Aruiのスペース

自分の身の回りで起こったことの記録であったり、横浜での生活日記であったり・・・です。

途中入学の新入生

2006-07-22 07:56:01 | Weblog
途中入学の新入生

中国語の授業開始3週目になり、途中入学の新入生が来ました。
中国人の母親とポルトガル人の父親を持つ、アレクサンダーと
フェデリコと言う兄弟です。中国語は当然話せるんですが、漢
字が読めないので、ここに入学したそうです。母国語がポルト
ガル語になると思いましたが、英語が通じることが判りました
ので、「Which language is most easy to communicate for you」
と、聞いてみました。すると2人の答えは、Englishでした。

理由を聞いてみると、最初から国際学校に入ったので、英語が
1st languageなんだそうです。弟は14歳で、今はルクセンブルグ
の学校に居るので、フランス語も判るそうです。こういう人材
が育って来るんですね。きっとお父上が凄い人なんでしょうね。
兄は19歳、文句なしのイケメンです。弟は14歳、可愛い中学生
です。

ところが困ったことに、Simonの時と同じく、アレクサンダー
もフェデリコも先生が名前を呼べないんです。呼べないものは
覚えることが出来ません。私が驚いたのは、シニアのA先生が
呼べないのは判るとして、若いB先生も呼べないことです。
中国人は、漢字で書かないことには、人でも物でも、その名前
を読む、呼ぶことが出来ないということのようです。

それでまた、漢字で名前をつけることになりました。Simon⇒
西門の時同様、私が提案することになりました。辞書で調べて、
提案したのが、兄が阿楽庫(アレク)弟が日庫(リコ)です。
幸い本人達も了承し、B先生が字と発音をcheckして、これで
行こうと決まりました。因みに、わが国日本は、中国人が発音
すると、リーベンとなります。

ここで私は、日本人が1000数百年前に発明したカナの素晴らし
さを思わない訳にはいきません。しかもカタカナとひらがなの
両方を発明し、何時の頃からか、カタカナは外国の地名や人名
や、外国語をそのまま表記することに使うようになり、読み手
に、すぐにそれと判らせる。非常に巧妙な技術と仕組みを共有
してきました。このことにより、日本人は外国の情報や技術や
文物を素早く取り入れ、消化し、高度化してきました。カナを
持たない中国人は、大変だと思います。

私は彼等の名前を聞いた時に、兄はAlexanderと聞き、弟は
Federicoと聞きました。そして頭に刻み込んで覚えました。
この時点でスペルが合ってるかどうかは判りません。でも、
もしこの時にスペルが思い浮かばなければ、アレキサンダーと
フェデリコで覚え込むことができます。しかも兄は歴史上の
有名人アレキサンダー大王と同じ名前ですから、一発で覚え、
忘れることはありません。

カナを持たない中国人は、アレキサンダーと言う名前を聞いて
も、歴史上の有名人と同じ名前であることすら、その場では
判らないのだろうと推測します。中国の歴史の教科書には、
アレキサンダー大王の名前は、漢字になって掲載されてると
思います。その漢字を見れば、中国人も、すぐ名前を覚える
ことは出来ると思いますが、手間暇のかかることですね。


中国語の授業

2006-07-22 07:54:32 | Weblog
中国語の授業

中国語の授業は、月曜から金曜日の午前中、毎日有ります。
土日は休みで、平日の午後は、水曜日以外は休みです。水曜日
の午後は、参加が自由な、街の見学会になっています。この時
には、英語科や日本語科の学生が、私たちを案内してくれます。
5日はフランス租界の跡、12日は古文化街でした。19日は食品
街の予定です。

授業開始は、8時半、終了は12時です。1時限が10時15分までで、
そこから2時限になります。1時限はA先生(中国人女性、シニア、
大学の教授)で、2時限はB先生(中国人男性、独身、大学の研
究生)。但し、水曜日だけ2時限はC先生(中国人女性、大学
の研究生)になります。

A先生は中国語の基礎会話を教えてくれます。B先生は、A先生
の教えてくれた内容を基礎にした、応用会話を教えてくれます。
1対1の会話で、何を聞かれるか判らないコーナーもあります。
C先生は文字の由来とか、成り立ちを教えてくれます。パソコン
を使ってプロジェクターで、投影して、教えてくれます。

基礎会話は、北京語言大学出版社刊の「漢語会話301句」という
教科書に沿って進められ、現在は上巻140句の途中、45句をやっ
ています。これは基本文型301を覚えるものです。8週間で301
句マスターするには、今は76句辺りに来てないといけないので、
非常に遅れています。因みに第1句は、你好・・こんにちは・・です。

今日のレッスンは第46句:
我住在留学生宿舎・・留学生宿舎に住んでいます・・でした。この
辺は、私にとっては全く問題なく話せる句で、勉強にはならない
んですが、授業中の先生の解説や、展開練習が勉強になります。
ノートもだいぶ書き溜まりました。

135句:你喜歓喝什幺酒・・お酒は何がお好きですか・・早くこの辺に
来ないかなと思っています。

138句:你們別客気、像在家一洋(木へん+羊)・・どうぞ、ご自分
の家に居るように、遠慮なさらないで・・だと、あ、知らなかった
こう言えば良いのか、と思います。

全行程終わった時に、教科書はどこまで行っているのでしょうか。
計算上は184句辺りですが、ペースが速まる要素は、今のところ
有りませんで、むしろ、ペースは落ちる傾向です。最初の計画
通り、楽しんでやるっきゃないようです。私としては、B先生から、
知らなかったこと、聞きたかったこと、基本句からの展開・応用を
勉強できることが、大きな収穫になりそうです(A先生に質問する
と、基本文型の進み方が、ますます遅れる)。

これを中国語でどう言いますか?とB先生に質問すると、こう
言います、こうも言えます、こういう言い方でも良いです。但し、
こういう言い方は、初心者はよくやりますが、間違いです。
と、教えてくれます。こんなふうに、勉強しています。