最後まで見られなかったので、録画で見直しました。
淡々と語られていますが、すごいドラマテックな内容です。
淡々と語られていますが、すごいドラマテックな内容です。
日本人の淵田美津雄は元真珠湾攻撃の総指揮官でした。
戦争に何の疑いもなく、それが日本の進む道と思い、真珠湾の奇襲も日本の作戦を信じていました。
真珠湾攻撃で亡くなった米国人は2千人あまりだそうです。
戦争に何の疑いもなく、それが日本の進む道と思い、真珠湾の奇襲も日本の作戦を信じていました。
真珠湾攻撃で亡くなった米国人は2千人あまりだそうです。
一方日本に対して激しい憎悪に燃え、志願して日本へ飛び立った人がいます。
名古屋上空で300発の焼夷弾を落としたディシェイザーです。
その後彼は日本の捕虜となり、収容所へ入ります。
そこで過酷な日々を強いられます。劣悪な環境と、拷問まがいの尋問を受け、日本人に対する憎しみは激しいものになりました。
しかし希望を捨てなかった彼は看守に語りかけ、友好的な関係を築きます。
ある時、看守に差し入れられた聖書がきっかけで読みふけるようになました。
そこである文章にハッとされられます。
その後彼は日本の捕虜となり、収容所へ入ります。
そこで過酷な日々を強いられます。劣悪な環境と、拷問まがいの尋問を受け、日本人に対する憎しみは激しいものになりました。
しかし希望を捨てなかった彼は看守に語りかけ、友好的な関係を築きます。
ある時、看守に差し入れられた聖書がきっかけで読みふけるようになました。
そこである文章にハッとされられます。
戦後釈放された彼は、キリスト教を信仰するようになり、活動をするようになります。
日本全国を巡って歩き、伝道師となるのです。
日本全国を巡って歩き、伝道師となるのです。
方や淵田は敗戦の失意に落ち込み、全てをはぎ取られて家へ帰ります。
彼は自分を見失い、戸惑います。家族につらく当たり自棄的になります。そんな時、ディシェイザーの本と出合うのです。
「私は日本の捕虜だった」という本。それを読んで、淵田もまた生まれ変わるのでした。
彼は自分を見失い、戸惑います。家族につらく当たり自棄的になります。そんな時、ディシェイザーの本と出合うのです。
「私は日本の捕虜だった」という本。それを読んで、淵田もまた生まれ変わるのでした。
キリスト教を信仰し、伝道師となり、渡米して、米国を巡ります。目的は自分の無知を詫び、二度と悲劇を起こさぬこと、米国人を理解すること。
そして後に彼は一躍時の人になります。米国で注目されて有名になります。
しかし彼と同行した学者に訝られます。彼のことを「信用できない。話を盛っている部分がある」と。
それでも米国人の多くの人たちの憎しみに直接語りかたけて、苦しみを和らげたのでした。
そして後に彼は一躍時の人になります。米国で注目されて有名になります。
しかし彼と同行した学者に訝られます。彼のことを「信用できない。話を盛っている部分がある」と。
それでも米国人の多くの人たちの憎しみに直接語りかたけて、苦しみを和らげたのでした。
元総指揮官の淵田と爆撃手だったデイシェイザーは出会い、友人となります。
そして淵田は73歳で亡くなります。
そして淵田は73歳で亡くなります。
ディシェイザーさんのその後の人生にも波がありました。
息子がベトナム戦争へ赴き、枯葉剤で傷つき帰って来た時にも、なんら親密な話をしなかったというのです。
息子は父親の仕事を理解してはいましたが…。
そしてディシェイザーさんも95歳で亡くなりました。
息子がベトナム戦争へ赴き、枯葉剤で傷つき帰って来た時にも、なんら親密な話をしなかったというのです。
息子は父親の仕事を理解してはいましたが…。
そしてディシェイザーさんも95歳で亡くなりました。
不思議な縁です。宗教が彼らを救ったのですが、では宗教がなかったら彼らは救われなかったのでしょうか?
私には淵田さんが、伝道をしながらまだ深い葛藤の中にいた気がしてなりません。
伝道をしていた年数が長かった彼らの人生は、その後変化はなかったのでしょうか?
ディシェイザーさんは戦争への無力感を感じていました。
私には淵田さんが、伝道をしながらまだ深い葛藤の中にいた気がしてなりません。
伝道をしていた年数が長かった彼らの人生は、その後変化はなかったのでしょうか?
ディシェイザーさんは戦争への無力感を感じていました。
そこをもう少し詳しく描いて欲しかったです。
にしても、大変なドラマです。
「無知は無理解を生み、無理解は憎悪を生み、人類相克の悲劇となる。無知から生まれる憎しみの連鎖を断ち切らねばならない」
淵田さんの言葉です。これは語り継がれなければなりません。
「無知は無理解を生み、無理解は憎悪を生み、人類相克の悲劇となる。無知から生まれる憎しみの連鎖を断ち切らねばならない」
淵田さんの言葉です。これは語り継がれなければなりません。
しかしどうやってこのような話をNHKは探し出すのでしょうね。
今年の夏も戦争の特番で暮れて行きます…。
今年の夏も戦争の特番で暮れて行きます…。
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