Aruiのスペース

自分の身の回りで起こったことの記録であったり、横浜での生活日記であったり・・・です。

日中関係5415

2005-04-15 16:39:38 | Weblog
今の反日ムード、あの頃の中国   改革開放を訴えたデン小平
(日本式発音:トー・ショウヘイ)氏が主導者であった頃は、日本から
学ぼうという風潮が強く、事実、彼自身が日本に来た時、わが国
首相が中国に対する通算何回目かの謝罪をしたときに、彼が
言った言葉、戦前のことはもう良い、これからは子子孫孫までの
友好を築こうではないかと言ったのを覚えています。そして、彼は
日本の最先端の工場を見学し、新幹線にも乗ったりして、帰って
いきました。その後、中国各地から、日本のあらゆるルートを頼って、
中国の各種の会社及び団体が日本の工場を見学しにくるブームが
やってきました。私の職場へも来ました。その一行を迎えたときに、
わが社の専務が、子子孫孫までの友好とデン氏の言葉を有効利用
したこともはっきり覚えています。流行語大賞でも良かった言葉でした。

そして、日本から中国への工場進出、商店進出も始まりました。
ところが、このような外の空気を吸収し文化を知れば、体制を
批判する空気もまた醸成されます。やがて天安門事件が起きました。
改革開放を叫ぶ学生を、戦車が蹴散らすあの映像が世界に流れ
中国は強く、世界中から非難されました。その後主導者となった
江沢民氏は、徹底的な反日教育を施し、若者の批判の目を、
日本に向けさせ、体制批判をさせないようにしたと言われています。
天安門事件を再発させないための反日教育です。今も続いて
その効果を充分に発揮しています。

それにしても、今回のデモで投石などにより、日本の資産に実害が
出ているのに、中国側のコメントが「中国に責任は無い」と言うのには、
驚きました。これでは、日本人の生命身体への危険も防げなくなる
のでは?と危惧します。