Aruiのスペース

自分の身の回りで起こったことの記録であったり、横浜での生活日記であったり・・・です。

輸出信用状2

2019-07-24 13:24:49 | Weblog

輸出信用状2:2019-07-24
輸出信用状LCとは何かについては、
昨日のblogに書いた。韓国の輸入業者
が輸入したい場合、そのLCを発行して
いるのは日本の大手銀行であるとも
書いた。そして着目したいことは、LC
を発行する、しないは銀行の一存で
決まることだ。何かを輸入したい業者
が、銀行にLC発行を依頼した場合,yes
noは全く銀行の一存で決まる。銀行が
今我が社の資金繰りが苦しいので,発行
できないと言われれば、どうしようも
ない。他の銀行にお願いするしかない
のである。だから輸入をする会社と銀
行は強い信頼関係にあるのが普通であ
る。LCを発行しないのは不公正である
とWTO等に訴えても、門前払いである。
ひたすら銀行との良い関係を維持する
ように努めることになる。それ故、韓
国が日本と貿易関係で紛争状態になる
には度胸が必要と書いた。LCの発給が
止まると、日本からの材料調達に留ま
らず、外国からの購入全体が締め上げ
られる。相当な覚悟が必要となる。私
が制裁はこれからと言った意味はこれ
である。


輸出信用状1

2019-07-24 13:18:36 | Weblog

輸出信用状:2019-07-23
韓国の工場が日本から材料を買うため
に輸出信用状(LC)を発行します。国内
取引でお米を買うなら現金を持って米
屋で金を払って米を買ってくれば済む。
大量の材料を船に積んで買う場合は現
金をぽんと払う訳にはいかない。買手
は売手が約束の材料を船に積んだら、
この金額を払いますと言う約束証文を
買手の銀行から発行して貰い、売手の
銀行に送る。売手は約束の商品を買手
の港に行く船に積み込んだ証明書を
船会社から発行して貰い、それを自分
の取引銀行に提示して約束の金員を
受け取る。取引額が大きくなると、こ
のLCを発行する銀行はそれに耐える
だけの強さと大きい信用力が要求され
る。つまり買手がちゃんと代金を払う
ことを支える力が無いと成立しない。
韓国は買手が大きく育ってきた割には
金融会社が育っていない。韓国の半導体
製造会社が日本から半導体原材料を輸入
する場合のLCは日系の銀行が発行して
いる。韓国が今日本と貿易を巡って
揉めているが、日本と喧嘩をするには、
相当の度胸が必要だ。