今日の考え事〈applemint1104〉

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「エンジェル・ハート」3話の感想

2015-10-26 15:22:22 | ドラマ

先週見逃したので筋が分からなくなりましたが、1話完結なのでしょうか。
今回は3話目。初回と大分雰囲気が違います。

母が失踪だか行方不明になったかで一人暮らしをしている幼い女の子、ミキ。彼女は母親の言いつけを守って一人で暮らしています。
母の教えは「他人に親切にしなさい」などという言葉。その教え通りに、自分が貰った食べ物をホームレスに分け与えたり、様々なところで親切な行動をしている。
自分は食べるものもロクに食べずに。そんな彼女はこの町でも「幸福の少女」と評判です。
周りは不憫に思い、家主は母親が不在でも、アパートにそのまま住まわせています。

「キャッツ・アイ」のマスター、海坊主は視力に障害があります。しかし公園でこの少女、ミキに絵本を読んで貰いました。
その話の内容も、ミキの境遇を象徴するようなものでした。
海坊主はミキの優しさに惹かれ、守りたいと思うようになるのでした。

さてさて、この少女の存在が、不思議です。母親がいなくなっているのに、他の人に幸せを運んでやっている。
何と悲しい話でしょう。
これは大人版おとぎ話とでもいうのか?きれいすぎる。
誰か福祉事務所か役所に届け出なさいよ。放っておくのは大人の責任でしょう!と思っても
まぁそれは「ドラマだから、初めから非現実的なもの」そう言われればそうかもしれません。言うだけ野暮。

人から「汚れを知らない少女」と呼ばれ、母親が恋しくても必死で我慢し、約束を守り続ける少女。
まるでイギリスの童話「幸福の王子」みたいです。
あれは若くして死んだ王子の銅像が、町の人の貧困を嘆き、ツバメに頼んで自らの金箔や宝石を恵まれない人々に配って貰う話でした。
ツバメは南方へ帰る時期を失して死んでしまい、金箔が剥がされてみすぼらしくなった王子は銅像を壊されて溶鉱炉に投げ込まれる…
という話です。あの話を思い出しました。

これは大人のおとぎ話なのか?
野島伸司の書くドラマみたいです。もっとも私はあんまりちゃんと見ていないんだけど。あの人はやたらと純粋さに拘りますよね。
まぁ、でも私はこういうドラマは嫌いじゃないです。

しかし…周りをこてこてのハードボイルドで固めてるのに、何でこのような話を?と思いますが。
上川さんはシティ・ハンターの主人公に良く似ているとか。ネットの記事にありました。ホントにカッコいいですよね。
でも今回はアクションなしでした。
香に心臓を貰った女性が妙なドキドキ感を感じています。心臓に香の思いが宿っているようです。
海坊主役のトムさんが、また「濃い!」と言うわけで、「大人のおとぎ話」にはならずに、「何か変…」くらいに納まりました。

母親が亡くなったのを知って、泣きじゃくる少女。その後結局トムさんが引き取ることになったのか、ここが良く分かりませんでした。
最後の方で一緒に夕日を見る海坊主とミキ。「これからも俺の目の代わりになってくれないか」のセリフを聞くと、きっとそうなのでしょう。
(「誰も知らない」の兄弟とは対照的でしたね。母親が失踪した境遇は似ていても)

そして陰から冴羽たちを見ている秘密結社の会長…彼はシャンインを見張っているの?
「誰かのことを思って、誰かのために一歩を踏み出す。それがきっと生きるってことなんだ」繰り返されるこの言葉。うーん…。
これは人気コミックなんですよね。
男の人って、女性よりずっとロマンチックなんじゃないの~?
そんなことをつくづくと感じました。



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