男性不妊治療

男性不妊治療　　　　　　　　　　　　2010-10-26

昨夜、上大岡のウイリング横浜と言う会場で、市民講座
「最先端の男性不妊治療の研究」が有りまして、聴講し
てきました。講師は横浜市立大学、先端医科学研究セン
ターの準教授でした。このテーマについては、英語の
通訳仲間の自主的な勉強会でも取り上げて貰い、聞い
たことのある問題でしたが、市大の先端医科学研究セン
ターの話しは聞いてみたかったテーマです。

日本の夫婦の10組に1組が不妊に悩んでいるそうです。
原因の半分が男性にあり、その多くは精子形成障害に
あると考えられているそうです。要するに精子が無い訳
です。何故精子が無い、作られないのか？これは最先
端の医学を以てしても判らないそうです。

今の進んだ不妊症治療では、精子が有りさえすれば、
それを受精させ育て、赤ちゃんとして産むことは、かなり
の程度可能だそうです。

問題は他人の元気な精子では嫌だ、どうしても自分の
精子で子供が欲しい場合です。精子が少しでも有る場
合は、中の元気な精子を選んで受精させることは、簡
単だそうです。精子が全く無い場合、精巣の中の精子
製造工場（精細管と間質）から精子を取り出して、それ
を受精させる。

講師の先生のご専門は、精子を作る能力の再生です。
精子を取り出す前の障害の除去ですから、これはもう
最先端の話しです。精巣を培養したり移植したり、受胎
させたり、殆ど理解出来ずに聞いていました。まさか
そういう話しを通訳するハメにはならないだろうと希望
しています。