Aruiのスペース

自分の身の回りで起こったことの記録であったり、横浜での生活日記であったり・・・です。

タイ語医療通訳講座終わった。

2010-06-28 19:28:49 | Weblog
タイ語医療通訳講座終わった。      2010-06-28

私が属する医療通訳のボランテイア団体が主催した
タイ語の医療通訳講座が6月26,27の両日に掛けて
川崎市の生涯研修センターで開かれました。

私はタイ語は全く出来ませんがタイ語の通訳仲間が
頑張って主催し遂行していたのを、少しだけ手伝い
ました。参加者は東京・神奈川からは勿論のこと、関
東一円から来てくれました。参加者は全員で23名程
女性が多く、タイ人が多かったです。日本人でタイ語
が出来る人はうんと少ないと言うことでしょう。多くの
女性が日本人男性と結婚したタイ女性です。

タイ語を話し、日本語への通訳が出来る、その逆も
OKと言う人は、医療に限らず、法廷通訳、警察の
通訳、検察の通訳、市町村や学校の通訳をやって
います。いずれにしても語学力が要求され、正確に
訳し、職務上知り得た秘密を漏らさない守秘義務が
求められます。

こういった通訳達の実力の向上を図ることは、在日
タイ人の言葉の壁を無くし利便性を向上させることは
勿論ですが、日本側の役所を含む諸機関に取っても
有用なことだと思います。

通訳の技術向上を目指す講座となると一人の指導者
が受け持てる生徒の数は10人が限度です。(と私達は
考え、実践しています)運転免許に例えると、学科は
一人の先生が何人の生徒にでも教えることが出来ま
すが、実技だと車1台に生徒が2名位ですよね。あれ
程では無いにしても生徒数は少なければ少ない程、
良い指導ができます。今回は3班に別れて(上級、中
級、初級)やりました。1つの班に力の差が有るのは
ダメです。両方ともが不満で失敗します。

ベテランの日本人通訳が指導者、ベテランのタイ人
通訳がタイ人の患者役、日本人でタイ語が喋れない
人(喋れればもっと良いが、人手が無い)で、こういう
指導方法を理解している人が医師役です。で、私も
その医師役でした。医師役は指導者が考案したシナ
リオに基づいて日本語で進めますが、通訳役の生徒
が力が有る人だと、意地悪に難しく進めます。力が無
い生徒だと、ゆっくり判りやすく話します。

生徒達は驚くほど熱心で、回を重ねる毎に上達して
行くのが判ります。2日間はあっと言う間に過ぎて、
別れの時が来ました。またやって下さい、また皆に
会いたいですの声を聞きながら、解散しました。