Aruiのスペース

自分の身の回りで起こったことの記録であったり、横浜での生活日記であったり・・・です。

小田原→箱根→山中湖3

2008-05-20 18:07:32 | Weblog
小田原→箱根→山中湖3

スタートは楽しいですね。205組の登録が出発時のcheck
で201組になりました。掛ける4で約800名(3名になって
出場資格は欠如だが個人での走破証明を欲しい組もある)
がスタート地点に集合。サポート隊や出発の時だけスタ
ンドから応援の人達も居て、小田原市城山陸上競技場は、
好天にも恵まれて、賑やかでした。

私はこれに間に合うように横浜の自宅を朝4時に出発、
国道1号線を下って小田原に来ました。6時丁度に競技場
脇の駐車場に着きました。

9時00分、時報に合わせてスタートだと思っていましたが
なんと来賓スピーチがtime overで9時5分頃に号令が鳴り
スタートです。申告timeに従って早いチ-ムが前です。前
の組は走ってスタートです。100kmも行くんだから、走っ
てもしょうがないじゃん。

出発を見届けてから、私は指示を受けていたCP5へ届ける
バナナ4箱、赤い狐と緑の狸のカップ麺他を20箱ほど車に
積んで、出かけようとしたら、一人、ボランテイアをCP2
まで届けて欲しいとのこと。CP2は芦の湯にあります。電
車とバスで行けば良いのにと思いましたら、その人は中国
人男性でした。じゃ仕方が無いし、中国語の練習にもなる
ので一緒に出発しました。CP5は大雄山道了尊、CP2に行く
となると箱根の上下が全く余分になりますが、仕方が有り
ません。彼といろいろ話しながら、箱根駅伝の道を芦の湯
まで登ります。CP2で彼を下ろし、箱根を下って小田原へ、
そこからCP5に向かいます。

CP5は到着してみると、準備万端整って、選手の到着を待
つばかりでした。私はここでも手伝うように言われていま
したが、どうみても、手は十分に足りています。荷物を
下ろして、CP5の荷受け帳面に数量を記載した後は、道了
尊にお参りして、CP5のスタッフにお別れを言って、CP7
に向かいました。ここまでサラサラと書きましたが、実際
には、私はボランテイアとして何をすれば良いのか全く
判らないまま、指示を待ち、それに従い指示内容をこなし
て行きます。イベント手伝いのボランテイアの場合、特に
主催者の中心に居ない場合、どこでもこのようになります。
誰が、責任者でどのように指示・命令が伝わって来るのか
全く判らない場合が多いです。これが不満な人には、ボラ
ンテイアは、不向きですね。

この時点で、私の場合、今夜はCP7に泊まるまでは判って
いましたが、明日はどうなるかは判っていませんでした。
それでもOxfam TrailWalkerに集うボランテイアは良く働き
ます。次々に現れ、何をすれば良いかを聞き、任務に就き
ます。各CPには臨時の電話回線が引かれ、internet環境OK
なので、必要な情報は、伝わるようになっています(私は
その任ではありませんでしたが)。

私は、ナビの指示通りに運転してCP7に到着しました。
そこは静岡県駿東郡小山町、町役場の福祉課です。2階が
調理場、と言っても、料理教室が開催できるように調理台
が6つも有ります。調理場に隣接して大きな和室。ここが
私達が座るcall centerと運営本部になりました。そしていく
つも有る会議室(ここが選手の仮眠室やストレッチ・マッ
サージ室、医務室になります)。3階は300円で入れる大き
なお風呂です。お風呂にはボランテイアも選手も入りまし
た。timeを競うアスリートチームの選手には関係無かった
でしょうが、エンジョイチームの外国人選手も喜んで入って
いました。

call centerには、選手からの質問、クレーム、救助依頼が
入ります。ここCP7は70kmの地点に有りますから、到着した
選手は、かなり疲労が激しいです。ですから建物入り口の
前には大きなテーブルがセットされ、水、スポーツ飲料、
カップ麺、飴、クッキー、アイスクリーム等が置かれ、更に
小山町の婦人会の皆様が作ってくれた御殿場こしひかりの
美味しいおにぎりと温かい豚汁が出されます。そして、これ
はボランテイアも頂きました。美味しかったです。

夕方6時頃から救助依頼が入ります。30km地点から始まるよ
うです。足を痛めるケースが多いですが、全身疲労で動け
なくなる人も出てきます。選手の最後尾にはsweeper隊が付
いているのですが、この時間に掛かってくる救助依頼は、初
めのうちにガンガン行って、急にダウンする組からの依頼が
多いです。尻の方から来てダウンする救助依頼は、ずーっと
後からになります。依頼が入ると、チームNo,個人No.,依頼の
内容の確認、今どこに居るのか(これが判らないチームが
多いのに驚きます。コースにあるマークNo,を確認しながら
歩かないといけません)。それから、どの車を向かわせ、ど
こに収容するかを本部が判断して回収を手配します。call center
への電話は、英語は少なく日本語が多かったです。

小田原→箱根→山中湖2

2008-05-20 07:30:47 | Weblog
小田原→箱根→山中湖 2008-05-16~18で100km (2)

Oxfamジャパンの100km TrailWalkerに参加するにはいろ
いろのルールがあります。年齢が18歳以上であること、
誓約書にサインすること。チームメンバーは登録制で
変更する場合は、所定の手続きと費用支払いが必要であ
ること。参加費用は1チーム6万円。1チーム12万円以上
の寄付金を集め、Oxfamに支払うこと。等々です。この
寄付金集めが、日本社会では一番苦手なルールでは無い
でしょうか。

世界で冠たる利益を上げている超有名な会社と言えども
こういうことに、寄付金を払って参加すると言う話を
聞いた試しは有りません。しかし、海外の、特に欧米の
会社は、こういうことに積極的です。事実今回のWalking
を見ても所謂外資系の会社の職員のチームが数多く参加
しています。きっと会社の補助が有り、或いは、寄付金
は会社が出すと言う仕組みになっているのでしょう。

それでは、このOxfamは何をしてるかと言うのは、HPを
見て頂くのが良いと思います。

http://www.oxfam.org/en (本部)
http://www.oxfam.jp/   (日本)

イギリスが発祥のボランテイアのグループで世界的に超
有名なNGOです。イギリスに最近まで住んでいた日本人
に聞いた話では、イギリス各地にOxfamのショップがあり、
人々は自分の家での不要品をそのショップに持って行き、
Oxfamはそれを販売して資金を作るのだそうです。

100km TrailWalkerは香港が第一回目だったそうで、今や
これに参加するのは抽選で当たらないと参加出来ないと
のこと、まるで東京Cityマラソン並みですね。私思うんで
すが、東京Cityマラソンは、寄付金参加の部門を作る。そ
れも額の多い順に参加資格を与えるようにして、その収入
を福利厚生の予算に充てたら良いと思うんですが、どうで
しょうか。

日本でもこのWalkが有名になって、「私レースに出ます。
寄付してください」「よし、じゃー5000円寄付するよ、
頑張って完歩してね」なんていう会話が出来るようになる
と良いですね。この寄付を24人集めれば、1チーム4人が
参加出来る訳で、日本からも優勝を狙える強力チームが現
れるかも。今年は、正式結果ではなく、私が現場で見た限
り、1位及び2位香港、3位欧米人の顔のチームでした。我
が日本はエンジョイチームが多いってことでしょうか。