Aruiのスペース

自分の身の回りで起こったことの記録であったり、横浜での生活日記であったり・・・です。

不妊治療(赤ちゃんが欲しい)

2008-01-27 17:03:23 | Weblog
不妊治療(赤ちゃんが欲しい)     2008-01-27

日本は世界有数の少産少死国になりました。一組の夫婦が
産む赤ちゃんの数が1.数人になっています。2人を切って
いますので、どんどん人口が減る計算です。普通の夫婦は、
子供が一人生まれると、後はもう作らない、つまり避妊を
きっちりしている訳です。

ところが、そういう中に有って、赤ちゃんがどうしてもで
きない、なんとか赤ちゃんを作りたいという夫婦も居ます。
私も医療通訳にならなければ、こんな話を聞く機会には、
恵まれなかっただろうし、そういう機会が例え有ったとし
ても、「そんなの関係無い」と通り過ごしていたことでしょ
う。今回の通訳の自主勉強会のテーマは不妊治療でした。

不妊症のカップルは、10組に1組有るそうです。不妊症の
原因は、妻にその原因が有る場合が40%、夫に原因がある
場合が40%、両方に原因がある場合が20%、原因不明が20%と
言われていますが、この数字は出所により、かなりばらつ
いています。ただ間違いなく言えることは、子供ができない
イコール妻が悪いと、昔言われていたことが、大きく否定
されたことです。不妊治療には夫、つまり男の協力が欠か
せない。男の通訳も勉強しないといけないことになります。

そもそも不妊症とは20歳代の夫婦が、赤ちゃんを作るべく
正常な結婚生活をしていて2年間赤ちゃんができない。30
歳代なら1年間できない場合を言うそうです。その治療には
段階があって、タイミングの指導、排卵誘発剤の使用、卵管
の手術(造影剤の投与の後、X線撮影をしただけで精子の通
過がよくなり、妊娠する場合もある)、子宮の手術(必要な
場合)、人工授精、更に、体外受精、顕微授精などの最先
端医療に進みます。

治療の効果は大変良く、1年で30%が、2年では40%が妊娠に
到るとのことです。ただ、不妊治療には健康保険が適用さ
れず、多額の費用がかかります。税金の医療費控除の対象
にはなります。顕微授精は1回30万円ほどかかるようです。
神奈川県では横浜など有力市で、1回10万円程の補助金が
出るそうです。市の補助が出ないところでは県が出してく
れるそうです。

これらに関わる専門用語は、日本語でも未知で難しく、まし
て英語も覚えるとなると、パニックですね。今の状態では、
私は通訳できません(練習しましたが、しどろもどろでした)。