Aruiのスペース

自分の身の回りで起こったことの記録であったり、横浜での生活日記であったり・・・です。

阪神淡路大震災の時

2009-02-01 23:22:58 | Weblog
阪神淡路大震災の時           2009-02-01

大阪に住んでいました。最初に縦にドスンと来て、目が覚
めました。すぐ横揺れがきてユサユサ揺れました。一瞬、
これで洋タンスが倒れてきたら大怪我だなと思い、すぐ背
中で洋タンスを押さえました。その後は、あのTVで伝えら
れた惨状でしたが、幸いに我が家は無事で怪我は有りませ
んでした。

定年後の暇になった今、災害ボランテイアをしていますが、
その訳は、あのような大災害が起こったら、何かの役に立
ちたいとの思いからです。

大地震が起きたら、まず自分を助け、家族を助け、火を出
さない措置を講ずる。それが確保できたら、近隣を助ける。
余震が来ても家が大丈夫か?これらが自助共助です。そし
てこうなると、公助(警察消防)は当てに出来ません。彼
等がいい加減だと言う意味では無く、至る所で彼等を求め
ているので、対応が出来ないと言う意味です。彼等も一生
懸命頑張っていて、私は尊敬しています。しかし、自分が
住む地区の消防自動車の数を知れば、すぐ判ることです。

こう書いたように、取り敢えず自分が無事であるためには、
自分の家が、最初のドスンまたは次のユサユサで壊滅して
いないことが前提です。それで今自分が住んでいる家が、
地震が来ても大丈夫なのかどうか知ることが大切です。わ
が横浜市は、無償で耐震診断をしていますが、それを受け
る人は殆どいません。市が黙って待っていると、殆ど誰も
受診にきません。

市は、どの地域が危険な建物が密集しているかは調べて、
判っています。そこが地震の中心地だったりすると、地域
全体が潰れている訳ですから、自分は動けない、隣近所も
同様で、自助も共助も機能しないことになり、やがて火が
出てきます。火を出さない措置を講ずることが出来ないし、
家が潰れているから、たとえ火を使って居なくても電線が
ショートして火災になる危険が高い訳です。

阪神淡路大震災の時の神戸市長田区がそうでした。それで
横浜市は、お願いしてでも耐震診断を受けて欲しい訳です。
耐震診断を是非受けて欲しい家とは、診断する前から、危
ないか、危なそうな家な訳で、実は住んでる人もそう思っ
ています。だから耐震診断を受けて下さいと、市からお願
いされれば、当然次は、耐震補強工事をして下さいと、言
われることも判っている訳です。

困ったことに、住んでる人は高齢者が多くなっており、そ
ういうお金が無いか、有っても使いたくないのです。もう
収入が少ないから、当然そうなります。仕方が無いから
次善の対策として、横浜市はシェルターか補強ベッドを勧
めています。市はそれに対して補助金を出します。家屋の
耐震工事に対しても、全国一の補助をしています。

だからと言って、大地震が来ても大丈夫などとは、全く言
えない状況です。今はそれが来ないことを願うばかりです。