Aruiのスペース

自分の身の回りで起こったことの記録であったり、横浜での生活日記であったり・・・です。

サイボラ講習会

2009-02-12 11:10:17 | Weblog
サイボラ講習会            2009-02-12

災害ボランテイアのための講習会に参加してきました。
2月7,8の土日と11日の祝日と3日間も有りました。

どんなことをやるのか、私も判らないまま参加しました。
普通は、内容の判らない講習会なんかには、参加しない
ものなんですが、災害ボランテイアと言う、そもそも
いざという時に何をやるのか実際のところ判らない仕事
ですから、そのための勉強も、やってみるまで判らない
のも仕方がないかなと思います。

主催者は、神奈川県災害ボランテイアネットワークと
言う団体で、会場は、武蔵小杉にある川崎市総合自治
会館。参加者は川崎や横浜で、災害が起こった時に、何
かのお役に立ちたいと考えてる人18名です。

何を学ぶのか、終わってみて判ったこと:震度6強以上
の地震を想定した、災害発生の後(これをこの業界では
発災後と言います)、ボランテイアは何をすべきかです。

勿論、正解はこれとこれをしなさい。で終わるような
単純なことではなく、こういうことが必要です、こう
いうことも必要です。それをするには、こういう訓練が
必要で、それを面白くすすめるための、こういう活動や
こういう活動が必要ですということを学びます。

実際にやったことは、まずイメージトレーニングです。
発災後、0~1時間の間、貴方の周囲の状況はどうなっ
ているか?貴方の対応は?そのための課題は何ですか?
それをイメージして用紙に記入しなさい。これをイメー
ジし易くするために、阪神淡路や発生済みの大地震の震
災状況の写真やムービーが、繰り返し見せられ、講習参
加者の頭と心が、災害ボランテイアになって行きます。

参加者は3班に分けられ、グループごとに話し合い、
その内容を纏めて、班のリーダーが発表する。リーダー
を誰にするかも、班ごとの選出課程に任されます。ボラ
ンテイア活動には、常にリーダーを選ぶ作業が付いて回
ります。辞令を貰って就任するリーダーなんて居ないか
らです。

自分で考え、それを用紙に記入し(記入しなくても良い
が、リーダーは班のまとめのために、記入が必要)発表
するは、テーマが変わっても、常に繰り返し行われる。
発災後3日目はどうか?1週間後は?という具合に。

次は図上訓練のために実際に街に出て、災害発生時ある
いは発災後に救援活動に役に立つ場所、建物、施設、
学校や官公署、逆に危険なもの、要援護者の居る場所
などをデジカメに収め、戻ってから各班ごとに発表。

これを基にmapを作る。白地図に記入したり、練習の
ために地図に透明ポリシートを被せ、その上にマジック
ペンで記入しカラーマーカーを貼る。更にこれを考慮に
入れて、発災後、ボランテイアセンターを何処にすべき
か、各班で検討し、発表する。自分の住む街で、これを
やり、災害ボランテイアが如何に必要であるかを広く
知って貰う。この受講者は、今度はその講師になること
が期待されている。

実は最後のテーマの中のセンター設置場所は、私の住む
横浜市磯子区では、訓練の必要は有りません。発災後、
磯子区災害対策本部が磯子区役所内に設置され、ボラン
テイアセンターも区役所内に設置されることになってい
るからです。大地震では停電する筈ですが、自家発電装
置があってcopy機とかパソコンが使えるのは、実質的に
区役所しか無いでしょう。但し、その区役所が潰れてし
まったらこの訓練は役に立つのでしょう。

参加者は私も含めて、熱心に取り組んでいました。