Aruiのスペース

自分の身の回りで起こったことの記録であったり、横浜での生活日記であったり・・・です。

天津33

2005-03-25 17:01:16 | Weblog
天津33 2003-04-04

桜散る
真冬にはー15度にもなった天津開発区にも、桜が咲きました。
29,30日が満開だったと思います。netの仲間からも、
其方には桜がありますかと、よく聞かれ、開発区には有りません。
見当たりませんと答えてきました。ここには、庭付きの個人の
家が無い。だから花木が無い。ここは旧塩田だったところを、
開発区として売り出した。だから、多分塩害で・・・と返事
してきました。あとは、私の見落としで、その時期になったら、
何処かでぱーっと花開いてくれることを、期待していました。

そしたら、その通りになったのです。3月24日になって、あれ、
やや遠くに見えるあの木は花が咲きだしたぞ、あれっ、桜じゃ
ないかな、やっぱり桜だとなって、周りの台湾人に、向こうに
桜が咲いてると話し掛けましたが、あ、そう? で、終わって
しまいます。向こうまで見に行かない?わざわざ? で、これ
以上話は進みません。30日、日曜日1人で、デジカメ持って
桜のところまで行ってきました。私の部屋から見える会社で
日章旗がいつも、ひらめいています。そこの人たちが、何年か
前に植えてくれたんですね。今花開いて、私の無聊を慰めて
くれました。有り難う御座います。HPにその花の写真と、
私の好きな下記の詩の一部を載せました。いしのうへです。

  「甃のうへ」   三好 達治

   あはれ花びらながれ
   をみなごに花びらながれ
   をみなごしめやかに語らひあゆみ
   うららかの跫(あし)音空にながれ
   をりふしに瞳をあげて
   翳りなきみ寺の春をすぎゆくなり
   み寺の甍(いらか)みどりにうるほひ
   廂(ひさし)廂に
   風鐸(ふうたく)のすがたしづかなれば
   ひとりなる
   わが身の影をあゆまする甃のうへ

今朝、窓から見ると、桜は殆ど散っていました。

天津32

2005-03-25 16:53:56 | Weblog
天津32 2003-04-02

労働許可
本日、泣く子も黙る中国公安部が発行する、外国人居留証が
届きました。これを持っていれば、中国に住んで良いと言う
許可証で、大きさはパスポートの4分の3位です。そして
5日程前に中国労働社会保障局が発行する外国人就業証が
届きました。これを持ってると、中国国内で働いて良いと
言うことだそうです(但し私の場合は、今の会社で働いて
いる限り有効)。大きさは、パスポートと全く同じです。
5日程前の更に5日程前に、私のパスポートに貼り付けてある
中国入国のVISAに有効期限が打ち込まれて私の手許に
戻ってきました。つまり、東京の中国大使館で発行してくれ
るZ-VISA(就労ビザ)には有効期限が書き込まれて
おらず、中国にきてから、就業許可が出る時に、同時に
書き込まれる仕組みのようです。従ってパスポートに貼り
付けてあるVISAと就業許可証と外国人居留証の三つの
有効期限が全部、来年3月中旬までと、一致しています。

どれか一つ有りゃ良いじゃねーかって気もしますが、役所の
縄張り争いはわが国でもあることですし、目的が違うと
言われれば、そうなんでしょうね。そして、給料などの
送金は、上記の3つが揃っていること。実際に貰った給料の
範囲内(税金20%を差し引いた範囲内))で送金できる
とのことです。それで、外国人就業証をまじまじと見て
みましたら:ALIEN EMPLOYMENT PERMIT になってます。
ちょっと待って、おれってエイリアンなの?まさか、下記
3)の意味じゃ無いよね。

al・ien [eiljn, -lin]名〕
1)法(滞在国の国籍をもたない)在留[居留]外国人(⇒
 CITIZEN);外国人(foreigner) a resident ~|在留外国人.
2)よそ者,門外漢.現在では差別的に感じられる.
3)(SFで)宇宙人,異星人.

天津31

2005-03-25 16:47:34 | Weblog
天津31 2003-03-27
新疆料理
中国の西の果てに新疆ウイグル自治区と言う場所があります。
首都がウルムチでそれを囲むようにしてタクラマカン砂漠とか
ゴビ砂漠があるところです。その地方の料理を出す所があると
言うので、出かけました。開発区の中にあるのです。店の
前に立つと、看板にペルシャ文字のようなウイグル文字も見えます。
勿論注文はこちらがする訳ですが、英語のできる製造部長が
仕切ってくれました。いろいろ、バラエテイーに富んだ注文
でした。

最初に出てきたのは、まるで肉じゃが。但し肉は鶏で(ウイグルは
イスラム教徒なので、豚は食べない)じゃがいもと共に、本当に
肉じゃが風に煮てありました。但し、胡椒と唐辛子がばっちり
効いてhotです。次に羊の煮つけ、やはり、胡椒と唐辛子が
効いています。次には羊の焼き物、胡椒をきかせて焼いてあり、
臭みは一切ありません。つぎに、セロリとマカダミアナッツの
炒めもの。それぞれ、量がかなり有りますので、もう降参と
言う感じです。そこに、羊の串焼き、胡椒の効いたバーベキュー
です。未だ出ます。山芋を大学芋風に飴でからげて、あつあつを
食べます。飴の糸が引くのをムリヤリ引き離して、水の入った
丼に漬けて食べます。飴の糸を断ち切る感じです。もう喰えない
と叫んだら、最後の魚ですと言って鯰の煮つけが出てきました。
日本の鯰の2倍はあろうかと言う大物です。淡白で美味しいのですが、
あれ1品だけで充分です。新疆に鯰、居るんですかね。

