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10月29日:カロンと冥王星の小さな月

2015年10月29日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

冥王星の月の家族のポートレイト。この合成イメージは、ニューホライズンズ宇宙船によってとられた冥王星の大きな月カロンと、冥王星の小さな四つの月を示している。全ての月は、共通する拡大率と空間スケール(スケールバー参照)で示している。カロンは冥王星の月で断然大きく、直径 1,212 キロメートルである。 Nix と Hydra は、それらの最も長いところで、差渡し約40キロメートルに相当する大きさを持っている。 Kerberos と Styx は、非常に小さく、最も長い次元で差渡し約10~12キロメートルの大きさを持っている。四つの小さな月全ては、カイパーベルトの小さな天体に特有な特徴と思われる非常に細長い形を持っている。

<参考>: 冥王星に関連する名称は“冥府”に関わる名前が付けられている。プルートまたはプルートー(Pluto)はローマ神話の冥府の神であり、その衛星達、カロンはギリシア神話の冥府の川・アケローンの渡し守カローンからとられ、ニクス(Nix:ギリシャ神話の夜の女神ニュクス:2005年発見)、ヒドラ(Hydra:ギリシア神話の怪物ヒュドラ:2005年)、ケルベロス(Kerberos:冥界の番犬:2011年)、ステュクス(Styx:ギリシア神話で現世と冥界とを分ける大河、日本の三途の川に当たる:2012年)がある。

<出典>: 「ニューホライズンズ」

<大判>: イメージをクリック

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