Aruiのスペース

自分の身の回りで起こったことの記録であったり、横浜での生活日記であったり・・・です。

天津を去って北京へ

2005-11-16 11:57:45 | Weblog
天津185            5N15

天津を去って北京へ

11月13日、日曜日の午後1時に会社の車を手配
して貰って、北京へ移動です。私の便は、14日
朝8時35分発成田行き、朝の5時に寮を出れば
乗れますが、この時期、霧が出ると高速道路は
閉鎖されて、北京へは行けなくなります。それ
を恐れて、前泊です。

私が住んでいた寮は、会社の敷地の中にあります。
車に荷物を積み込んで、工場の脇を抜けて、門
の所に差し掛かると、製造部副部長、課長以下
数人の男性幹部と、手作業職場の女性達数人が
見送りに来てくれました。もう目頭が潤んで、
どうしようも有りません。車を降りて一人一人
と握手をして、別れました。我想回天津来(ウオー
シャンフイテンジンライ)また天津に戻って来る、
そう言うのがやっとでした。

車は門を出て、スピードを上げ、京津高速へ
向かいます。懐かしい町並みが、涙でにじんで、
よく見えません。天津開発区、天津市区入口、
市内に入らず、そのまま高速で北京へ。渋滞も
少し有って、2時間10分で北京市内のホテルへ。

チェックインして、ほっとして、時計を見ると
まだ4時前です。ここは、北京の第四環状線の
ちょい外なので、市中心部と郊外の中間より市に
近い場所。ホテルもあるが、住宅もある。散歩を
しながら、ブラブラと歩いて、レストランの場所
を確認し、ひょいと見ると、理髪店がありました。

中へ入ると、いらっしゃい、どうしますか?と
聞いてきたのが、どうやら店主。先客は男一人
女一人。中国は、理髪と美容は同じ店が普通。
女性客が終ったら、どうぞと、私の番。裾周りと
襟を綺麗にバリカンで削いでもらって、剃刀で
整える。やって貰いながら、店内をみると按摩も
やると、書いてある。頭が終ってから按摩を頼む。

按摩をしてくれたのは、若い女性。私の下手な
中国語に一生懸命話かけてくる。中国の何処に
住んでる?仕事はなにしてる?北京に友達は
いるか?私はこういう時は、中国系のアメリカ人
で英語は出来るが、中国語は苦手、北京に友人は
居るので、間もなく会うことになってると答える
ことにしている。安全のためです。

全身のマッサージが終って、料金を聞くと、散髪と
合計で40元、520円。思わず聞き直したら、英語で
Forty。なんてこった、天津開発区なら、最低でも
倍はする。すごい得をしたような気分だった。