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1月7日:小型衛星、宇宙ステーションから展開される

2017年01月07日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

2016年12月19日、国際宇宙ステーションの日本宇宙航空研究開発機構(JAXA)の小型衛星軌道展開装置から衛星が放出された。この衛星は、実際には、ステーションから安全な距離で互いと分離されたが、まだ長さ100メートルのケブラー綱によってつながれている二つの小さな衛星である。NASAの宇宙飛行士ペギー・ホイットソンは、JAXA のグランドチームが、この STARS-C (Space Tethered Autonomous Robotic Satellite:宇宙で綱で結ばれた自律的なロボット衛星)と呼ばれる人工衛星を配備するのを支援した。この STARS-C は、一つの衛星を惑星の近くに押し、地球の方向を指して分離するためにスプリングと重力システムを使うだろう。この調査では、技術デモンストレーションの他に、電流の発生を分析するために宇宙のプラズマ環境からの電子を集めるだろう。この衛星の展開能力は、ステーションで使用するユニークな衛星打上システムを提供する。 JEMRMS (実験モジュール遠隔操作システム)と呼ばれる日本のロボットアームで処理されるこのシステムは、軌道に配置される小型探査衛星の、信頼でき、安全な、経済的に実現性のある手段を提供している。

<出典>: 「宇宙ステーション(Space Station)」

<大判>: イメージをクリック

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