今日の考え事〈applemint1104〉

自分の体験やニュース、テレビドラマや映画などについて感じた事を素直に書いて行きます。

「部長風花凛子の恋」の感想

2018-07-07 16:42:28 | ドラマ
島耕作の特別編ということで、何だか気乗りがしないまま見てみました。
もともと私は島耕作の漫画があまり好きじゃありません。
線がきっちりしすぎてロボットみたいなのと、主人公が好色なのがイヤでいい印象がなかったのです。
でも、これはそんな先入観をはね飛ばすいい作品でした。
 
まぁ主人公の風花凛子さんのカッコいいこと!
言う事成すこと、完璧です。ちょっと自信家で理屈っぽいけど、言いたい事をバンバンいい、傲慢な社員相手にも直球で胸のすく言葉をぶつけます。
それが見事に決まっているのです。
 
また人の使い方も上手です。部下への声がけと、さりげない説得もぬかりない。
いつの間にか部下になってしまった男に対してもきっちり対応している。
凛子に対する須田のひがみや暴言が部屋の雰囲気を暗くしているけど、それにもズバッともの申しています。
でも細かな気配りは忘れず、須田のいい所を覚えていて、伝えている。
ちゃんと今まで働く姿を見てきたのだという事を示しています。

また凛子は可愛いところも沢山あり、けっこう隙だらけなのです。
まさに剛柔併せ持つ、理想の上司なのです。
 
彼女は重要なプレゼンのリーダーを小心な若手社員、吉田にやらせたりします。
また、吉田が自信喪失から会議を無断欠席した時は走り回って探します。
本人がどこにいるか、データと想像力を駆使して、居場所を突き止めるのです。
ここはわざとらしいのですが、木曜日だけ麺類を出すバーが怪しいと凛子は分析しました。
するとそこに、麺料理名人の吉田がいて、ラーメンを作っていました。
はぁ?では、毎週木曜日、彼は会社を休んでそこで働いていたというのか?
‥そこは置いといて、凛子は「フィールドワークは分析の基本、ビジネスに必要なのはデータと想像力」と持論を展開するのでした。
 
しかし部署の中に、裏切り者がいます。
箕輪という女子社員は凛子とライバルの、派閥の部下と通じていて、マル秘の情報を渡してしまいます。
部署は騒然とします。

そこで怯んでいられないのが凛子。何とか他ので挽回できないかと考えます。
そして、元上司の須田が、機転を利かせてある会社にエレベーター関係の技術を使わせて貰えるように頼み込みました。
何とか全員で頑張り、プレゼンに臨みます。
 
すると場面がパッと変わり「一週間後」です。
プレゼンは成功した!と社長と秘書の会話で分かります。‥何ですか、これは。
手抜きでしょ!時間が足りなかったんですかね‥。
 
でもここにたどり着くまで、須田や、自信が無かった吉田が、考えや気持ちを新たに、変わりはじめたのです。
凛子の努力の成果です。
 
最後は、凛子とパートナーの光太郎の間で、深刻な話が交わされます。
光太郎というバーの経営者。まぁ彼もカッコいいのなんのって。しかし、予想もしていなかったことが。
なんと、光太郎が別れ話を切り出したのです。
実は彼は癌にかかっていて、ステージ3の病だと言うのでした。
涙を溜めてうろたえる凛子でした。後半に続く。
 
ビジネスの基本を知りつくし、人心掌握も上手い。そんな彼女を試すかのように次々に襲ってくるトラブルと難題。
後編は更なる大きな問題が待ち受けているのでしょうね。
 
私にはりょうさんの良さがよく分からないので、最後まで違和感ありでした。
が、もし代わりの女優さんを選ぶとしたら天海祐希さんか中谷美紀さんと言ったところなのでしょうか。
天海さんだと正義の味方過ぎるし、中谷さんは若干違う感じです。いないのか、案外‥

金曜日の深夜特別粋にしてはなかなか真っ当で清々しいドラマでした。
光太郎とのことは付け足しみたいな気がするけど、さて、どうなるのでしょうね。
 


コメントを投稿