天文学者達は、ヨーロッパ宇宙機関のガイア(Gaia)衛星からのデータを使って、2017年に我々の太陽系への短い訪問した星間オブジェクト、オウムアムアの起源の可能性がある四つの星を特定した。 この天体の発見は、昨年、大きな観察のキャンペーンを引き起こした。当初は初めての既知の星間小惑星と認識されたが、後にこの小さな天体は彗星であることが明らかにされた(図はオウムアムアの推定された形状)。
<出典>: 「Gaia(ヨーロッパ宇宙機関)」
<大判>: それぞれのイメージをクリック。
<ひとこと>: 2017年に発見されたオウムアムア('Oumuamua:)は、天体観測史上初となる太陽系外から飛来した恒星間天体と目されている。 発見された当初は太陽系内の彗星や小惑星と考えられた。直径が数百メートル前後の小さな天体とされている。 2017年9月9日に近日点を通過し、0.248 au まで太陽に接近した。現在は既に太陽系を離れ外部宇宙に向かっている (9月27日:図は推定されたコース)。
<お知らせ1>: 国際宇宙ステーションの遠征56メンバーは、日本時間10月4日木曜日午後8時44分にカザフスタンの草原に無事帰還しました。
<お知らせ2>: 10月4日多くの貴重な記事が掲載されました。ホームページの「アストロサイエンス(10月5日)」 参照。
科学記事:
・ハッブルが系外惑星の月(衛星)と思われる天体を初めて発見しました。
・すばる望遠鏡が新たな太陽系外縁天体を発見しました。
・はやぶさ2に積まれて「りゅうぐう」に向かっていた仏独共同の MASCOT が計画通り着陸しました。
トピックス:
・X線分光撮像衛星についてNASAとJAXAの覚書が締結されました。
・火星衛星探査計画に関してフランス国立宇宙研究センターおよびドイツ航空宇宙センターとJAXAが共同声明を出しました。