もう、本当に降参と言うところで、店のお姉さんが、これはお店の
サービスですと言って、幅広うどん(幅3cmくらい)を出して
くれました。明らかに強力粉でできたパスタで、腰が強いんです。
これを、いままでに出てきた料理の汁につけて食べるのですが、
(それぞれ、自分のすきな料理の汁に付けて、食べます)これが
なかなか旨いです。料理は5人で食べたんですが、残した量の方が
多い感じでした。良い物をpackして貰って、ガードの兄ちゃん
達へのお土産です。今日はいっぱいあるぞ。




天津30

2005-03-25 16:44:33 | Weblog
天津30 2003-03-19
男女同じだったんだ
先週、日本に一時帰国していた時から、床屋さんに行きたいなと、
思っていました。ただ、日本だと、1500-2000円は取られて
しまうので、一方、ここ天津の開発区や隣りの塘沽では300円で
出来るのが判っていたので、結局、日本ではせずに天津へ戻って
来ました。それで、昨日会社が終わってから、通訳のマリーさんが
買い物をするので、私も買い物をしようと、一緒に連れて行って
貰いました。シャツが欲しかったんですが、私の好みを中国語で
店の人に伝えるには彼女がうってつけです。それで、何軒か探して
歩いたんですが、気に入ったのが無くて、もう今日は良い、散髪
して寮へ帰ると言うと、この近くにマリーさんが行きつけの、
美容院があるから、そこへ連れて行ってくれると言う。いや、
床屋に行きたいけど、美容院は・・・と尻込みする私に、マリー
さんは、何言ってるんですか、同じじゃないですかと言う。同じじゃ
ないでしょうと私。えー?日本では男と女は違うの?とマリーさん。

そう言えば、今までに、こちらで3回床屋に行ったが、客はいつも
私1人だった。えー、男女同じだったんだと言い合ってるうちに、
美容院に着いてしまった。中に入ると、客は女性ばかり。マリー
さんに(彼女はミセスなので)もう帰って下さい、あとは、自分で
なんとか出来ますからと、言うと、今日は会社が早く終わったので、
まだ良いとか言って、私の散髪中傍で見ていて、それも、私が散髪
している椅子のすぐ傍に立って、散髪のお兄ちゃんが聞くことを
私に伝え、私の言うことを、お兄ちゃんに伝え、最後には、私の
襟に剃り残しがあるから、ちゃんと剃れとお兄ちゃんに指示している。
ま、300円なので?時間は短い。すぐに終わったが、その間中に、
私は生まれて初めて、女性がパーマをかけているのを見ることに
なった。たしか150元(2250円)と言っていた。美容師さん
5人ほどで、いろいろ、同時にやっていたっけ。美容院も理容院も
区別無しでした。

天津29

2005-03-25 16:40:42 | Weblog

天津29 2003-03-06
People's
2日前の火曜日のことです。この日、アフリカの某国から来客の
予定でした。当社の製品を買ってくれるかもしれないと言う、
大事なお客さんです。こういう場合、中国語のお客様なら、
接遇の責任者は台湾人の副社長となりますが、英語圏のお客様
なので、私が責任者に指名されました。アフリカ各地と香港が
繋がっていますので、お客様は香港から北京空港に来ます。
当社の台湾の営業部長が、香港でお迎えして、北京まで同行
することになっていました。

飛行機を乗り継いで,海外を旅すると、思わぬ事態に遭遇し、
予定が狂うことがしばしば有りますが、今回も有りました。
空港に迎えに行っている、当社の運転手君から遅れの連絡が、
入り、香港からの飛行機が1時間程遅れるとのこと。これは
よくあることで、驚きませんでした。

次に、香港から同行している当社営業部長から、私の携帯に、
びっくり仰天の連絡が入りました。北京空港に着いたが、
アフリカからのお客さんが、中国入国のためのVISAを
持っていないと言うのです。後で判ったことですが、その
お客さんも、彼の社内では偉いさんですから、VISA
取得の手続きは,部下か秘書にさせていたようで、「中国の
VISA」を取るように指示し、中国のVISAを取った
つもりが実は台湾のVISAだったらしいのです。だから
北京空港の入国管理の窓口で、中国のVISAが無い、これは
台湾のVISAだと言われた時は、仰天動地で一瞬頭が
真っ白になり、香港へ送り返されると覚悟したそうです。

本当に幸いなことに、当社の人間が同行していたこと、営業
時間内であったことにより、すぐ、当社からの招待状を発行し、
FAX送信して、仮VISAを発行してもらい、入国する
ことが出来ました。この間、待つ方の責任者の私は、6時半
予定の夕食が、8時半となり、調子が狂いました。

笑い話:当社営業部長はこの時、北京の入国審査官にたいして、
お客さんのVISAがRepublic of Chinaとなってるじゃ
ないかと食い下がったそうです(ダメと知りながら)。
正解は、People's Republic of Chinaでないといけません。
台湾の人が,中国に来る時も、勿論VISAが必要です。