーリン・ロケットエンジンを持つ3台のファルコン9の第一段ロケット、ファルコン・ヘビーは、4月11日に、NASAのケネディ宇宙センタの打上台39Aを離れた。この二回目のファルコン・ヘビーロケットの打上はアラブサット6A通信衛星を宇宙へ運んだ。2018年2月の最初のファルコン・ヘビーの打上では スターマンとテスラ・ロードスター を運んだ。再利用可能なように設計されたブースターと中央のコアは、安全に惑星地球のケープ・カナベラル空軍基地の着陸ゾーンに戻った。コア・ステージは、沖合の自律的な宇宙ポート、 ドローンシップ に着陸した。
<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」
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<ひとこと>: ファルコン打上ロケットは、スペースX社の商用打上サービスで使われるロケット。ファルコン9は国際宇宙ステーションへ補給物資を運ぶドラゴン貨物船や世界中の多数の衛星(または宇宙船)を宇宙に運ぶために使われており、現在このクラスでは最多の打上サービスを誇っている。また、ファルコン9の第一段は打上後ロケットを所定の位置に戻し再利用できる唯一のロケットである。ファルコンヘビーはファルコン9の重量版であり、昨年2月にテスラモーターの車体と人型を乗せて、火星に向けて、初めて民間の宇宙船を打ち上げたことでも記憶に新しい。テスラモーターとスペースXは、ともに米国のイーロン・マスクが立ち上げた会社である。